事務局雑感


事務局雑感01(2008/ 9/12〜2010/11/26)       

2018/11/23   市民が創造し楽しむ〜 教育会館音楽祭
2018/11/ 9   第7回教育会館名画セミナー 〜「フェルメールの世界」を学ぶ〜
2018/10/26   2019年度 教育会館ふれあいコンサート会員募集〜実力と魅力あふれる出演者決定〜
2018/10/12   クラリネットを始めてみませんか〜クラリネットの魅力〜
2018/ 9/28   フェルメールの魅力に迫る。〜10/27名画セミナー「フィルメール」開催〜
2018/ 9/14   2018年夏の公益事業〜 わかる喜びと学ぶ楽しさを体験〜
2018/ 8/24   夏休み明けに増える小中高生の自殺〜子どもの自殺を防ぐために〜
2018/ 8/10   10月から「ボイストレーニング歌声広場」を開設〜ボイストレーナー橋本陽子さん〜
2018/ 7/27   熱中症、夏休み短縮、子どもの命を守るために
2018/ 7/13   教師の願いと生きがい
2018/ 5/25   公益目的事業の意味するもの
2018/ 5/11   教員の長時間労働を生む給特法
2018/ 4/27   「政治・行政による教育介入」…魚は頭から腐る
           〜地区の教育委員会と学校が毅然と説明〜
2018/ 4/13   楽器の女王、フルートの魅力
2018/3/23   3.11東日本大震災、被災地へ思いを寄せ〜 三浦半島にいきづく「童謡・愛唱歌コンサート」
2018/ 3/ 9   保育士、教員の定数・賃金改善を!
2018/ 2/23   サークル活動・教室を楽しんでみませんか
2018/ 2/ 9   教育相談室から
2018/ 1/26   今こそ平和のために対話する社会を
2018/ 1/12   新年あけましておめでとうございます〜今年こそ、子どもの幸せと平和への道を〜
2017/12/22   親と子の自然かんさつ会〜観音崎公園で初冬の草花を探そう〜
2017/12/ 8   3.11あの日を忘れない〜東日本大震災の遺児に進学の道を!
2017/11/24   第6回 科学の鉄人によるサイエンスショー〜自分でわかるなるほど浮力!!
2017/11/10   三浦半島にいきづく「童謡・愛唱歌の歌碑」を訪ねて 〜歌碑などに刻まれた想いは〜
2017/10/27   藤原真理チェロコンサートを終えて〜藤原さんから学んだこと〜
2017/10/13   三浦半島の海や山、自然を楽しもう! 〜自然体験が子どもの心を育む〜
2017/ 9/22   工房Gを主宰する角野さんと仲間たち   〜よみがえる三浦焼き〜
2017/ 9/ 8   三浦半島の「童謡・愛唱歌の歌碑」を訪ねて
2017/ 8/25   夏、平和を願う 2017広島・長崎平和宣言…政府への要請
2017/ 8/11   夏休みの短縮を考える2
2017/ 7/28   夏休みの短縮を考える1
2017/ 7/14   楽しみな小学生の夏休み
2017/ 6/23   あきれるばかりの政府答弁
2017/ 6/ 9   ふれあいコンサートの座席とマナーについて
2017/ 5/26   教育会館ふれあいコンサート、市民の協力により発展
2017年度は会員増、エアコン改修による騒音改善
2017/ 5/12   子どもの声にもっと耳を傾けたい
2017/ 4/28   「教育勅語」問題と政治
2017/ 4/14   「森友学園」問題で最も驚いたこと
2017/ 3/24   地域社会から、原発避難いじめをなくすために…
2017/ 3/10   サークル活動・教室を楽しんでみませんか 〜2017年度 会員募集!
2017/ 2/24   教育相談室へのうれしい便り〜保護者・学校・病院・教育相談室の連携〜
2017/ 2/10   3.11東日本大震災…チャリティーコンサート「渡邊達徳ヴァイオリンリサイタル」
2017/ 1/27   子どもの未来のため、まず教職員増を! 教師の多くは、過労死ライン越えの勤務
2017/ 1/ 9   明けましておめでとうございます 本年もよろしくお願いいたします
2016/12/23   東京五輪…アスリートファーストという言葉に違和感
〜税金の使い方は、国民のために〜
2016/12/ 9   次年度教育会館ふれあいコンサート会員募集!〜ご希望の方はお早めに申し込みを〜
2016/11/25   原発避難先いじめ…手記を読んで
2016/11/11   頑張れ!小さき生命(いのち)たちよ!
〜新生児医療の現場から、問われる共生社会のあり方
2016/10/28   ラッセラー・ラッセラー・ラッセラッセラッセラー
2016/10/14   電通社員の自殺、労災認定…長時間の過重労働が原因
 〜人権が尊重される社会へ、勤務条件の改善を〜
2016/ 9/23   小学校の英語教科化は必要か?
2016/ 9/ 9   夏の公益事業「作文教室」〜心に残る小さな出来事を書こう〜
2016/ 8/26   磯遊びはおもしろい…葉山、芝崎海岸
2016/ 8/12   小中学校の道徳教育は教科にすべきか?
2016/ 7/22   夏休み、磯遊びを楽しもう!…気をつけたい生き物
2016/ 7/ 8   音楽の力はすばらしい!
2015/ 6/24   第5回教育会館名画セミナー 「浮世絵に見る江戸の食卓」の感想
2016/ 6/10   「子どもの自殺」を防ぐために
2016/ 5/27   横須賀・あなたの町の「おもしろ歴史散歩」
2016/ 5/13   ママも楽しい…佐野享子先生のリトピュアリトミック
2016/ 4/22   実行してほしい「子どもは宝」
2016/ 4/ 8   公益事業「3・11あの日を忘れない 東日本大震災」 〜「辻功 トンボ写真展」〜
2016/ 3/25   教育会館名画セミナー講師 林綾野さん
2016/ 3/11   国会は、国民の声を生かし誠実な討論を!
2016/ 2/26   「3.11あの日を忘れない 東日本大震災」〜 遺児育英資金寄附に協力をお願いします
2016/ 2/12   公益事業「親と子の教育相談室」〜じっくり聴きます。一緒に考えましょう
2016/ 1/22   2016年度 会員募集が始まりました!サークル活動・教室を楽しんでみませんか>
2016/ 1/ 8   新年あけましておめでとうございます〜国際平和と子どもの幸せを〜
2015/12/25   2015年 雑感の雑感
2015/12/11   「教職員定数に係る緊急提言」を支持します〜学校現場の声を尊重するのが行政〜
2015/11/27   12月6日開催、平和を願う朗読音楽ライブ「ダイヤモンドより平和がほしい」後藤健二著
2015/11/13   第58回教育会館ふれあいコンサート(10月11日) 感想とお詫び
2015/10/23   ノーベル賞、大村智さんの言葉に感銘 〜人のためになることを〜
2015/10/ 9   教育会館ふれあいコンサート〜2016年度出演予定者が決定しました
2015/ 9/25   小学生の暴力行為が過去最高
2015/ 9/11   何よりも平和を願う地球市民
2015/ 8/28   書く意欲を育てる夏休み作文教室
2015/ 8/14   夏休み子どもリコーダー教室を終えて
2015/ 7/24   はっとさせられた言葉
2015/ 7/10   夏休み作文教室〜あなたも「作文名人」になろう!〜
2015/ 6/26   佐野享子先生のリトピュアリトミック教室
2015/ 6/12   18歳選挙権と民主主義
2015/ 5/22   横須賀・あなたの町の『おもしろ歴史散歩』bQ  郷土史家 山本詔一氏
2015/ 5/ 8   〜セザンヌの足跡を訪ねる旅〜 セザンヌの食卓…林綾野著を紹介
2015/ 4/24   平和を願う愛川欽也さんのメッセージ
2015/ 4/10   子どもの貧困対策基金、政府が新設
2015/ 3/27   10月11日、教育会館ふれあいコンサートスペシャル
「広い河の岸辺」日本語詞の八木倫明さん
2015/ 3/13   教育会館主催のサークル活動・教室を楽しんでみませんか
2015/ 2/27   市民が協力し楽しむ 第1回教育会館音楽祭
2015/ 2/13   公益事業「親と子の教育相談室」 じっくり聴きます。一緒に考えましょう。
2015/ 1/23   「3.11あの日を忘れない 東日本大震災」VS
子どもたちへ引き継ぐ貴重な自然「小網代の森」
2015/ 1/ 1   新年あけましておめでとうございます〜国際平和と子どもの幸せを〜
2014/12/26   祝 教育会館50周年記念スペシャル
2014/12/12   新聞記事を見ての雑感
2014/11/28   平和と民主主義、子どもの未来を守る総選挙
2014/11/14   財務省の「学級定員」を増やす考えに驚く 〜少人数学級導入は急務です〜
2014/10/24   教養セミナー ピアニスト岡崎ゆみ
2014/10/10   第3回名画セミナー「情熱の画家ゴッホ」の感想
2014/ 9/26   子どもの幸せと平和を願う
2014/ 9/12   教育会館50周年記念スペシャル(10月5日)
世界で活躍する 清水高師「ヴァイオリンリサイタル」
2014/ 8/22   眺望を生かす逗子披露山公園の整備を
2014/ 8/ 8   8月、子どもの幸せと平和を考える
2014/ 7/25   第3回名画セミナー(9月27日、情熱の画家ゴッホ)
人気キュレーター林綾野さんによる名画への案内
2014/ 7/11   教養セミナー 教育会館50周年スペシャル クラシックを聴くと良い子が育つ
2014/ 6/27   教育会館ふれあいコンサート 10周年記念
2014/ 6/13   子どもの相対的貧困率は上昇傾向に 〜2014年度版「子ども・若者白書」から〜
2014/ 5/23   未就学児のための二つのコンサート(6月29日)(8月2日)
2014/ 5/ 9   「想い出万華鏡」ミネハハ コンサート
2014/ 4/25   子どもの未来に平和と安全を願う
〜憲法第9条にノーベル平和賞を〜
2014/ 4/11   第3回「3.11あの日を忘れない東日本大震災」ご報告
2014/ 4/11   市民が楽しめる催し物を企画運営してみませんか
2014/ 3/28   教育会館主催のサークル・教室で気軽に楽しみながら学んでみませんか
2014/ 3/14   福島第一原発事故の今を考える
2014/ 2/28   第3回「3.11あの日を忘れない 東日本大震災」開催
〜福島を描いた「橋本栄個展」と遺児育英資金カンパ〜
2014/ 2/14   教育会館の歩みと共に『親と子の教育相談室』も約30年 〜1985年に相談開始〜
2014/ 1/24   子どもに共感する教師の心
2014/ 1/10   あけましておめでとうございます  〜2014年は横須賀三浦教育会館50周年〜
2013/12/27   今年一番不安を感じた特定秘密保護法の成立
〜日本の社会は、どうなっていくのでしょうか?〜
2013/12/13   教育会館ふれあいコンサート50回記念スペシャル
2013/11/22   まともな社会が、信頼関係を築く
〜不正だらけの社会、何を信じてよいのか〜
2013/11/ 8   美しく響く馬頭琴の調べ、心をゆり動かす朗読
朗読音楽ライブ「スーホの白い馬」に期待
2013/10/25   輝くクラリネッティスト松本健司さんに聞く
2013/10/11   虐待・子育てを考える2
2013/ 9/27   子育て・虐待防止を考える
2013/ 9/13   演奏家とふれあい 生の音楽を楽しむマナー
2013/ 8/23   セミナー「ベルリンの現在(いま)」 ベルリン在住フリージャーナリスト中村真人氏
2013/ 8/ 9   8月、忘れてはいけないこと
2013/ 7/26   睡蓮の画家モネ 画家が愛した庭
2013/ 7/12   日本国憲法を読む
2013/ 6/28   「予約後のキャンセルは、会費をお支払いいただきます」にご理解ください
2013/ 6/14   公益財団法人になって…  〜公益目的事業比率66%〜
2013/ 5/24   初めてのフルートに挑戦
2013/ 5/10   東日本大震災遺児育英資金カンパの報告
2013/ 4/26   小学校の先生って、どれくらい忙しいんですか?
2013/ 4/12   サークル活動を楽しんでみませんか
2013/ 3/22   見えてこない父親の姿〜「子育て」で母親への支援を〜
2013/ 3/ 8   寄附のお願い
2013/ 2/22   東日本大震災遺児育英資金への寄付 ご協力をお願いします
2013/ 2/ 8   楽しく分かる指導とは…指導者から学ぶ
2013/ 1/25   みんなで考えたい、部活動の体罰 〜元巨人・桑田さん「体罰は不要」に感銘〜
2013/ 1/11   新年あけましておめでとうございます  平和と子どもの幸せを
2012/12/28   子どもを魅了したサイエンスショー
2012/12/14   「ふれあいコンサート」に対する理解と協力に感謝
2012/11/23   ご存じですか 岬陽小学校校門 江戸城の石垣の石
2012/11/ 9   通知表事前確認に驚きと安堵
2012/10/26   フルートの魅力とフルートサークル
2012/10/12   逗子、尾崎行雄記念碑に思う
2012/ 9/28   教員免許「修士レベル以上に」 中教審答申?
2012/ 9/14   神奈川フィルの危機を知り支援を
2012/ 8/24   さのきょうこ先生のリトミック教室 〜歌って踊って、親子で楽しくレッスン〜
2012/ 8/10   江戸城築城石と三浦半島
2012/ 7/27   歴史が結ぶ伊東の森と逗子の海
宇佐美「江戸城石丁場遺跡」と逗子「不如帰の碑」
2012/ 7/13   絵を見る楽しみ…そのきっかけは
2012/ 6/22   ホームページ担当者の悩み〜ブラウザによる見え方の違い〜
2012/ 6/ 8   「三浦半島地区退職教職員の会」創立20周年
2012/ 5/25   もう一つの天体ショー金星太陽面通過
2012/ 5/11   学ぶ喜びは生きる喜び
2012/ 4/27   教育会館主催のサークル・教室で楽しみながら学んでみませんか
2012/ 4/13   風評被害…福島の子ども
2012/ 3/23   「3.11あの日を忘れない」事業報告
2012/ 3/ 9   ピアノを楽しむ人生
2012/ 2/24   『親と子の教育相談室』 気楽にご利用ください〜グチのお相手いたします
2012/ 2/10   とうとうやって来た少女像
2012/ 1/27   3.11あの日を忘れない 東日本大震災
2012/ 1/13   地域住民の声を生かす公益事業に
2011/12/23   お地蔵さんカンパによる義援金のご報告
2011/12/ 9   楽しく歌いましょう 気分がすっきりします〜会には いつでも入会できます〜
2011/11/25   公益財団法人として一年 特色ある公益事業の創造
2011/11/11   想像力を育む 朗読音楽ライブ〜12月18日開催「クリスマス物語プレゼント」に期待〜
2011/10/28   三浦半島の活断層が危険 地震が迫る 〜10月24日、避難訓練(地震)実施〜
2011/10/14   工房Gの角野さんと仲間たち〜よみがえる三浦焼き〜
2011/ 9/23   魅力的な教養セミナー講師、中屋雅之氏
2011/ 9/ 9   坂本龍馬の愛した女 「お龍」
2011/ 8/26  福島の子どもたちの声に耳を傾けたい
2011/ 8/12   笑顔で子育てをする環境づくりのために 親子リトミックなどを検討中です
2011/ 7/22   夏休み 小学生は…
2011/ 7/ 8   元小学校教師からのメッセージ
2011/ 6/24   原発事故と子どもの未来
2011/ 6/10   横須賀出身の若きジャーナリストと音楽家を応援
2011/ 5/27   「石田泰尚ヴァイオリンコンサート」アンケートより
       〜運営にご理解と協力をいただき感謝いたします〜
2011/ 5/13   もりか絵本原画展えほんができるまで  「ちまちゃんとこくま」の魅力と作家もりかさん
2011/ 4/22   節電のために何ができるか・・・検討するよりまず実行
2011/ 4/ 8   美しきトランペットの響きを東日本被災地へ
今こそ「一人はみんなのために、みんなは一人のために」
2011/ 3/25   東日本大震災により亡くなられた方のご冥福と被害を受けた皆様に心よりお見舞い申し
上げます
2011/ 3/11   横須賀市PTA協議会を紹介します。 〜今こそ、学校・保護者・地域の連携が大切です〜
2011/ 2/25   横須賀市私立幼稚園協会をご紹介します。-子どもたちの笑顔と明るい未来のために-
2011/ 2/11   ますます大切 保護者と教師の連携  〜教育相談事例から〜
2011/ 1/28   絵画を見るのが楽しくなるセミナー  ギリシャ神話にまつわるヨーロッパの名画
2011/ 1/14   人間としての魅力の源泉
2010/12/24   2010年度 新たな公益事業を開催して
2010/12/10   公益財団法人認定は 新たなる出発









市民が創造し楽しむ
       教育会館音楽祭

○教育会館音楽祭とは
 目的は、コンクールではなく音楽祭という名前の通りサークル参加者のお祭りです。日頃のサークルにおける練習を披露し楽しむものです。他のサークルを知る機会と交流の場ともなります。市民のご来場も歓迎します。音楽祭の企画運営はサークルの協力により自主的創造的に行われます。
○音楽祭の誕生と期待
 2010年12月1日、横須賀三浦教育会館が全国の教育会館の中で初めて公益財団法人として認定されました。その公益事業の一環として市民が自主的に活動するサークル活動を始めました。主催は当会館、参加し自主的に活動するのは市民です。サークル活動の充実を図るため、それぞれ指導者がいます。
 2015年2月21日、初めて音楽関係のサークルが集い第1回音楽祭を開催しました。参加は、「童謡・愛唱歌を楽しむ会」「大人のリコーダーサークル」「大人のフルートサークル」「大人のピアノサークル」「パストラル・リコーダーサークル」です。普段の練習通りソロや合奏、合唱など演奏を楽しみ交流を図りました。他のサークルの演奏を見ることができ、指導者によるフルートとピアノのミニコンサートでは、優雅で澄んだ美しい演奏に魅了されました。
 2017年1月28日、第2回音楽祭を開催しました。音楽祭は市民にも自由に鑑賞していただき、次の感想をいただきました。
「初めての音楽祭でした。リコーダーも、フルートも、ピアノも感動しました。一生懸命さに心打たれました。…ピアノを弾く壮年の方、ご婦人の方の一生懸命な姿にやめていたピアノを少し思い出しました」
 音楽祭は2年度に一回開催してきました。第3回音楽祭は、2018年12月8日
に開催します。今回は「パッヘルベルのカノン」の合同合奏を新たに加えました。サークルを超えての合奏です。ますます市民の協力と感動が広がるものと期待されます。10月からは、「大人のクラリネットサークル」「ボイストレーニング歌声広場サークル」が誕生しました。次回の音楽祭への参加が楽しみです。
第1回音楽祭にてフルートサークル
第1回音楽祭にてフルートサークル

2018/11/23







第7回教育会館名画セミナー
  「フェルメールの世界」を学ぶ

 10月27日、教育会館名画セミナーを開催し、17世紀オランダの画家ヨハネス・フェルメールをテーマに画家の生い立ち、作品の見どころを学びました。講師は、フェルメールを研究し「フェルメールの食卓」など著書のある人気キュレーターの林綾野氏が務めました。当日の会場は満席となり、参加者は熱心に講師の話に耳を傾け学習していました。
 特に、美術大好きという小学校3年生からは、「フェルメールの人生や一日の生活、『牛乳をそそぐ女』がつくっている食べ物は、なんとかって教えてくれてありがとう」と、アンケートに感想をいただきました。裏には、「牛乳をそそぐ女」の絵がとても上手に鉛筆で描かれていました。
アンケートの中から次の感想を紹介します。
*初めての受講でとても面白い? 美術展での絵画解説と違い画家の時代背景や生活に基づいてのお話は楽しい。林先生の画家への思い入れや、キュレーターとしての調査の情熱が感じられて、あっという間の2時間でした。絵本やフェルメールの食卓も興味深く、身近な事ずっと聞いていたい名画案内でした。一緒に旅してみたいものです。
*今回で5回目になると思います。いつも楽しく聞いています。フェルメールのお話もその時代のことや子供が14人いたとか、有名な絵が描かれた裏で画家の生き方や生活が見えた気がします。絵を見るときに画家の背景を知っていると何倍も興味深く楽しんで見られます。特に「展」と結びつけて考えると更に身近に感じます。自分の知識では追いつかないところを林先生の楽しいお話で教えていただくと毎回来てよかったと思います。
名画セミナー フェルメール講演会
   林綾野氏は、専門的な美術の知識をもとに、フェルメールの名画に秘められたメッセージを読み解き、分かりやすく説明していきました。参加者からは、これまでと違う新たな視点を学習し、よりフェルメールについての関心が深まり、早く美術館を訪ねたいという声が聞かれました。

2018/11/ 9







2019年度 教育会館ふれあいコンサート会員募集
   〜実力と魅力あふれる出演者決定〜

 教育会館ふれあいコンサートは、早くも15年目を迎えています。今日まで多くの人に親しまれ愛されてきました。その大きな要因に演奏家の魅力と協力があります。そのため、次年度の「教育会館ふれあいコンサート」を企画するにあたっては、演奏家をどの人に頼むかが重要な課題となります。
 次年度に向け、4月から演奏家の検討に入りました。アンケートの感想やコンサート後の鑑賞者の様子と声を思い浮かべつつ、年4回のコンサートをどの演奏家にお願いするのがいいのか、いろいろな人の意見をいただきながら検討をしました。聴いたことのない演奏家のコンサートには行って鑑賞し確かめました。その結果、次の方にお願いすることに決めたのが7月です。それぞれ忙しく活躍しているため、日程調整に時間がかかりましたが、10月に入り全ての方から快諾を得ることができました。
 2019年度の第1回は、横須賀出身、NHK交響楽団クラリネット首席奏者の松本健司さんとNHK交響楽団ホルン首席奏者福川伸陽さんのデュオです。二人の吹くクラリネット&ホルンは、優しく温もりのある音色が響き聴く者を魅了します。第2回の加耒徹さんは、東京藝術大学大学院修士課程独唱科を首席で修了。修了時に大学院アカンサス賞を受賞。今を時めく期待される日本のバリトン歌手です。第3回は、実力と人気を兼ね備えたソリスト・室内楽奏者として活躍中の宮谷理香さん(ピアノ)、礒絵里子さん(ヴァイオリン)、水谷川優子さん(チェロ)の3名により、室内楽の世界を追求すべく結成されたユニットです。第4回の石田泰尚さんは、「繊細で優美な音楽をさらにきめ細やかに表して、浄化された深い詩情が香り立つ魅惑的な演奏」(音楽の友)など、高く評価されています。
 現在、「教育会館ふれあいコンサート」は、その名の通り身近で演奏家とふれあい、家族や知人ともふれあい、市民が気軽に生の音楽を楽しむ場になっています。2019年度に出演する演奏家の方々は、それぞれ実力と魅力をそなえています。是非、会員となって鑑賞していただきたくお願いいたします。
第68回ふれあいコンサート写真

2018/10/26









クラリネットを始めてみませんか
  〜クラリネットの魅力〜

 クラリネットは、木管楽器ならではの優しい温もりのある音色が魅力です。また、他の楽器に比べて音域が幅広く、表現の幅も広いので、クラシック、ポピュラー、ジャズ、吹奏楽など、沢山のジャンルで演奏されます。オーケストラではソロ的な役割を果たすこともあります。
 クラリネットはグラナディラという木でできた木管楽器です。起源はアラブ地方の民族楽器と言われ、中世以降のヨーロッパで「シャリュモー」と呼ばれたフランスの古楽器から進化したとされています。当時、高音を出せる小型のトランペット「クラリーノ」と音色が似ていることから、「クラリネット」と名付けられたと言われています。
 クラリネットは息をたくさん吸って吐く楽器です。指先も使い脳に刺激を与えます。そのため、マイペースで楽しみながら練習を続けることにより、美しく穏やかな音色に包まれ心身ともに健康になることでしょう。
 当会館では、10月から「大人のクラリネットサークル」を開設しました。初めてクラリネットを吹く方、ほんの少しだけ音を出したことがある方のコースと以前クラリネットをやっていた方が対象の二つのコ―スがあります。人数によりアンサンブルも楽しめます。この機会に始めてみませんか。
クラリネット演奏  指導は、横須賀出身の芳野亜美さんです。室内楽を中心に各地で演奏活動のほか、中・高校の吹奏楽部で指導を行っています。島村楽器音楽教室の講師もしています。芳野さんがクラリネットを始めたきっかけは、中学の吹奏楽部のときです。いろいろな楽器を体験したとき、すぐに音が出たのがクラリネットで音色がきれいだったので気に入ったからだそうです。  まろやかで温かい低音、華やかで明るい高音を響かせ、クラリネットの優しい音色でメロディーを楽しんでみませんか。


2018/10/12









(詳細・印刷用はこちらです)

2018/ 9/28









2018年夏の公益事業

わかる喜びと学ぶ楽しさを体験

 子どもの学習では、分ったりできるようになったりする喜びを体験することによって学習意欲が向上します。また、自分で考え想像し創造することによって学ぶ楽しさを実感できます。当会館は、分かる喜びと学ぶ楽しさを体験してほしいと願い、2018年夏の公益事業として「算数教室」「子どもリコーダー教室」「図工教室」「作文教室」「科学工作教室」「おやこdeアート」を開催しました。
 小学校の算数は3年あたりからつまずき始め、4年生になると苦手意識が強くなり、「嫌い」「分からない」を連発する子がいます。理解しないまま5・6年生になり、あきらめてしまう子もいます。そうなると悪循環におちいります。そのため、5・6年生を対象に4年生程度の基礎学力をマスターすることが、残りの5・6年生をのりきり、中学につなげていくことに大きな効果があると考え、算数教室では「基礎力向上講座」を開催しました。
日時は7/30・31・8/1の3日間、1回が2時間半。算数が苦手なら苦しい時間になってしまうので、いろいろと対策を練りました。「少人数で見る、ベテラン教師が4人で対応」「つまずきはその場で分かるまで指導」「5問できたら見せにくる」「四則計算の反復練習」「あいまに算数ゲームを入れる、ダーツでかけ算、ジャマイカなど」、以上の方針を立て当日を迎えました。
 暑い中、2時間半を算数に取り組むことを理解して参加してきた子たちだったので皆すばらしい集中力でした。「休みながらでいいんだよ」と教師が声をかけるほど熱心でした。連日やってくる時間が早くなったAさん、4日目もあればいいといったBさん、先生、ジャマイカを買って親子でやっていますとCさんの母親、参加した子の成果は確実に上がり分かる喜びを体験しました。
 日常の学習では、自ら学ぶことに価値を見出せない子も多くいます。夏の公益事業は、子どもたちが学ぶ目的や内容を理解して参加しているため、積極的に学習し成果を上げる姿を見ることができました。

2018/ 9/14









夏休み明けに増える小中高生の自殺
 〜子どもの自殺を防ぐために〜

 日本全体の自殺者数が減ってきているのに、子どもが自ら命を絶つ悲劇が繰り返されています。内閣府調査によると、8月下旬から9月上旬にかけて多くなる傾向があります。長期の休み直後は、児童生徒の生活環境が変わりやすく、重圧や精神的な動揺が生じやすいことが要因の一つです。
 2016年の小中高生の自殺の原因(複数の場合あり)を警視庁の統計でみると、「学業不振」など学校問題が36.7%で最も多く、「親子関係の不和」など家庭問題が23.4%、「うつ病」など健康問題が19.7%と多岐にわたります。学校問題のうち、いじめが原因とされたのは1.9%でした。
 子どもの自殺について分析する東京都監察医務院の福永龍繁院長は、「10代の自殺は動機が分からないことが多い。実態が分からないことを出発点として、そこから対策を考えていくべきだ」と述べています。
 子どもの自殺を防ぐために、社会や一人ひとりは何ができるでしょうか。
 自殺を考えている子は、自殺のサインを出していると言われています。しかし、自殺のサインを発せられた時点では多くの人が深刻に受け止められないようです。「いつもと違う、何か変だ」と気づいたら、さりげなく声をかけるのが自殺予防の第一歩と言えます。
 サインに気づいたときは、親は子どもの苦しい気持ちに耳を傾け、励ますのではなく一緒に考え共感することです。一緒に考えてもうまくいかないときが多いと思います。そんなときには、専門家に相談することも解決への道です。友だちから「死にたい」と打ち明けられたときには、寄り添い信頼できる大人につなげることの大切さを子どもに教えておくことも必要です。
 日頃から学校・家庭、地域社会があたたかく子どもを見守りサインを見逃さないようにしたいものです。

2018/ 8/24









10月から「ボイストレーニング歌声広場」を開設
    〜ボイストレーナー橋本陽子さん〜

 橋本陽子さんは、東邦音楽大学でクラシックピアノを学び、在学中副科で声楽を専攻。大学時代からオリジナルの曲を作り始め、現在、シンガーソングライターとしてコンサート会場、ホテル、イベントなどで演奏活動中。聴く人を暖かく包み込む癒しと情熱のオリジナルな世界へ案内しています。他歌声喫茶のナビゲーターも務め、またボイストレーナー・ピアノ講師として、個人レッスンから団体のサークルなど多くの方を指導しています。
 橋本さんは、ボイストレーニングについて次のように述べています。
「音楽は人と人が繋がれる、たくさんの学びと宝物をくれるものだと感じています。レッスンを通してたくさんの方に出会う中で、歌が大好きな方が多くいらっしゃる、それと同時に、声にコンプレックスを感じていたり、声の出し方で悩んでいたりする方も多いことを感じています。私自身子どもの頃、声が低くハスキーで、人前で声を出すことが嫌だったことがありました。ですので、もっと自信を持って声を出したい、楽しく歌いたいという方の気持ちがとてもよく分かります。声は世界に一つしかないその人だけの楽器です。その楽器をよく響かせられるように、ボイストレーニングで声が出しやすい体作り、イメージを描いて歌うことを多くの方と楽しんでいきたいと思っています。」
 10月から橋本さんの指導により、当会館のサークルとして「ボイストレーニング歌声広場」を開設します。内容は、「声が出しやすくなるストレッチ」「歌のための呼吸法」「発声練習」「懐かしいお馴染みの曲を課題に歌唱指導」などです。ときには、橋本さんの優しい歌声や美しいピアノを聴いて音楽の素晴らしさを感じ楽しんでいただく時間を設けます。
 橋本さん指導の「ボイストレーニング歌声広場」への参加をお待ちしています。きっと、歌が楽しく歌えるようになり心身共により元気になります。




















2018/ 8/10







熱中症、夏休み短縮、子どもの命を守るために
   〜熱中症で小学校1年生が死亡〜

 猛暑が全国的に続き、愛知県で7月17日に小学校1年生が熱射病で死亡しました。その後も多くの児童生徒が熱中症の症状を訴えて病院に運ばれています。  厳しい暑さから子どもたちを守るためには、どうすればよいのでしょうか。地球の温暖化などにより今までより厳しい状況を再認識し、子どもの熱中症を防ぐため、保護者や学校などは適切に対応しなければならないと思います。
 そのため、学校は、改めて熱中症に対する知識を学び全教職員の共通理解が必要ではないでしょうか。「熱中症とは何か」「熱中症はどのようにして起こるか」「熱中症になったときには、どんな症状があるか」「どういうときに熱中症を疑うか」「熱中症を疑ったときには何をすべきか」「熱中症を防ぐための注意事項などについて」、これらは環境省の資料としても掲示されています。環境省の熱中症予防サイトも参考になります。
 死亡した小学校1年生は、校外学習の道すがら「疲れた」と口にしたようです。「疲れた」は熱中症のサインと指摘する小児科医もいます。「体が熱い」「動きが鈍い」など、子どもの様子が普段と違う場合は熱中症のサインと思い、周りの大人が見逃さないようにし、対応を誤らないようにしたいものです。
 文科省の調査では、公立小中学校のエアコン設置率(2017年4月)は全国平均で41.7%となっています。まだ過半数の学校はエアコンなしです。死亡した1年生の学校にもエアコンはなく、校外活動から教室に戻っても体を冷やすことができなかったようです。
 一方、公立の小中学校で夏休みを短縮する動きが全国的に広がってきています。昨年の吉田町「夏休み16日」が話題となりました。相模原市は来年から1週間短縮する方針を決めました。猛暑の登下校や熱いプールサイドでの子どもと教師の様子を想像し疑問がわいてきます。夏休み短縮は、まず、子どもの命を守る観点から検討し、学校や保護者の声を聞いて決めてほしいものです。



2018/ 7/27







教師の願いと生きがい

 教師は、日常の教育活動により子どもの成長にかかわり、自分をも高めることができるやりがいのある仕事です。しかし、残念なことに、希望あふれる新任教師が理想と多忙な現実のギャップから1年もたたないうちに辞めるのを耳にすることがあります。何とか教師の喜びを体験し危機を乗り越えてほしいものです。定年まで勤めた多くの教師も何度かは辞めたいと思い悩んだことがあると思います。
 この3月、横須賀市の中学校を最後に、37年間の教員生活に終止符を打ち、定年退職した教師が教師生活を振り返り、「子どもたち、卒業生から、多くの「元気」をもらえたからこそ、最後まで続けることができたとつくづく思っています」と述べています。
 退任式では、相田みつをさんの「自分の番、いのちのバトン」を朗読し、子どもたちへメッセージを贈りました。
自分の番、いのちのバトン
父と母で二人 父と母の両親で四人 そのまた両親で八人
こうしてかぞえてゆくと 十代前で 千二十四人 二十代前では ――?
なんと百万人を越すんです
過去無量の いのちのバトンを受けついで いま ここに 自分の番を生きている
それがあなたのいのちです それがわたしのいのちです
 この詩に出てくる数字について、ネット上では、「重複もあり、おかしい」といった指摘もありますが、多くの人たちからいのちのバトンを引き継いで今を生きていることは確かです。自分の先祖の一人でも欠けていたら、今の自分は存在しません。今、自分の番を生きている子どもたちへ、過去からいのちのバトンが引き継がれ今の自分が存在していること、だからこそ自分の命を大切にし、たくましく未来を切り拓いていってほしいという願いを伝えたかったと言っています。
 子どもの未来に期待し幸せを願うことが、子どもに寄り添って教育活動をしてきた教師の願いであり生きがいではないでしょうか。子どもに共感し行動した教師こそが定年後にも教師生活の充実感をより強く覚えるのではないでしょうか。



2018/ 7/13







公益目的事業の意味するもの

 公益法人は、公益目的事業を行うことを主たる目的としなければならない。この判定は、公益目的事業比率が50%以上かどうかによります。
 そのため、公益法人は毎年度ごとに公益認定基準を満たしていることが求められ、合議制機関による報告徴収及び立入検査の実施等があります。実績報告において公益目的事業比率が50%を下回る状態が継続し、是正が見込まれない場合は、公益認定が取り消されてしまいます。したがって、公益法人は公益目的事業比率50%を維持することが最も重要といえます。
 立ち入り検査は3年に一度あり、当会館の立ち入り検査は、県の公益法人グループ2名の職員により、2017年8月29日の10時から17時まで行われました。1公益法人として備え置くべき書類、2会計帳簿、3法人運営上の各種書類 4定款等、各種法人規則等 5実施している事業に関する書類等の用意が事前に求められ、当日は、職員の質問に対し書類等を示し説明をしました。
 その結果は、「規定に基づく報告徴収の必要は認められない」というものでした。ただ、公平性・透明性を確保する観点から契約事務や内部規定の作成や新たに規定を作成し、規定に従った運用を図るべきとの適切な指摘があり、理事会・評議員会で報告し改善を図ってきています。
 当会館は、2010年12月から公益財団法人となり7年が過ぎました。その間、市民参加による公益事業の充実を図ってきた結果、2017年度の決算では、公益目的事業費率が71.9%となりました。ホールや会議室は、幼児による「リトミック教室」や大人の「教育会館ふれあいコンサート」「童謡・愛唱歌を楽しむ会」「ヨガ教室」などが活発に行われ、乳児から高齢者まで広く市民に利用されています。今後も、市民参加によりさらなる発展を図りたいと思います。



2018/ 5/25







教員の長時間労働を生む給特法

 公立学校の教員の給与について規定する給特法は1972年に施行され、教員に時間外勤務をさせられるのは修学旅行や災害時など4項目の場合だけとなり、教員は自発性や創造性が求められる特殊な仕事だとして、基本給の4%を「教職調整額」として給与に上乗せして支払い、時間外勤務手当は支給しないと明記されました。この給特法の4%は、当時の調査で平均残業時間が月8時間だったのが基になったものです。
 文部科学省が2016年度に公立校の教員を対象に実施した教員勤務実態調査では、過労死ライン(週80時間以上の時間外労働)を超える教員が、小学校で3割、中学校で6割ということが明らかになっています。小学校は本年度から中学校は来年度から、道徳が教科となり教員による評価が行われます。忙しい教員にとってますます負担になるのは明らかだと思います。教員が過労死した場合、公務災害の認定を求める遺族にとっては、時間外勤務のほとんどを自主的な労働とみなす給特法が大きな壁となっているのが現実です。
 国や自治体は、定数増など十分な条件整備をする前に次々と仕事を押し付けてきます。残業代が生じないからでしょうか。給特法を廃止すると、国と地方自治体が負担する残業代は年間1兆円に上ると文科省は試算しています。給特法の問題点は、規定により第1に教員の時間外労働を把握する必要がない。第2は、残業代が支払われないため国や自治体にとって財政面の心配が少ない。残業代が支払われれば長時間労働を少なくする力にもなります。
 教員の長時間労働は、労働時間を記録する労務管理の基礎さえ整備されないまま時間外労働が増大してきました。中央教育審議会は「学校における働き方特別部会」で議論をしています。是非、勤務時間の上限規制や教職調整額の増額で済ませるのではなく、年次計画を立ててでも、給特法の改正や定数増などにより抜本的な改善を図ってほしいものです。子どもの未来と幸せのために。



2018/ 5/11







「政治・行政による教育介入」…魚は頭から腐る
   〜地区の教育委員会と学校が毅然と説明〜

〇東京都足立区の中学校が、3月に行った性教育の授業に一人の都議が問題視して議会で質問し、東京都教育委員会が足立区の教育委員会を指導することになりました。学習指導要領に記載されていないため、「中学生の発達段階に応じておらず不適切」としています。教育関係者からは、命を守るため正しい性知識を伝えるべきという意見が多く出ています。
 足立区教育委員会の担当者は、「10代の望まぬ妊娠や出産を防ぎ、貧困を断ち切るためにも、授業は地域の実態に即して行われ、生徒と保護者のニーズに合ったもので不適切とは思っていない」と述べています。6年前から専門家と教員で取り組み、授業を実施した学校の校長は、「授業は自信を持ってやっている。内容は自分やパートナーを大切にするもの」と話したそうです。
〇名古屋市立中学校で2月、文部科学省の前川前事務次官が総合学習の講師に招かれ、不登校や夜間中学校などをテーマに授業を行いました。この授業に対し、文部科学省から学校を所管する名古屋市の教育委員会に内容を問いただす異例のメールが届きました。そこには、講師の批判と交通費や謝礼の額、動員の有無、講演録や録音データの提供などの要求も記されていました。
 これに対し、講師の天下り問題については「文科省ひいては国家公務員全体の問題と認識」、出会い系バーについては「良心的な目的であったと報道されている」と反論し、謝礼は通常の金額など具体的に回答しました。学校長は「生徒は話を聞いて自分なりの考えを持ち、生きる力につながっている」と回答し録音データは提出しませんでした。この件も国会議員の関与が報じられました。

 上記の政治・行政による教育内容介入を毅然と排除した地区の教育委員会と学校に対し、多くの教育関係者が励まされ教訓を得たと思います。教育基本法は「教育は、不当な支配に服することなく」と定めています。



2018/ 4/27







楽器の女王、フルートの魅力

フルートサークル  見た目が上品で、音色が優雅で美しいフルートは、楽器の女王と言われています。子どもから大人まで扱うことができ、管楽器の中でもコンパクトで持ち運びがしやすいのも魅力の一つです。健康にも良い楽器です。呼吸器、脳の血流、全身の血流にも良い効果をもたらします。
 当会館のフルートサークルでは、少しでも吹けるようになりたい、仲間と演奏を楽しみたいという人が集まって月2回の練習をしています。全くの初歩からのクラス(ビギナーサークル)と以前フルートをやっていてまた始めようという人のクラス(アドバンスサークル)があります。指導者はフルート奏者である野上修一氏です。先生の指導は懇切丁寧であり、参加者から好評を得ています。
 サークルは開設してから5年が経ち、3月6日には初めて「おさらい会」を開催しました。「カノン/パッフェルベル」を合奏した時の真剣な様子と演奏後の充実した顔が強く印象に残っています。その参加者の感想を紹介いたします。

〇おさらい会の感想

おさらい会*いつも楽しく練習させていただいています。専門のレッスンになるとなかなか一歩が出ませんが、みんなで吹く楽しさで、練習が楽しくなりました。野上先生には丁寧に教えていただき、少しずつでも上達できればと思います。
*フルートの「フ」の字も知らずにレッスンを始めて6年目になりました。年齢的にも指は動かず毎回のレッスンではあたふたとしておりますが、とにかく楽しい時間を過ごさせていただいています。野上先生の忍耐強いご指導のもとでこれからも長く続けていけたらと思います。
*育児で自分の時間がなかなかとれないなか、少しでも音楽に触れたいと思い勇気を出して見学に来てから数年、先生のとても丁寧なご指導とすばらしい生徒仲間に恵まれ、この月2回は、私にとってとても大切な時間になっています。おさらい会などでパートに分かれて練習するのもとても楽しく、これからもずっと続けられたらと思います。



2018/ 4/13







 3.11東日本大震災、被災地へ思いを寄せ
〜三浦半島にいきづく「童謡・愛唱歌コンサート」

  3月11日は東日本大震災から7年、2万2千人以上が犠牲となり、今も7万3千人以上の方が避難生活を強いられています。また、史上最悪の原子力災害を引き起こした東京電力福島第1原発では、廃炉作業が果てしなく続いています。
 当会館は、3.11を思い起こし、毎年、大震災による遺児の経済支援をするための事業と遺児育英資金のカンパ活動を行ってきています。今回の3.11チャリティーコンサートは満席となり、多く市民の方により共感の輪を広げていただきました。ヴァイオリンを演奏した神代恭子さんからは、「前半最後のアヴェマリアを弾き終わった時、ちょうど大震災発生の14時46分になったのをご存知でしたか?なにか客席と祈りの瞬間が一体となった感じがしていました」とのメールをいただきました。

参加者からの感想を紹介いたします。

*7年目の3.11に、このコンサートに来られたこと、とても感謝いたします。ピアノ、ヴァイオリン、声楽、みんな耳に心地よく響き、耳だけでなく心の中にも深く深く響きました。3.11で亡くなられた多くの方のご冥福をお祈りし、残された方のお幸せをお祈りいたします。アヴェマリアには涙が出ました。
*逗子在住の音楽グループの美しい声や演奏を十分楽しめました。普段は意識していませんでしたが、三浦半島に何らかのゆかりのある曲は、いろいろあるのだなと改めて思いました。また、最近は大きな声で歌う機会もありませんでしたが、今回はみんなで歌うコーナーもあって久しぶりに大きな声で歌いましたが、楽しかったです。ピアノの徳永さんの場を和ますトークもよかったです。今日は3.11、特に原発事故を境に人生が一変してしまった人や未だに先が見えない福島の現状にやり切れない思いがします。地震大国である日本に42基もの原発。どこでどんな原発事故が起きるかその可能性はなくならないし、再び起こってしまったら更に大変なことになってしまいます。これからはどう考えても、クリーンエネルギー社会を目指すべきだと思います。「3.11あの日を忘れない」のイベントにその事を更に思い起こさせます。






2018/ 3/23







保育士、教員の定数・賃金改善を!

 認可保育園に入れない「待機児童」の問題が20年近く解消されていません。今年も「保育園落ちた」の書き込みがあふれたようです。教員の長時間労働も何十年も前から指摘されています。これらの問題が解消されない主な要因は定数・賃金改善の具体的な計画と実行力がないからです。
 保育士の賃金が低い要因は、国が決める人件費の補助単価が低いことに加え、1948年に定められた配置基準が影響していると言われています。70年も前にできた最低基準が現在の実態と合わないから定数改善が不十分で低い賃金となり保育士不足が解消されないのではないでしょうか。保育士の資格があっても低い賃金では働くことに躊躇するのは当然です。新たな保育士を確保できず、来年度は休園を決めた保育園があることも報道されています。
 政府が公表した残業の「過労死ライン」は80時間超、多くの教員の残業がラインを上回っているのが明らかになっています。戦後の公務員の給与制度改革(昭和23年)により教員の勤務時間は単純に測定することは困難であること等を踏まえ、教員給与は一般の公務員より一割程度有利に切り替えられ、超過勤務手当は支給されないこととされました。
 しかし、毎年の給与改定の結果、教員給与の優位性が失われた上に、超過勤務を命じないとの指示にもかかわらず、超過勤務が行われている実態が多くなり、多くの都道府県で時間外勤務手当の支給を求める訴訟が提起され、いわゆる「超勤問題」として大きな社会問題となりました。制度と実態がかけ離れているからです。今、時代に合う問題解決を早急にはかるべき時です。
 保育士・教員の定数増も進まず、長時間労働と多忙化のため健康を害する保育士・教員も多くいます。このことは子どもの教育に悪影響をおよぼしています。現場を知る自治体によっては財政難の中から保育士・教員を独自に多く配置するところがあります。欧州各国などのように、日本政府こそ教育にお金をかける方針に転換し教育環境の改善をはかってほしいものです。


2018/ 3/ 9







サークル活動・教室を楽しんでみませんか

 教育会館主催のサークル活動で、楽しみながら仲間と学ぶ市民の方がふえています。2018年度になり会員募集するサークルもあります。気持ちを新たに教育会館のサークル活動・教室に参加してみませんか。なお、市民が主催するサークル活動も活発に行われています。ホールや会議室は、どなたでも利用できます。


1. 0歳(2か月)から3歳までのリトピュアリトミック教室  常時募集
  0歳児から音楽に親しむことで、絶対音感、リズム感、集中力、コミュニケーション能力などぐんぐん育ちます。ママにとっては楽しく癒しの時間になります。指導は佐野享子先生です。
  問い合わせ・申し込みは090-4421-3476(佐野享子)
2.童謡・愛唱歌を楽しむ会  現在満席
 月1回(第2土曜日)会費500円。元小学校音楽教師の浦ア陽子さんの指導により毎回40名以上の会員が和気あいあい童謡や愛唱歌を楽しんでいます。
3.「大人のリコーダー」サークル 2018年度会員募集 初回は5月16日(水)
 月2回(第1と第3水曜日)会費1000円。初めての方、久しぶりに吹かれる方が山本典子さんの指導により練習し、リコーダーの楽しさ豊かな表現力を味わいます。
4.「大人のフルート」サークル 2018年度会員募集  初回は5月1日(火)
 月2回(第1・第3火曜日)会費3000円。野上修一さんの指導により、Aは初めての方です。Bのアドバンスサークルは、吹いた経験のある方です。
5.大人のピアノ教室  現在満席 
   月2回(第2・第4の木・金曜日)会費3800円。初めての人や再挑戦の人が松村友美さんの指導のもと個人レッスンをマイペースで楽しんでいます。
6.健康ヨガ教室  常時募集
 月3回(第1・2・3週の水曜日)会費3000円。ヨガポーズと呼吸法で心身をリラックス&リフレッシュ。高橋祐美子さんの指導のもと楽しんでいます。
7.パソコンサークル  講師:元横須賀総合高校情報科教員 梶山健一さん
 会員募集は、随時、内容や対象を設定しホームページ等でお知らせします。

○サークル活動の企画・運営を希望される方、歓迎します
 新しく教育会館主催のサークルの企画・運営を希望する方はご連絡ください。話し合いにより共通理解ができた場合は、協力してサークルを開設します。
 ホール・会議室を利用し自主的に行うサークルや教室も歓迎。
        (公財)横須賀三浦教育会館 046-824-0683


2018/ 2/24







教育相談室から

教育相談室写真  教育相談には様々な相談が寄せられます。最近は、不登校の相談が減り、代わりに子育ての悩みが多くなりました。
 その背景には、「家族のかたち」の多様化があるように思います。横須賀に米軍基地があるからなのか、外国籍の子や国際結婚により、両親のどちらかが外国籍という子どもが増えています。両親の離別や死別により、ひとり親家庭となった子どもたちが増え、それに伴う再婚家庭も増えています。様々な理由で両親の養育が受けられず、祖父母や叔父、叔母などの親戚に引き取られるケースや、両親がいなくなり、上の子が年の離れた兄弟姉妹の面倒を見ているケースもあります。
 ここのところ目立って増えているのは、祖父母や親戚による養育の悩みです。祖父母の場合、ある程度成長した子どもを受け入れる形が多いのですが、互いに受け入れるのに時間がかかり、手探りで、どうしたらいいのかを悩んでいるうちに問題行動を起こすようになって困って…ということが増えているように感じます。自分たちの老いや病など、自身のことで手いっぱいということも多く、心身両面で子どもの養育が重荷になっている様子が伺えます。
 そんな中でも、じっくり聞いているうちに、老夫婦二人きりの家に新風が吹き込んできたような子どもの存在は大きく、笑い声が響くようになったり、重いものを持って子どもが手助けしてくれたり、「じいじ、ばあば、大好き」と抱きつかれるといったストレートな愛情表現に、心の中に火がともったような温かい感動体験があります。今までとは違う、喜びや幸福感を味わえているという話を聞き子どもという存在の大きさに相談員が感動することもしばしばです。
 このようなケースは、信頼関係を徐々に構築し、何とか問題を乗り越えていけるようになって、相談もだんだんと疎遠になっていくように感じます。
 子育てはいつの日も手探りです。けれども、出会えたこと、一緒にいられること、笑い合えること、ともに暮らすことの中で、育ちあえる喜び、助け合える嬉しさ、心を分かち合える幸せを大切にしてほしいと願いながら、様々な悩みや悲しみ、苦しみの声に耳を傾けています。

2018/ 2/ 9







今こそ平和のために対話する社会を

 昨年は、世界が揺らぎテロ・分断・差別・格差・対立・圧力・核拡散・地球環境問題などの言葉が氾濫し人々の不安を駆り立てました。もちろん言葉だけではなく世界のテロ等が107件・世界の難民・避難民は6560万人を超え、イギリスのEU離脱、分離・独立運動、北朝鮮の核実験と弾道ミサイルの発射、アメリカのパリ協定からの離脱など現実の恐怖となっています。
 特に、アメリカは世界の民主主義国家のリーダーとして行動し多くの国から信頼と支持を集めてきました。ところが、トランプ大統領になってから「アメリカファースト」という力による言動は、世界を混乱させ国際社会から不信をかっています。アメリカ国内からも1月20日、大統領に対する大規模な抗議デモが全米各地で開催されました。人権が尊重される社会にとの訴えです。
 今、必要なことはなんでしょうか。岩波書店は次の言葉を述べています。
 「分断」と「壁」が、いつの間にか、時代の言葉になりました。「壁」の両側で人は「壁」を超えられず、越えようともせず、閉塞し、ただ感情的にお互いを罵りあっています。その対立は、ときとして、暴力や紛争を引き起こします。
 不足しているのは、対話です。コミュニケーションです。コミュニケーションは、言葉です。いま、圧倒的に足りないのは、言葉です。
 自分たちだけに通じる言葉ではなく、異なった国、異なった考え方、異なった価値観を持つ人びとと、壁を越えて話し合うこと、それが対話です。一方的な命令や通達やつぶやきではなく、お互いを尊重し、理解しあおうと言葉を交わすこと。それが対話です。
 紛争や内戦などで、いつも犠牲になるのは子どもたちと市民です。世界平和のため努力している市民もたくさんいます。何よりも世界のリーダーに全世界の国民の生存と安全を確保するため、力をつくしてほしいと思います。対話する社会こそが平和への道につながるのではないでしょうか。


2018/ 1/26







  新年あけましておめでとうございます
〜今年こそ、子どもの幸せと平和への道を〜

横須加三浦教育会館全景  昨年も、世界各地では戦争や紛争が起こりました。特に、アメリカと北朝鮮の感情的にお互いを罵りあう脅しの言動にはただあきれるばかりです。この対立は、取り返しのつかない戦争を引き起こす要因ともなります。欧米などでも難民受け入れ拒否が広がり、ますます憎しみが増大し、差別と分断、貧困の拡大がテロの要因となって混迷を深めました。
 一方、「核兵器の開発は、国家が偉大さの高みに上ることを意味しません。むしろ、この上なく暗い邪悪の深みに転落することを意味するのです。こうした兵器は必要悪ではありません。絶対悪なのです」──。昨年ノルウェー・オスロでのノーベル平和賞授賞式におけるサーロー節子さんの力強い演説が大きな話題と感動を呼びました。
 日本国憲法には、「日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し 、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する」とあり、「政府の行為によって再び戦争の惨禍が起こることのないようにすることを決意し、ここに主権が国民に存することを宣言し、この憲法を確定する」と記されています。
 日本の来年の防衛費は過去最大5兆2551億円…6年連続増額とメディアが伝えています。現在、平和主義を言いながら、自衛の名のもとに軍事費の増額が図られている国があります。軍備増強が平和への道でしょうか。
 今年こそ、子どもたちが明るい夢と希望が持てる社会の実現、そして国際平和への道を着実に歩みたいものです。当会館は、平和と子どもの幸せを願い、地域から教育文化の発展に寄与できるよう努力したいと思います。本年もみなさまのご理解と協力をお願いいたします。

                 2018年1月
                (公財)横須賀三浦教育会館



2018/ 1/12







親と子の自然かんさつ会
〜観音崎公園で初冬の草花を探そう〜

 12月9日(土曜日)、親と子の自然かんさつ会を開催しました。講師は元校長で植物研究家の大前悦宏さん。冬の植物観察会という事で"枯野見"のことを思い出しました。この耳慣れない言葉はカレノミと読みます。江戸時代の人々は、初冬の良く晴れた日に枯野を見に行くという風雅な遊びを楽しんだとのこと。枯野に立ち、通り過ぎた季節とこれから訪れる季節を想像する…いまではすっかり忘れられてしまった行事です。
 9日は初冬の良く晴れた日でしたが風が強く身を縮めていると、「こんな寒い中、外に出てきただけで強い意志がありますね」と大前先生の言葉、その柔らかさに身も心もほっこり暖かくなりました。
 大前先生の植物観察会は、ただ話を聞いているだけではありません。
・ハマヒサカキのにおいをかいでみましょう。ガスのにおいがするでしょ。
・イロハモミジは、「いろはにほへと」と葉が七つに分かれています。数えてみましょう。
・ソテツの実は、水にさらすと毒が流れ、パンの生地として食べられるんです。
・タイワンホトトギスはいま実がいっぱいです。触ってみましょう。
においをかいだり、触ったり、花の作りを分解して調べたり、言い伝えや料理法の話まで…五感を働かせながら子どもたちに伝えていきます。保護者も熱心に質問していました。どんな質問にも的確で詳しい答えが返ってきて、その博識ぶりはまさに驚嘆です。
 観音崎の海岸植物は、知恵を働かせ、辛抱強く生き抜いていることがよくわかりました。植物に寄せる先生の温かいまなざしを子どもたちはしっかり受け止めたことと思います。

植物の知恵

○トネアザミ
虫が止まった時だけ花粉を出す省エネタイプ。
○ハマボッスの実
風速6メートル以上の風が吹くと種が外に飛びだしてくる。
             
○秋〜冬の花
虫が少ない時期なので、花の時期が長い。
○ボタンボウフウ
○ハマゼリ
葉を厚くし、草丈を低くして、波打ち際まで進出。







2017/12/22







3.11あの日を忘れない〜
東日本大震災の遺児に進学の道を!

3.11あの日を忘れない  2011年3月11日14時46分大震災が発生。大津波が襲い東京電力福島第一原子力発電所事故が追い打ちをかけ大災害となりました。その東日本大震災から2018年3月11日には7年が経過します。  一部復興はすすむものの解決の見通しがたっていない課題が山積しています。
 2017年10月12日現在、いまだ8万1866人が避難を強いられており、廃炉作業は延々と続いています。体調を崩す人、仕事を奪われいつ自宅に帰れるか見通しが立たない人や経済的理由から進学を断念する子もいます。
 東日本大震災については、最近メディアに取り上げられることも少なくなっています。しかし、3.11東日本大震災は忘れてはいけない現実問題です。
 当横須賀三浦教育会館は、「3.11あの日を忘れない東日本大震災」を思い起こし、東日本大震災による遺児の経済支援のため、引き続き桃・柿育英会「東日本大震災遺児育英資金」への寄付を行うため、義援金箱を設置します。
 また、本年度は3月11(日)チャリティーコンサートとして、逗子市在住クラシック演奏家グループのコンチェルト・カメリアローズの出演による三浦半島にいきづく心のふるさと「童謡・愛唱歌コンサート」と三浦半島の水辺の自然に寄りそって第2回「辻功トンボ写真展」を3月10日(土)〜30日(金)まで開催します。みなさまのご理解と協力をお願いいたします。

2017/12/ 8







第6回 科学の鉄人によるサイエンスショー
〜自分でわかるなるほど浮力!!

 11月18日(土曜日)、科学の鉄人によるサイエンスショーが行われました。講師は、一色小学校の益田孝彦校長先生。常連のファンも多い中、早く実験を見たくてたまらない参加者と、たくさんのことを伝えたい益田先生の熱意が重なって、時間前に前座の実験をひとつ披露。ワイングラスを使った振動実験で早くも参加者の目をくぎ付けにしました。
 今回のテーマは『浮力』。「アルキメデスが気付いた浮力について、分かったふりをしないでアルキメデスと同じくらい分かっていこう」と益田先生。
 さあ、サイエンスショーの始まりです。会場は期待感に包まれます。

サイエンスショーの様子

 釣り合っている天秤の右側に、たくさんの空気を入れてつるしてみる。でも、天秤は動かない。なぜだろう?「これが分かっていくのが今日のサイエンスショーです」
 ボーリングの球(体積5424ml、重さ6600?)は水に沈む。浮く力はもらっているけど、自分の重さが6600?あるので浮けない。じゃあ、砂糖水に入れたらどうだろう?左のどのヒントがあれば正解が分かるか考えてみよう。


「間違えてもいいんだよ。間違えるという事は、よく覚えるという事につながっていくんだ」と励まされ、自信を持って自分の考えを決めていく。
 巧みな問いかけの言葉にスピード感ある実験、子どもたちは思考力をフル回転させながら食いついていきます。メモを取っている子、身を乗り出して手を挙げる子、「超すげえ」と声を上げる子、最後の「浮かんだヘリウム風船を沈めて見せる」実験では、思わず立ち上がり背伸びをしてのぞきこんでいました。
 実験が終了した後も、参加者はなかなか帰りません。先生の周りを取り囲み、実験器具を見つめる子、質問をする人、「来年もやってね」と声をかける子。
鉄人と参加者が一体化して、熱気あふれる楽しい時間を作り出していました。
科学の鉄人 サイエンスショー

2017/11/24









 2018年3月11日に「3.11あの日を忘れない・・・東日本大震災 遺児育英資金チャリティコンサート」を開催します。三浦半島にいきづく心のふるさと「童謡・愛唱歌コンサート」での演奏予定曲の「さくら貝の歌・真白き富士の根・めだかの学校・城ヶ島の雨・歌の町」の歌碑を訪ねました。

三浦半島にいきづく「童謡・愛唱歌の歌碑」を訪ねて 〜歌碑などに刻まれた想いは〜


(印刷用はこちらです)

2017/11/10







藤原真理チェロコンサートを終えて
〜藤原さんから学んだこと〜

第68回ふれあいコンサート 藤原真理チェロコンサート  10月15日、藤原さんは午前10時にお出でになり、ホールの会場セッティングについて納得いくまで工夫されました。従来、会館が使用してきたステージ台は使用せず、事前に送られてきた藤原さん特注のチェロ台をフロアの床に敷き、持参の椅子と譜面台を使用されました。チェロ台は厚く重い硬木でピン先の下に梁があり、その梁が直接床に接するようになっています。
 マイクをどのように置くかも演奏の妨げにならないように気を遣われ、譜面台の溝に置くことも十分ではなく、いろいろと検討した結果、譜面台の面を水平にしてタオルを敷くことで了承されました。
 演奏にあたっては、前面の両コーナーに衝立を2枚ずつ立てることで前に音が届くようにしました。譜めくりは、紙の音が鳴らないようにする指の使い方や濡れティッシュを指に巻いてめくると音がしないことを教わりました。
 チェロのエンドピンについては、藤原さんが外しての演奏を聴かせてくれました。今回の演奏会で、チェロ、その他の大型楽器におけるエンドピンについての認識が足りなかったことに気づかされました。チェロにおけるエンドピンは楽器を支え振動を床に伝え響きを増幅させる重要な役割を持つものです。種類は様々に増えて、エンドピンによって音が変わるという認識がチェロに携わる人たちに広くいきわたっているそうです。
 ステージの床が木製かリノリウム、コンクリート、カーペット、芝生などチェロ奏者にとっては対処に困る問題がたくさんあることも知りました。ホールの湿度についても指摘をいただき空調をドライにし調整しました。特に、弦楽器については湿度に気を配る必要性を再認識しました。
 会場はチェロの芳醇な調べに包まれ、満員の客席からは演奏者の姿が見えない状態だったため立って聴く人もいました。帰り際に、「すてきな音色で素晴らしかった」という声と多くの満足顔を目にしました。今後、藤原さんから教わったことを生かし、「ふれあいコンサート」の充実を図りたいと思います。

2017/10/27







三浦半島の海や山、自然を楽しもう!
 〜自然体験が子どもの心を育む〜

 現在の子どもは、テレビやゲームなどマスメディアとの接触が多くなる一方で、生活体験・自然体験が不足していると言われています。
 三浦半島は、海や山など豊かな自然に恵まれています。この海の魅力、山の魅力をできるだけ子どものときから多く体験したいものです。自然体験が豊富な子ほど、「道徳観・正義感」が身についている傾向が見られたという調査結果が出ています。また、魚や鳥、トンボ・バッタ、草花に触れる自然体験は五感を刺激し、好奇心を育み、感動を知り豊かな感受性の発達をうながします。自然現象に興味関心を持ち想像力を働かせることもできます。
 三浦半島に住む私たちは、どれほどこの恵まれた身近な自然に接しているでしょうか。横須賀で育った大人の方に、三浦半島の山に行った経験をたずねてみたところ、大楠山しか行っていないなど、意外と身近な自然に触れていないことが分かりました。子どもの問題は大人の問題です。大人の自然体験が不足しているため、子どもの自然体験が少ない要因となっています。
 そこで、三浦半島にある気軽に行け楽しめるハイキングコースを紹介します。好奇心を刺激する自然がたくさんあります。家族で、友だちと、おもいきって出かけてみませんか。気分爽快になり、明日への活力にもなります。
1、城ヶ島ハイキングコース 2、油壷ハイキングコース 3、大楠山ハイキングコース 4、荒崎ハイキングコース 5、武山ハイキングコース 7、仙元山ハイキングコース 8、二子山ハイキングコース 9、鷹取山ハイキングコース 10、披露山・浪子不動ハイキングコース
 当会館主催の「親と子の自然かんさつ会」は、12月9日(土)、観音崎公園およびその周辺において海岸植物を中心に森林を含めての植物観察と散策を行います。みなさまの参加をお待ちしています。詳細はチラシをご覧ください。







2017/10/13







工房Gを主宰する角野さんと仲間たち
   〜よみがえる三浦焼き〜

 三浦市の中学校美術教師だった角野さんは、体育祭での出場者紹介のアナウンスで、「角ジイこと角野先生を先頭に入場です」と言ったときみんながわっと沸いたことがきっかけで角ジイが愛称となりました。工房の名前は、この教師時代を懐かしんで当時の角ジイの愛称を使い工房Gと名づけたそうです。
 工房Gには、中学生から高齢者までいろいろな人がやってきて自分の好きな作品を作ります。「メンバーが好きなことを選択してやる」のが方針です。それぞれが陶芸や彫刻など独自の作品作りにとり組み仲間の絆も自然と深まります。好きな焼き物や彫刻などに取り組む穏やかで温かい角野さんの人柄も関係するのでしょうか、メンバーはみんな温厚で製作中も会話あり笑顔ありです。
 9月20日、角野さん自慢の工房Gを訪れました。三浦市初声の県道を海よりに入り奥まった所にあります。工房の後ろは小高くなっており、前は畑でサツマイモの葉がしげっていました。小さな山小屋風の建物は豊かな自然に囲まれ、角野さん自慢の窯があり二人の女性が製作中でした。木造りの太い梁が目立ち、棚には陶芸や彫刻など温かみのある作品が並んでいます。
 奥の棚には、三浦焼の素焼きの器が並んでいて、これから上薬を付け本焼きに入り完成させます。三浦市内の材料で製作する「三浦焼」は、完成の途中の段階でひび割れたり壊れたりして納得のいく作品を作るのは難しいようです。工房Gを開設し活動をはじめて8年、工夫を重ね技術は向上したと言います。仲間たちの作品も美しい色使いや独創的な形があり上達してきています。
 工房Gの第7回作品展は、10月16日(月)〜23日(月)の10:00〜18:00(初日13:00〜、最終日〜15:00)。入場無料。三浦市内で入手した材料を使って角野さんが復活させた 陶芸作品「三浦焼き」や彫刻作品など個性豊かな作品を展示。会場では一部作品をチャリティー販売。東日本大震災の遺児育英金として寄付します。多くの市民の方にご覧いただければ幸いです。












2017/ 9/22







三浦半島の「童謡・愛唱歌の歌碑」を訪ねて

 来年の3,11東日本大震災チャリティーコンサートのタイトルを「心のふるさと童謡・愛唱歌コンサート」にしようと考え、三浦半島に関係する童謡・愛唱歌にはどんな歌があるのか、興味が湧き調べてみました。歌が誕生する経過などが分かり、心に残る懐かしい歌や意外な歌があることも知ることができました。そこで、三浦半島にある童謡・愛唱歌の歌碑を訪ねてみました。

1 さくら貝の歌

 逗子市にある浪子不動(高養寺)下の小公園に、「さくら貝の歌」の歌碑があります。作曲者・八州秀章の作った短歌をモチーフにして、逗子町役場に勤める友人の土屋花情が、逗子海岸を歩きながら詩の構想を練り歌詞を書きました。昭和24年6月NHKラジオ歌謡として辻輝子の歌で初放送された後、岡本敦郎や倍賞千恵子などの歌手によって歌い継がれ親しまれてきました。

2 真白き富士の根

 海岸近くにある逗子開成学園の正門を入った右側に「真白き富士の根」の歌碑があります。真白き富士の根は、逗子開成中学校の生徒 12人を乗せたボートが転覆、全員死亡した事件を歌った歌謡曲です。「真白き富士の嶺」、「七里ヶ浜の哀歌」 とも呼ばれます。歌碑の前には、一本の折れたオールを象ったボート遭難を追悼する碑があり、事故(1910年1月23日)を物語っています。

3 めだかの学校

 横須賀市の三笠公園通りに童謡「めだかの学校」の歌碑があります。横須賀市汐入町出身の詩人,茶木滋が「めだかの学校」の作詞を手掛けたため、これを記念して建てられました。歌碑の脇にある説明を読むと、昭和21年(1946年)の春,茶木親子が小田原市郊外の小川を歩いていたとき、何気なく言った長男の言った言葉が浮かんできてヒントになり歌詞が生まれたと記されています。

4 城ヶ島の雨

 三浦市の城ヶ島に「城ヶ島の雨」の歌碑があります。北原白秋が生前に希望した「帆型の石が荒磯に突き差したように」を具現して建てられました。昭和24年7月10日建碑、高さ3m余、下太の帆型の根府川石で、城ヶ島の雨の一節の草書は白秋の自筆です。「城ヶ島の雨」は、大正2年に白秋が相州三崎の城ヶ島の前に住んでいた頃、芸術座音楽会のために舟唄として作ったものです。
 葉山町・横須賀市に住んでいた團伊玖磨氏の歌曲「花の街」は有名ですが、童謡「ぞうさん、おつかいありさん」を作曲したことは知りませんでした。これら、三浦半島には人々から愛され歌われてきた童謡・愛唱歌があることを再認識しました。






2017/ 9/ 8







夏、平和を願う
2017広島・長崎平和宣言…政府への要請

 核兵器のない世界平和は人類の願いです。今年の7月、国連では核保有国や核の傘の下にある国々を除く122か国の賛同を得て、核兵器禁止条約を採択し、核兵器廃絶に向かう明確な決意が示されました。これに対し、広島・長崎市長は平和宣言で次のように政府へ要請しました。
 日本政府には、「日本国民は、国家の名誉にかけ、全力をあげてこの崇高な理想と目的を達成することを誓う。」と明記している日本国憲法が掲げる平和主義を体現するためにも、核兵器禁止条約の締結促進を目指して核保有国と非核保有国との橋渡しに本気で取り組んでいただきたい。

(8/6広島平和宣言、松井市長)
 核兵器のない世界を目指してリーダーシップをとり、核兵器を持つ国々と持たない国々の橋渡し役を務めると明言しているにも関わらず、核兵器禁止条約の交渉会議にさえ参加しない姿勢を、被爆地は到底理解できません。唯一の戦争被爆国として、核兵器禁止条約への一日も早い参加を目指し、核の傘に依存する政策の見直しを進めてください。日本の参加を国際社会は待っています。
(8/9長崎平和宣言、田上市長)
 広島・長崎平和式典後に安部首相と面談した被爆者団体代表は、核兵器禁止条約に日本が署名しないことに憤り抗議しました。
 元衆院議長の河野洋平氏は、神奈川新聞のインタビューに応じ、集団的自衛権の行使容認に転じ、憲法9条の改正を提唱するなど対米追従を強める安倍政権の安全保障政策に対し危機感を募らせ、「国民に寄り添わず自分のやりたいことをする政権という印象だ。4年も5年も国民の希望や期待とかけ離れた政治が行われ、国民にとって実に不幸なことだ」と、政権運営や外交政策を批判しました。
 河野氏ばかりではなく、憲法の平和主義を軽んじる政府の姿勢に多くの国民が不安と危機を感じているのではないでしょうか。子どもたちの未来と幸せを思い、平和への道を歩むことを願うばかりです。

2017広島・長崎平和宣言











2017/ 8/25







夏休みの短縮を考える2

 吉田町の浅井教育長は、2020年度に実施される指導要領では、小学校中学年で「外国語活動」、高学年で「英語」が導入されることもあり、授業時数が今と比べて年35時間増える。どこで捻出するか検討した結果、夏休みを短縮することにしたそうです。また、来年度から16日間に短縮することについて、「教員は授業に専念でき、子どもは確かな学力を身につけ、母親は働きやすくなる」と、メリットを強調しています。
 このような結果になれば改革の成果と言えます。ただ、行政の発想により、ゆとり教育になったり二学期制になったり学校や子どもが振り回されたことから危惧されます。夏休みの短縮については、子どもと接する教育関係者や保護者などから多くの疑問や反対意見があります。

*教室にエアコンを入れても登下校や室外の授業などで炎天下に身をさらされる。全国に先駆けて教室へエアコン導入や夏休みの短縮が行われた東京都葛飾区では、現在、学校の夏休みは8月31日までとなっている。  *子どもはきっと短縮になったら嫌だよね。親は大変だろうけど、ちょっと無理してでも貴重な体験と思い出を作るためがんばってほしい。
*1日当たりの授業時間数を減らしても教員の帰宅時間は早まらない。夏休みの授業日数が増えた分だけ負担がかえって増える。
 ある教師は、「短縮しなくても良いように、指導要領の内容を減らしてほしい」「休みたい、そして子どもたちを休ませたい」という思いを述べています。日常的に教師も子どもも忙しい生活を送っているからです。新学習指導要領で授業数も内容も増えるのに教員を増やさないことには無理があります。夏休みの短縮が、教員や保護者・子どもの意見が尊重されることなく実施されたならば、結局は子どもと教員が犠牲になるのではないでしょうか。

*夏の公益事業「貝のろうそくたて」を作ろう? 8月7日横須賀三浦教育会館 *夏の公益事業「貝のろうそくたて」を作ろう!! 8月7日横須賀三浦教育会館



2017/ 8/11







夏休みの短縮を考える1

 学校の夏休みを短縮する地域があります。三浦半島の横須賀市は(7/21〜8/29)、三浦市(7/21〜8/30)、逗子市と葉山町(7/21〜8/31)です。授業時間が足りないというのが主な理由のようです。
 静岡県吉田町は、小中学校の夏休みを2017年度は24日だが、2018年度は16日程度に短縮する方針を決めました。教員の多忙化を解消し、授業の準備時間などを確保することで質の高い教育を提供するのが目的です。夏休みを中心に長期休業を大幅に減らして授業日数を増やし、1日当たりの授業時間を減らすのが特徴です。これには、様々な賛否の意見がでています。

〇賛成の意見(静岡新聞7/15)
「夏休みも子どもは部活動などで学校に行くので、短縮されても生活にそんなに変わらないのでは。学習環境が整ったり、教員の多忙化が軽減するなら反対しない」「今の子供は宿題が多い。週休2日制になり、普段のゆとりが失われているのではないか。授業日数を増やし、ゆとりを持って教えてもらう方がよい」「英語やITなど教えることが増え、先生が忙しいのは分かる。吉田町の改革がどうなるか楽しみ」
〇反対の意見(朝日新聞7/2)
「…学校は、本来子どものためのものではないか。教員の負担軽減は別のかたちで実現してほしい。また、学力向上というが、子どもに必要なのは机上の学習だけだろうか。息子は自由研究でバッタを研究したいと言っている。もし夏休みが10日しかなかったら、一体どれだけ成果が出せるだろう。長い休みにしかできないことを存分に体験させたい。子どものためを思うと吉田町に引越ししたいとは思えない」
 夏休みの短縮は、ほんとうに子どものためになるのでしょうか。「過労死ライン」に達している教員の時間外勤務(小学校約3割、中学校約6割)は解消されるのでしょうか。みんなで考えたい課題です。



2017/ 7/28







楽しみな小学生の夏休み

 夏休みになると、子どもたちは学校から解放されのびのびとした気分になります。一方、保護者からは子どもが一日じゅう家にいて食事の準備など世話をするため「夏休みはない方がいい、長くてうんざり」という声を耳にすることがあります。過ぎてしまえばあっという間の大切な期間です。
 夏休みは、高温多湿な時期に子どもを学校の計画的な授業などから解放し、心身に休養を与えるために設けられています。また、子どもが長期間の休業日を活用し、学校ではできない好きなことに没頭したり、自然体験・社会体験などをしたりする良い機会ともなっています。勉強は午前中の涼しい時間にすませ、午後からは友だちと遊んだり好きなことに取り組んだりして自由な時間を楽しんでほしいと思います。
 夏休みの間、ずっと任せられる簡単なお手伝いをひとつ決めて任せることも責任をもつ機会となり有益ではないでしょうか。子どもが4・5・6年生の夏休みに弁当の作り方を教えたという方の話が印象に残っています。指導したときは時間がかかり大変だったようですが、栄養や嗜好を考えての弁当作りは、献立を考え調理し彩りよく盛り付けるなど、子どもにとって確かな生活力をつけたこととなり大きな成長となったようです。
 3年生のときに洗濯物の畳み方を教えました。小さいうちに教えたことは習慣化してしまえば、あとで「やりなさい!」と口うるさく言う必要がなくなります。今は時間がかかっても後のために時間をかけて体得させたいものです。という示唆に富んだ話を耳にしました。親子で触れ合いつつ教え体験させ身につけさせることも大切です。
 夏休みは学校のように日課表がないため、生活のリズムが崩れやすくなります。子どもには自分でよく考えて日課表を作り、親と確認し有意義に過ごしてほしいと思います。夏休みも健康と安全が第一です。交通事故や危険な水遊びにより不慮の事故にあわないよう家族で話し合い思い出に残る楽しい夏休みにしてください。


2017/ 7/14







あきれるばかりの政府答弁

 加計学園に関する内閣府からの「官邸の最高レベルが言っている」などの文書について、官房長官は出所不明の「怪文書」と言い切り、存在を認めた前文科省事務次官を個人攻撃。文科省幹部は、名前をあげての質問に「いま名前を挙げていただいた人と同性同名の職員はいた」と答え、大臣は「出どころ、入手経路が明らかでない場合は内容の確認はできない」と拒んできました。副大臣にいたっては、「内部告発は守秘義務違反」と告発者を脅すような発言。
 さらに、首相までが質問に対し真摯に正面から答えず、「くだらない質問」「いい加減なことを言うな」と自席からヤジ。これには情けない気分にさせられました。NHKの世論調査でも、政府の説明に納得できるか聞いたところ、「納得できる」が25%、「納得できない」が65%の結果です。
 一転、文科省は文書の存在は認めたものの、その内容について内閣府が認めずに国会が閉じられました。「共謀罪」法についても、国民が納得する議論もなく異例の強行採決で成立。政府の情報公開に対する後ろ向きな姿勢と異論に耳を貸さない答弁を見ても、あきれ、驚き不信が募るばかりでした。これら強権政治は民主主義の崩壊です。
 首相は通常国会が閉会後、「深く反省、今後も国民に丁寧に分かるよう説明していきたい」と何回も聞いたことがある言葉を述べました。今回もその場しのぎの口先だけでしょうか。本当に反省するならば、証人喚問などに応じ事実を明らかにし審議を深めるべきです。
 憲法第15条(2)「すべて公務員は、全体の奉仕者であって、一部の奉仕者ではない」とあります。政府は、透明性と公平性を基本に世論や異論に耳を傾け、情報公開をすすめ、国民が納得できるよう誠実に答える義務があります。
 政府と国会こそが、民主主義の範を示してほしいものです。

2017/ 6/23







「ふれあいコンサート」の座席とマナーについて

 ふれあいコンサートを支援していただいている方から、貴重な指摘をいただきましたので要約してご紹介します。
〇ピアノコンサートだし、なるべく前の席に着きたいと思って早めに会場に着き、どうにか希望の席に座れそうと思ったら、お子様用の表示があり座われませんでした。ところが、開演時間が近づき、もう子どもが来ないと判断したスタッフの方が子ども用スペースを開放し、ずっと後からきた人がその特等席に座っちゃいました。それはないでしょう、と憤慨した気持ちを分かってください。不公平です。
 「子どもスペース」を設けたのは、小さい身体では見えないからでしょうか。 親が子どもを連れてきて早く待っているのがフェアではないでしょうか。それとも、このようなことが子どもの権利を守ってあげるパフォーマンスとお考えですか。今回のような出来事は結果的に偽善ともとられかねません。ご一考をお願いいたします。
〇演奏中の「音楽に合わせた首振り」をぜひ事前に注意していただけませんか。たとえ遠くであっても目の片隅にでもいったん入ると、人間って不思議なもので気になります。ご自分は陶酔してついとか、よく知っている曲だからなど、無意識かもしれませんが他人にはたいへん迷惑です。許せる場面はみんなで歌いましょう的な観客参加型の時間ではないでしょうか。コンサートは自分一人のものではありません。

*席の件で憤慨された気持ちはよく分かります。子ども席は、子どもの時から生の音楽に親しんでほしいという願いから設けたものです。パフォーマンスのためではないことをご理解いただければ幸いです。マナーについては同感です。コンサート(クラッシック)のマナーとは、一言でいえば「人に迷惑をかけないで楽しむ」ことだと思います。ご協力をお願いします。
宮谷理香「音楽の玉手箱」2017/5/14

宮谷理香「音楽の玉手箱」2017/5/14


2017/ 6/ 9







教育会館ふれあいコンサート、市民の協力により発展
2017年度は会員増、エアコン改修による騒音改善

第68回「教育会館ふれあいコンサート」藤原真理(チェロ) 教育会館ふれあいコンサートは、早くも14年目を迎えています。当初は、市民の方に身近で生の音楽を気軽に楽しんでいただきたいという思いから始めました。なんとか3年ほど続けることができたとき、企画・運営の難しさを実感し鑑賞者が少なくならないうちに終了を考えました。しかし、何人かの市民から「楽しみにしているので、是非コンサートを続けてほしい」との励ましの声があり今日に至りました。
             (*10月15日「藤原真理チェロコンサート」)
 コンサートは、まず、鑑賞者が充分に集まらないと財政的な不足や会場の盛り上がりにも欠けてしまいます。2017年度の会員は、多くの方のご理解により147名と大幅に増えました。会場のホールでは、エアコンの騒音が問題だったため、「演奏中は切ります」とお願いするしかありませんでした。この騒音対策として1年間あまり検討を重ね、3月から4月にかけてエアコン機器を更新し、その周辺に吸音材を貼り付けるなどして改修しました。その結果、5月21日の宮谷理香ピアノリサイタルではエアコンを入れて開催することができほっとしたところです。そのときの感想を紹介いたします。
「どの曲目も、一つの曲の中で繊細さと共に力強さ、大胆さなどが織りなす素晴らしい演奏でした。アンコールの「トルコ行進曲・ジャズ」もまた一味違った名演奏で素晴らしかったです。また、宮谷さんの様々な興味深い話とともに演奏会が進められたのでクラシックにより親しみが感じられ、楽しく、時間のたつのが早かったです。帰りに、娘もとてもよかったと話していましたが、親子ともどもいい午後のひと時を過ごさせていただきました」
 現在、「教育会館ふれあいコンサート」は、その名の通り身近で演奏者とふれあい、家族や知人ともふれあい、市民が気軽に生の音楽を楽しむ場になっています。今、すばらしいコンサートは、演奏者、鑑賞者、企画・運営する者が一体となり創造するものと実感しています。ご協力に感謝いたします。

2017/ 5/26







子どもの声にもっと耳を傾けたい

 先日、朝日新聞(5/5)に小学生が投稿した「先生の優しさ、次は私が」という声が目にとまりました。
 「私のたん任の先生は優しいし、教えるのもうまい、とても良い先生です。私が悩みを相談するとしっかり聞いてくれました。本当に、すごくうれしかったです。一度、先生の前で泣いてしまったことがありました。私が泣いて話せなくても先生は「どうしたの?」ってせなかをさすってくれました。なんだかホットしました。先生はおこるとこわいけど、でもみんなをホットさせてくれるような人で、私は大好きです…」
 子どもの素直な声から、改めて教師のありようを学んだような気がします。
 第一は、子どもに優しく共感できる教師です。
 子どもは、先生を優しく大好きと言っています。普段から子どもに気を使い寄り添っているから子どもの状況を把握できるのだと思います。「悩みを相談するとしっかり聞いてくれました」という言葉からも、子どもの心を受けとめ共感する教師の姿勢が感じられ、子どもが先生を信頼しているのが分かります。
 第二は、向上心があり力量のある教師です。
 子どもが教えるのがうまいと言っています。きっと、子どもの実態に合わせて分かるように教え、子どもは授業を理解し分かる楽しさや満足感を得ているからでしょう。先生は、向上心があり授業の準備や研修にも努力されていると思います。ある教師は、1日11時間どころか土日の出勤も珍しくないといいます。過労死が言われる勤務でも教材研究や準備の時間確保は難しいようです。
 第三は、豊かな社会性のある教師です。
 教育は社会的なものです。保護者や職員はもとより地域社会の協力が必要です。いろいろな方と連携できる社会性が求められます。
 以上の三点は、すべての大人に求められているものかもしれません。まず、子どもの声にじっと耳を傾けられるようになりたいものです。

2017/ 5/12







「教育勅語」問題と政治

「森友学園」問題で教育勅語がクローズアップされました。幼稚園児が教育勅語を無邪気な声で唱和する姿を見て衝撃を受け、改めて教育勅語に関心を持った人も多くいるのではないでしょうか。日本は、天皇を中心とした神の国だから教育勅語を教えてもいいという人もいます。籠池理事長も、園児に向かって「みんな天皇の子ども」だと言っていました。
 しかし、幼稚園も教育基本法1条に定められた学校です。教育基本法を守る義務があります。教育基本法には、「日本国憲法の精神にのっとり」「民主的な国家」の形成者をつくることを目的とするとあります。教育勅語の内容は、国民を天皇の「忠実な臣民」とみなし、何かあったら「皇室の運命を助ける」ことを国民の義務としいて、国民主権を柱とした憲法の精神にのっとっていないことは明らかです。すでに、衆参両院では、「基本人権を損ない、国際的信義に対して疑いを残す」として、教育勅語の排除・失効の確認がされています。
 にもかかわらず、稲田防衛大臣は、「教育勅語の精神である親孝行など、核の部分は取り戻すべきだと考えており、道義国家を目指すべきだという考えに変わりはない」と述べてきました。内閣は、教育勅語について、「憲法や教育基本法に反しないような形で教材として用いることまでは否定されることではない」との見解を示しました。
 最近の大臣の発言からは、教育勅語を否定するどころか擁護するように聞こえてきます。義家文部科学副大臣の、幼稚園など教育現場の毎日の朝礼で子どもたちが教育勅語を朗読することについて、「教育基本法に反しない限りは問題のない行為であろうと思います」との国会答弁には論外で驚きました。教育は真理を追究するところでもあり、時の政権の都合で左右されるものではありません。政治家は一方的な教育内容への介入をするより、日本国憲法を熟読し、子どもの未来のため劣悪な教育環境の改善に全力をつくすべきです。

 日本国憲法:第99条 天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負ふ


2017/ 4/28







「森友学園」問題で最も驚いたこと

 豊中市の国有地売却問題で、交渉記録の有無を質問された理財局長は「行政文書管理規則で保存期間は1年未満とされている。契約締結事案は終わり廃棄した」と答えました。これには驚きました。保存期間が1年未満なら締結されれば1日でも廃棄してよいことになります。その後の説明でも9億円が1億円になった経過が明らかにならず、多くの国民が納得していません。
 大切な国民の財産を売却するのには、公平性と情報公開が必要です。交渉記録が残っていることは、多くの行政経験者が述べています。国民の不信を払拭するためにも交渉記録を明らかにし説明してほしいものです。また、国民の信頼に応えられるよう行政文書管理規則を早急に見直すべきです。
 最も驚いたのは、事件が報じられてから流れた塚本幼稚園の動画です。子どもたちが「教育勅語」を唱和する姿には衝撃を受けました。さらに驚いたのは、園児たちが運動会の宣誓で「日本国を悪者として扱っている中国、韓国が、心を改め、歴史教科書でうそを教えないよう、お願いいたします」と唱えていることです。これには、戦前の教育を思い恐怖を覚えました。
 首相夫人は、何回も塚本幼稚園を訪問し教育方針に共感していました。講演では、この幼稚園で培われた芯が、公立小学校へ行って損なわれてしまう危険がある、だから「瑞穂の国記念小学校」が必要だという旨の発言をしています。名誉校長にも就いていました。首相も、当初は塚本幼稚園の教育は素晴らしいと発言していました。教育方針に賛同していたからではないでしょうか。
 「森友学園」問題は、大阪府と私学審議会が「瑞穂の国記念小学校」を認可しようとした経過や、事件に関連して名前が挙がった人たちを見ると、政権の中枢にある政治家、官僚、学校法人が、ある偏ったイデオロギー教育を実践する学校をつくろうとしたとの指摘があります。とても恐ろしいことです。

2017/ 4/14







地域社会から、原発避難いじめをなくすために…

 東京電力福島第一原発事故から6年が過ぎました。事故で各地に避難した人がいじめを受けた実態が明らかになりマスコミで報道されてきました。なぜ、原発避難のいじめが起きるのでしょうか。
 子どものいじめについて、大きく取り上げられたのは中学1年の男子生徒のケースです。横浜市の小学校に転校してきた2年生のときから名前に「菌」をつけて呼ばれるいじめを受けていました。さらに、「賠償金があるだろう」といわれ、ゲームセンターで遊ぶ金額を支払わされていたことなどに対する、学校や行政の対応が問題となりました。
 原発避難いじめが、あれほど問題となったにもかかわらず、原発事故で自主避難してきた新潟市の小学4年生が、担任の教師から名前に「菌」を付けて呼ばれ学校を休んでいることが報道されました。これには言葉もありません。避難してきた家族と子どもがどんな気持ちで生活しているかを思い、子どもに寄り添った言動が必要なことは当然といえます。
 子どもの問題は、大人社会の反映と言われます。福島県から避難してきたというだけで、「放射線に汚染されていて放射線が人から人にうつる」「自主避難者が多額の賠償金をもらっている」など、原発被災地に対する偏見や放射能に対する誤解が主な要因です。いじめは大人が発した言動が背景となっていると思われます。学校や地域社会は、いじめをなくすための体制をつくり子どもを見守っていきたいものです。

2016年度、遺児育英資金カンパ223,000円送付

 当会館は、東日本大震災による遺児・孤児の経済支援のため、10年間、桃・柿育英会に寄付を行うことを決め募金活動に取り組んできています。2016年度は、チャリティーコンサート・工房G展などを開催した結果、223,000円の遺児育英資金を送ることができました。みなさまの温かいご理解と協力に感謝申し上げます。

2017/ 3/24







 2017年度 会員募集!サークル活動・教室を楽しんでみませんか










(リトピュアリトミック)

 教育会館主催のサークル活動で、楽しみながら仲間と学ぶ市民の方がふえています。2017年度になり会員募集するサークルもあります。気持ちを新たに教育会館のサークル活動・教室に参加してみませんか。なお、市民が主催するサークル活動も活発に行われています。ホールや会議室は、どなたでも利用できます。

1、0歳(2か月)から3歳までのリトピュアリトミック教室  常時募集
   0歳児から音楽に親しむことで、絶対音感、リズム感、集中力、コミュニケーション能力などぐんぐん育ちます。ママにとっては楽しく癒しの時間になります。指導は佐野享子先生です。
   問い合わせ・申し込みは090-4421-3476(佐野享子)

2、童謡・愛唱歌を楽しむ会  現在満席
   月1回(第2土曜日)会費500円。元小学校音楽教師だった浦ア陽子さんの指導により毎回40名以上の会員が和気あいあい童謡や愛唱歌を楽しんでいます。

3、「大人のリコーダー」サークル  2017年度会員募集
   月2回(第1と第3水曜日)会費1000円。初めての方、久しぶりに吹かれる方が山本典子さんの指導により練習し、リコーダーの楽しさ豊かな表現力を味わいます。練習ではアルトリコーダーを中心に行います。初回は5月17日(水)

4、「大人のフルート」サークル  2017年度会員募集
   月2回(第1・第3火曜日)会費3000円。野上修一さんの指導により、Aは初めての方のサークルです。Bのアドバンスサークルは、吹いた経験のある方のサークルです。初回は5月2日(火)

5、大人のピアノ教室 現在満席
  月2回(第2・第4の木・金曜日)会費3800円。初めての人や再挑戦の人が松村友美さんの指導のもと個人レッスンをマイペースで楽しんでいます。


  ○ サークル活動の企画・運営を希望される方、歓迎します
新しく教育会館主催のサークルの企画・運営を希望する方はご連絡ください。話し合いにより共通理解ができた場合は、協力してサークルを開設します。
ホール・会議室を利用し自主的に行うサークルや教室も歓迎。

(公財)横須賀三浦教育会館 046-824-0683

2017/ 3/10








  教育相談室へのうれしい便り
保護者・学校・病院・教育相談室の連携

 先日、2年半くらい前に、来室相談にかかったという保護者の方から、お手紙をいただきました。その方は、お子さんが中学校に入学して2か月くらいで、始終体調の不良を訴えるようになり、学校に行けなくなったということで、相談に来られたのでした。病院に行って診てもらったりもしたのですが、特に悪いところはないと言われ、本人はもちろん、親子で苦しい思いをされていました。
 A病院では小児科と、同科の心理相談室が連携して、医療と心理の両面から回復を支援してくれるので、そこで受診してはどうかと勧めました。高次医療の総合病院で医師の紹介状が必要なのですが、その病院は並行して心理相談室にかかる場合、校長先生の紹介状でも良いと聞いていたので、校長先生に相談して紹介状をいただくように勧めました。お子さんの中学校の校長先生は快く紹介状を書いてくださったばかりか、こちらの教育相談室にもすぐ連絡をくださり、病院とも継続的に連携して対応してくださいました。
 お手紙には、「校長先生をはじめ、学年主任、担任の先生、相談員さん等、校内でも多くの方々が温かく見守ってくださいました。教室に入れないときには、そういう子の居場所となっているお部屋で過ごさせてくださり、2年間苦しい時間でもあったけれど、自分で行きたい学校が決められ、入学が決まって安心したのか、素直な笑顔が見られるようになりました。」と、結ばれていました。
 学校に行けない子どもたちは、それぞれいろいろな要因があって、心身のエネルギーが減ってしまい、気持ちはあっても動けなくなってしまっています。心身のエネルギーを蓄えて、動き出せるようになったら動き出せばいい。いろいろな人ができる支援をしながら、長い目で見ていけば、必ず長い夜が明けるように、光が差してくると思います。
 このケースも本人の気持ちと親御さんの必死の願いがうまく伝わり合い、時間はかかりましたが、医教連携で明るい光が差してきたのを感じられます。
 春の訪れのようなうれしいお手紙でした。

2017/ 2/24








  3.11東日本大震災…チャリティーコンサート
城北小・衣笠中出身「渡邊達徳ヴァイオリンリサイタル」

 

 3月11日には、東日本大震災から6年になります。今も5万人以上が避難を強いら れており、廃炉作業は延々と続いています。仕事を奪われ、いつ自宅に帰れるか見通しが立たないため自殺する人や経済的理由から進学を断念する子もいます。3.11は忘れてはいけない現実問題です。
 当会館は、「3.11あの日を忘れない東日本大震災」を思い起こし、東日本大震災に よる遺児?孤児の経済支援のため、桃?柿育英会「東日本大震災遺児育英資金」への寄付を10年間行うことを決め募金活動に取り組んできています。
 本年度は、3月4(土)にチャリティーコンサートとして「渡邊達徳ヴァイオリンリサイタル」を開催します。横須賀市出身(城北小・衣笠中卒)の渡邊達徳さんは、ヴァイオリン奏者としてソロや室内楽、オーケストラ、メディアに出演するなど忙しく活躍されています。今回、出演いただく機会に次の点を伺いました。
1ヴァイオリンをはじめたのはいつ頃ですか。そのきっかけは何ですか。
 7歳です。母に連れられて行った教室でヴァイオリンの音を聴き、「自分もこんな音を出したい」と思いヴァイオリンを始めました。
2今回のチャリティーコンサート出演は、どんなお気持ちでしょうか。
 震災時は横須賀にいました。追浜から自宅まで歩いて帰ったのを覚えています。  今回チャリティーコンサートということで、「花は咲く」「ひまわり」など復興に因んだ曲を演奏することで、東日本大震災の記憶を次に伝えていければと思います。
3音楽に対する子どもたちへの思いはいかがでしょうか。
 子どもが大好きで、子ども向けコンサートに多数出演したり、先生としてヴァイオリンを教えたりしています。このコンサートに親子でお出でいただき、楽しい思い出を作っていただければ嬉しいです。


2017/ 2/10








子どもの未来のため、まず教職員増を!
   教師の多くは、過労死ライン越えの勤務

 

 広告大手の電通に勤務していた新入社員(当時24歳)の高橋まつりさんが自殺した問題では、三田労基署が「仕事量が著しく増加し、時間外労働も大幅に増える状況になった」と認定し、心理的負荷による精神障害で過労自殺に至ったと結論付けました。政府が公表した残業の「過労死ライン」は80時間超、それをも大きく上回っていました。
 子どもの教育と未来に影響を与える教師の勤務も多忙で過酷です。「連合総研」の調査によれば、週に60 時間以上働く小学校教諭の割合が72,9%、中学校教諭の割合が86.9%となっています。医師や建設業など他の業種より高い割合となっています。これは、ほとんどの教師が「過労死ライン」を超える残業を行っていることになります。
 文部科学大臣は、業務改善の重点モデル地域を指定する。部活動に休養日を設けるなど負担を減らす。業務改善を助言するアドバイザーを派遣するなどの負担軽減策を打ちだしています。しかし、これで学校現場が改善されるのでしょうか。とても抜本的な改善策とは思えません。
 教職員や保護者が、豊かな学びを保証するため、早急な全学年での35人以下学級の実現や少人数学習の拡充、計画的な教職員定数改善を求めて、毎年、教育予算要求署名を行ってきています。これは、子どもの未来のため教育を大切にしてほしいという強い願いからです。中央教育審議会答申も、子どもを大切にした環境づくりのため人的な条件整備がいっそう必要と述べています。
 日本は、教育への公的支出がGDPに占める割合が、先進国の中で最低水準のままです。教師の多忙化は、子どもに悪影響を与え教育の質の低下にも繋がっています。この実態を直視し、政府が発想の転換を図り、子どもの未来を希望あるものにするため、なんとしても、教職員増を図ってほしいものです。


2017/ 1/27








明けましておめでとうございます 本年もよろしくお願いいたします





横須賀三浦教育会館
 当会館は、三浦半島地区の住民及び教育関係者の教養を高め、その生活と福祉の増進を図り、地域の教育文化の振興発展に寄与することを目的に設立されました。この目的を達成するため、「児童又は青少年の健全な育成に関する事業」「地域の教育、文化及びスポーツの振興に関する事業」「教育及び文化活動を支援する施設貸与に関する事業」などを行っています。
 ホールや会議室は市民の方々に貸し出しています。諸会議、軽運動、コンサート、美術展など、安心してご利用できます。
 2010年12月から公益財団法人横須賀三浦教育会館となり6年が過ぎました。そ の間、市民参加による公益事業の充実を図ってきました。特に、幼児による「リトミック教室」や「にこにこ親子クラブ」、大人の「フルートサークル」「リコーダーサークル」「童謡・愛唱歌を楽しむ会」などのサークル活動は、幼児からお年寄りまで参加し、市民の自主的な運営により活発に行われ参加者も増え好評を得ています。また、教育会館ふれあいコンサートは、市民の方々に生の音楽を身近で楽しんでいただくため、2004年度から発足いたしました。現在、「ふれあいコンサート」の名の通り、身近で演奏者とふれあい、家族や友だちとも気軽に楽しむ場となっています。
 会館には三浦半島地区教職員組合・三浦半島地区校長教頭組合協議会(横須賀市立学校管理職組合)・横須賀市PTA協議会・横須賀市私立幼稚園協会の事務所が置かれ、三浦半島地区教育文化研究所が設置されています。それぞれの団体は、会館を拠点に子どもの幸せを求めて活動し成果を挙げています。
 今後も平和と子どもの幸せを願い、市民の発想と行動力に期待した公益事業の充実をはかり、より親しまれる教育会館として発展したいと思います。どうぞ、本年もよろしくお願いいたします。


2017/ 1/ 9








東京五輪…アスリートファーストという言葉に違和感
〜税金の使い方は、国民のために〜

 

 オリンピック会場問題では、「アスリートファースト」「レガシー」の言葉が頻繁に使われ違和感を覚えました。特に、金メダリストA氏の「客席と深さが足りないので辰巳じゃできない」、元JOC職員でスポーツコンサルタントB氏の「五輪は平和のためにやるのだからお金はいくら使ってもいい」の発言には本当に驚かされました。
 会場問題からオリンピックによる税金の使われ方に国民の関心が寄せられ、アスリートファーストの掛け声のもとに多額の税金が使われることに疑問の声も聞かれるようになりました。「新会場よりも教育や福祉に」と、声高に叫ばなくとも日常の生活に困っている国民が多くいるからです。
 いまだにプレハブの仮設住宅などで不自由な生活を強いられている人、低賃金と人手不足でも頑張っている保育士や介護職員など、経済的理由から進学を断念する青年、年金では生活できないお年寄りのことなどを想像できれば、「今ある施設を十分に使いこなしてください。もっと税金の重みを考えて使ってください」。これらは当然の意見だと思います。
 それでも、東京五輪組織委員会や国内外の競技団体の多くが「選手のため」「レガシーを残すため」と訴え、当初の計画通り新会場をつくるべきだと主張しました。なかには激高する有名会長も。そんな中で女子マラソン五輪メダリスト有森裕子さんの意見は納得できるものでした。一部を紹介いたします。
 「五輪は、あくまで社会の中で開催されるスポーツの祭典。そうした観点から、東京大会は「社会ファースト」で行われるべきです。競技場は既存のもので使えるものがあれば、使えばいい。新しい箱ものが、必ずしもレガシーになるわけではない。膨張した予算のツケは、いずれ国民に回ってくるのです」
 当初の約2.4倍の1.8兆円ともいわれる東京五輪・パラリンピック予算、杜撰な見積もりと経費の使い方、東京五輪組織委員会の事務所費が2020年までに30億円超えるという金銭感覚、日本は膨大な借金国です。これ以上、無責任に国民の負担を増やし子どもたちに借金を残してほしくないものです。


2016/12/23








2017年度教育会館ふれあいコンサート会員募集!
〜ご希望の方はお早めに申し込みを〜

 

 2016年度の「教育会館ふれあいコンサート」は、4回とも満席で楽しんでいただくことができました。演奏者と鑑賞された方々のご協力に感謝いたします。
 昨年度の第1回「山形由美フルートリサイタル」では、会員募集と予約が重なり希望者が多かったため、会員申し込みをお断りしなければなりませんでした。
 つきましては、2017年度会員ご希望の方はお早めに申し込みをお願いいたします。会員募集は2017年3月31日締め切り定員になり次第終了させていただきます。4月3日からは、4月23日に開催する2017年度第1回「山形由美(フルート)&山宮るり子(ハープ)が贈る珠玉のデュオ」の予約を受け付けます。
 11月27日に開催した第65回教育会館ふれあいコンサート、NHK交響楽団の名手が奏でるクラリネット(松本健司)&チェロ(藤村俊介)も数日で売り切れになりました。魅力ある出演者と市民の方の関心の高さによるものと思います。当日いただいた感想をご紹介します。

*すごくいい席で聞いていて、チェロは気持ちの良い音でした。クラリネットもとてもきれいな音でした。ピアノの人の指の動きがとてもなめらかでびっくりしました。私もピアノを習っているので、大人になったら同じようにできたらいいなと思いました。すてきな音楽をありがとう。
*クラリネット、チェロ、ピアノの全てが素晴らしかったです。トークも素晴らしく人柄の良さがあふれ出ていて、なじみのある曲もない曲も全て心地よく聴けました。
 教育会館ふれあいコンサートは、演奏の合間にちょっとしたトークが入り、それぞれ出演者の貴重な経験談や楽器説明などを聞くことができます。音楽家の豊かな人柄にも触れることができ心地よい時間を過ごすことができます。

松本健司・藤村俊介 デュオコンサート


2016/12/ 9








原発避難先いじめ…手記を読んで

 

 福島第一原発事故により福島県から横浜市に避難してきた中学1年生の生徒がいじめを受け不登校になった問題を報道で知りました。
 「ばいきんあつかいされて、ほうしゃのうだとおもっていつもつらかった。福島の人はいじめられるとおもった。なにもていこうできなかった」「いままでなんかいも死のうとおもった。でも、しんさいでいっぱい死んだからつらいけどぼくはいきるときめた」
 この手記に多くの人が胸を痛めました。手記の公表については弁護士がためらったけど、他の子の励みになればと生徒が公表を求めたそうです。自分がつらく痛んでいるのにもかかわらず、同じ境遇の子を思う優しさと勇気がいっそう心に響きました。
 横浜市教育委員会が設置した第三者委員会の報告書では、生徒は転校した直後の小学校2年生の時に名前にばい菌の「菌」を付けて呼ばれるなど学校内でいじめがあったと認定。また、生徒は5年生の時に「賠償金をもらっているだろう」と言われ、遊ぶ金として5万円から10万円を合わせて10回ほど払わされたと認定。学校と教育委員会に対しては、「…学校教育を行うものとしての見識を疑う。教育の放棄に等しい」ときびしく非難しています。
 転校生を受け入れた学校では、教職員が原発事故で避難しなければならなかった意味をきちんと学習し、子どもに教えなかったのでしょうか。周りの大人たちはどうだったでしょうか。原発事故により避難している子どもに対するいじめは各地で報告されています。
 今回の生徒の公表を生かすべく、改めて学校と周囲の大人は子ども一人ひとりの声なき声にも目を向けたいものです。いじめた子どもの言動がどこから生まれたのか大人自身が問うてみることも大切ではないでしょうか。

2016/11/25








11月5日開催 市民教養講座

頑張れ!小さき生命(いのち)たちよ!
〜新生児医療の現場から、問われる共生社会のあり方

 

 講師の豊島勝昭氏(神奈川県こども医療センター新生児科部長)は長く新生児医療に携わり、重い障害や病気を持つ子どもたちとそのご家族に寄り添ってこられました。講演は神奈川県こども医療センターのNICU(新生児集中治療室)でかかわった小さな生命たちとの日々を中心にお話しいただきました。
 「どんな子も、これから生まれるその家族を選び、その家族に会いたくて、その家族と幸せな日々を過ごそうとして生まれてくる。どんな子も一生懸命に生きようとし、その生を全うしようと生き抜いている。その姿はどんな子も力強く愛らしい。」強い愛情に裏打ちされた温かな語り口で、NICUで懸命な治療を受け、その生を終えて天に還ったり、元気になって、あるいは重い障害を持ちながらも懸命に生き延び、家に帰ったり、それぞれ違いはあっても、その子どもを受け入れ、共に生きようとし、あるいは今でも、日々、その子に寄り添って生きるご家族の話が、スライド写真と共に紹介されると、参加者は涙を流して聴き入っていました。
 豊島医師は、TVドラマ「コウノドリ」の制作に医療監修としてかかわられました。「あのドラマはフィクションではなく、毎日僕らが経験している現実です」と言われました。NICUで子どもたちに起こる様々な奇跡は、医療だけではなく、実はご家族の思いが起こしていることなのではないかと感じ、そうして生き抜いている子どもたちの人生が少しでもより良いものとなるようにするために、様々な活動をされています。
 今後は、「医教連携」で、重い障害や病気をもって生きている子どもたちの就園や就学をどのようにしていけば、子どもや家族、そして受け入れる幼稚園や学校に一番いい形になるか、医療の立場でできることを考えて研究をしているところだそうで、「合理的な配慮」をしながら、様々な支援を必要とする子どもたちと、共に学び、共に生きるインクルーシブな学校をめざす神奈川県の教育政策にも通じ、深く考えさせられる内容でした。
市民教養講座「頑張れ!小さき生命たちよ!〜新生児医療の現場から、問われる共生社会の在り方」

2016/11/11








「ラッセラー・ラッセラー・ラッセラッセラッセラー」

 

 10月16日、第64回教育会館ふれあいコンサートを開催しました。出演は、響道宴(和太鼓)、小濱明人(尺八)、山本大(津軽三味線)の和三BOMトリオです。和太鼓の奥底に響く力強いリズム、尺八の幻想的な音色、津軽三味線の艶やかな音色、三人のソリストがそれぞれ独自の感性、表現力、テクニックをもち、日本の伝統楽器の音が融合され聴く者を魅了しました。
演奏の合間には、それぞれの楽器などについての説明があり、いっそう興味をもって聴くことができ楽しみが広がりました。尺八の名称は、標準の管の長さが一尺八寸(約54.5cm)であることに由来しているとのことです。短いのも長いのもありますが尺八と呼びます。津軽三味線は他の三味線よりも棹が太く胴も大きく重量感があります。演奏方法も打楽器的になるようです。

コンサート後に感想をいただきました。ご紹介します。

*昨日は、和三BOMコンサートをありがとうございました。2回目でしたが、 前回にも増して三つの和楽器の魅力を十分に味わわせていただきました。尺八や三味線が大きな和太鼓と一緒に演奏してもバランス的に決して負けてしまわない、それどころか演奏の中での存在感がそれぞれ輝きながら一つのハーモニーになっていて、さすがでした。
*日本で生活していながら普段は、生演奏は勿論、テレビでもラジオでもほとんど和楽器の演奏等を聴く機会がないとは考えてみると偏っているような気がしますね。生で聴いてみると、よりいっそう和楽器の魅力が伝わってきました。特に 青森ねぶた囃子、よされ節、じょんがら節、オリジナル曲なども良かったです。それから「パイプライン」これもすごく楽しめました。

 「和三BOMコンサート」は、響道宴さんの和太鼓による目を見張るパフォーマンス、小濱明人さんの尺八による熱演と音色、山本大さんの津軽三味線による切れの良い音、ベンチャーズの演奏も。最後は、津軽三味線を中心に「ラッセラー・ラッセラー・ラッセラッセラッセラー」と会場全体が盛り上がりました。


2016/10/28








電通社員の自殺、労災認定…長時間の過重労働が原因
 〜人権が尊重される社会へ、勤務条件の改善を〜

 

 昨年のクリスマスの早朝、広告大手の電通に勤務していた新入社員(当時24歳)の高橋まつりさんから母幸美さんに「仕事も人生も、とてもつらい。今までありがとう」というメールが届きました。すぐに電話で「死んではだめよ」と話しかけると、「うん、うん」と力ない返事があり、数時間後には自ら命を絶ちました。会社の入退記録によると、高橋さんは深夜や早朝の帰宅が当たり前になっていたそうです。
 三田労基署は「仕事量が著しく増加し、時間外労働も大幅に増える状況になった」と認定し、心理的負荷による精神障害で過労自殺に至ったと結論付けました。業務が増えたのは部署の人数が減ったからです。恒常的な人手不足に加え、上司からは「君の残業時間は会社にとって無駄」などと注意されていたそうです。これでは心身ともに破壊されるのは当然です。
 政府が公表した残業の「過労死ライン」は80時間超、高橋さんの残業はラインを大きく上回っていました。電通は「現場を理解して人員配置をすべきだった」として経営に責任があるとしています。
 子どもの幸せに影響する教師の仕事も多忙で過酷です。「子どもと遊び学習し共感して生活を送りたい」「授業研究・準備をして子どもの目が輝く授業がしたい」と希望に燃えて教師になった新任教師。ところが、現実の多忙の生活から数か月で退職する人もでています。療養休暇や休職をする人も増えています。最近、気がかりなのは、文部科学省が推進する道徳教育の教科化と評価、小学校英語教科化の方針です。本当に必要でしょうか。ますます子どもと教職員の多忙化に拍車がかかり学校教育がだめになってしまわないか心配です。
 保育士、看護師、介護職員なども同じ課題を抱えています。要因の多くは人手不足による長時間勤務と低賃金による過酷な労働環境にあります。政府や企業は、人権が尊重される社会へ、言葉だけではなく働く人の勤務条件の改善を具体的に図ってほしいものです。安心して生活できる社会の実現のために。

2016/10/14








小学校の英語教科化は必要か?

 

 グローバル人材の育成を掲げ、2020年度から、文部科学省は外国語活動を小学校3・4年生からはじめ、5・6年生の英語を従来の「外国語活動」から「教科」にする方針です。これに対し、朝日新聞(9月8・16日朝刊)で問題指摘する大学准教授の意見の一部を紹介します。
 政治学者でもある施光恒さんは、「例えば、新しいことを考え、作り出す創造性は、既存のものへの違和感やひらめきから出発します。そうしたことを言語化するのに強いのはやはり母語です。英語重視の改革が、そうした活動を後退させ、日本人の創造性を失わせてしまう懸念があります」と指摘しています。
 21年間、アメリカで研究生活を続けての実感という金木正夫さんは、「人は言語で考えます。私にとって英語だけでなく日本語で考えることが新しい発想や見方に役立っています。世界で通用する英語能力獲得には、日本語能力の充実を前提に、高等教育での英語の授業の時間増と質の向上、論理的な思考や議論の訓練、異文化理解を深めることが効果的で本質的と思います」と述べ、施光恒さんの見解に賛同しています。
 中央教育審議会の外国語専門部会でもさまざまな意見が出ています。義務教育に関する意識調査によれば、小学校からの英語活動必須化について、保護者の約7割、学校評議員・首長の約5〜6割が肯定的な一方で、教員、校長・教頭等、教育長で肯定的なのは約3〜4割とあります。小学校教育は人格形成の面で重要。教科化されれば英語が使えるという保障はない。教育内容、導入時期、教員の資質、他教科への影響、進学塾の反応など、大局的に議論をつくす必要があるという意見も出ています。
 小学校教育の本質と現状から英語の教科化は正しいといえるのでしょうか。 子どものため、学校と保護者から徹底した討論をしてほしいと思います。

2016/ 9/23








夏の公益事業「作文教室」

心に残る小さな出来事を書こう

 



 夏休みの三日間、4・5・6年生を対象に作文教室を開催しました。講師は田中定幸先生です。教室では、作文には「ある日型」と「いつも型」があることや書くときの心得を学びました。そのとき、参加者が書いた文を紹介いたします。

作 文 教 室
4年 白石敏也
 ぼくは、作文教室にいきました。作文教室の一日目は、まず、「生活を書く」を読みました。
 先生が、「生活を書く。」と言いました。ぼくもいっしょにあわせて読みました。と中で先生が、「森のくまさんを口ずさむ」と言い、森のくまさんを歌いました。いっしょに合わせて歌いました。先生は、ぜんそうや音楽を自分でかなでながら、大きな声で歌いました。
   そして、歌い終わると、また「生活を書く」を読みはじめました。そして、読みおわるとこんどは、この作文教室に名前をつけようと言いました。そして、先生が、「作文名人への道」と言いました。
 そして、あいさつのしかたをきめようと言いました。そして、先生が、さいしょのあいさつを言いました。その次のあいさつは、「この作文教室にきているみんなにあいさつをします。」そして、最後のあいさつは、「この作文教室をけいかくしてくれた先生にあいさつをします。」と言って、あいさつをしました。
 そして、二つの作文を読みました。かた方の方は、「たけうま」というだい名で、「ある日型」でした。そして、もうかた方は「竹馬のれんしゅう」で、「いつも型」でした。その二つの作文を見くらべて、ちがいをみつけていきました。
 ぼくが見つけたのは、おしえていたりおしえられていることや、漢字が多かったり少ないことを見つけました。ほかの子が見つけたのは、会話が多いことや竹馬の練習をしていることを見つけていました。そして、あいさつをしておわりました。

*夏の公益事業は、作文教室のほかに「夏休み子どもリコーダー教室」「科学工作教室」「おやこdeアート」を開催しました。参加者は、創造する楽しさや上達する喜びを体験しました。


2016/ 9/ 9








磯遊びはおもしろい…葉山、芝崎海岸

 

 磯遊びは,潮の引いたときが最適です。磯にはたくさんのタイドプール(潮だまり)ができ、その中に取り残された生き物を近くで観察できるからです。8月15日、葉山の芝崎海岸へ磯遊びに出かけました。
潮が引く1時間ほど前に磯に出ました。岩場を進むと、最初に目に入ってきたのが岩の間にびっしり殻を並べているカメノテ、富士山のような形のかたい殻が並んでいるフジツボです。フジツボはエビやカニと同じ甲殻類です。みそしるに入れてダシをとり味わってみるとエビ、カニの味と香りがします。カメノテもフジツボと同じです。
あちこちにヤドカリがいます。はじめは貝殻に閉じこもっていても、しばらくすると元気に動き出します。歩く姿はかわいらしく、指でつついてみるとすぐに貝殻にかくれていまいます。用心深いのでしょうか。
8枚の殻をもつヒザラガイ、三葉虫の化石を思わせる姿です。鵜の足の形をしたウノアシなどが岩に張り付いています。どこの磯にも多いヒライソガニを捕まえました。カニのハサミは足が変化してできたものです。したがって、カニの足はハサミを入れて10本です。
潮だまりの底にはギンポやハゼ、ナベカがいました。コトヒキが数匹ゆったりと泳いでいました。魚はわずかな隙間を見つけてすばやく隠れてしまうので網で追いかけてもなかなか捕まえることができません。しかし、魚の逃げ道を予測して網を張り追い込み捕獲に成功したときは喜びでいっぱいです。ときには網を上げると魚と一緒にエビが入っていることもありました。
 潮が満ちてきたので帰ることにしました。磯遊びはキャッチ・アンド・リリースが原則、動かした石は元の位置、元の向きに戻しておくことが大切です。捕獲したものはすべて海に返しました。









2016/ 8/26








小中学校の道徳教育は教科にすべきか?

 

 文部科学省は、小学校で2018年度から、中学校で2019年度から道徳教育を教科にする方針です。その文部科学省の専門家会議が指導方法や評価のあり方について報告をまとめました。
 子どもの評価は数値によらず記述式にする。それぞれの成長を積極的にとらえ励ます「個人内評価」とする。入試の合否判定には使わない通知表には子どもの状況を記述しても受験校へ提出する調査書には記さない。さすがは専門家の方が考えたものです。だが、はたして道徳教育の本質や教育現場から考えたとき本当に妥当といえるのでしょうか。教員の多忙の現実に呼応したように、評価の記述の文例集がすでに出版されています。
 毎日新聞の社説では、子どもの内面が評価できるか。多様な価値観を認める教科が生まれるのか。いずれも疑問をぬぐえない。「道徳」はやはり教科にすべきでないと主張しています。また、道徳が70年以上教科にならなかったのは、教科書を使い評価することが心のあり方への介入となる懸念があったからだと述べています。
 朝日新聞の社説では、数量的に学力の到達度を見る他の教科とは異なり、道徳という教科が客観的な「評価」に適さないということを示していると述べています。なぜ教科化なのか。その共通認識や理解は、とりわけ学校現場の教員に欠かせないが、戸惑いの声は少なくない。検定教科書は、運用次第では愛国心を教え軍国主義を担った戦前の国定教科書に近づきかねないと指摘しています。
 声の欄では、「道徳」は評価できるんですか?と中学生が疑問を投げかけ、これに対し、大学生が、道徳は自分の心に気づく教科であり道徳の授業で人間を評価することはできないと主張しています。中学生や大学生が感じるように、道徳教育の教科化と評定については、多くの問題があります。

2016/ 8/12






夏休み、磯遊びを楽しもう!…気をつけたい生き物

 

ヒョウモンダコ
 三浦半島は、周りが海で磯に恵まれています。磯は岩でできています。潮が引いたときの磯は、小魚をはじめ、ウニ、ヒトデ、ヤドカリ、貝、イソギンチャクなど、たくさんの海の生き物を見ることができます。海の生き物は、体つきや動き方、エサのとり方までさまざまでとても不思議です。いくら見ていてもあきることがありません。まるで自然の水族館です。
 あるとき、磯にくわしいAさんと磯に行き観察を始めると、ハオコゼというとてもかわいい小さい魚がいました。体は赤白黒の斑になっています。背びれのトゲには毒があり、まちがえて足で踏んだり手でつかんだりしてトゲが刺さると「ずきん」ときて半日ほどはもうれつに痛みます。刺された場合は、すぐに刺された所の血を絞り出し傷口を海水で洗うことが大切です。
 他に、危険なヒョウモンダコ、電気クラゲと呼ばれるカツオノエボシ、トゲの長いガンガゼ、ゴンズイ、アカエイ、ミノカサゴなど触ってはいけないものがいます。また、クサフグや丸い甲羅のスベスベマンジュガニなどは、一匹で人を殺すほどの毒をもっています。まちがえて食べないようにしましょう。事前に図鑑やインターネットなどで調べておきたいものです。
 磯はとてもおもしろく、生き物や海の様子から地球環境まで考えさせてくれます。触ってはいけないもの、食べてはいけないものを知って磯遊びを楽しんでください。また、ゴミを持ち帰り動かした石は元にもどしておくなど、磯を大切にしてほしいと思います。  磯遊びは、大潮の干潮時が最も適した時間帯です。干潮時の2〜3時間前に現地に入り、1〜2時間後までには終わらせるのがベストです。磯は滑りやすく岩がとがっていてケガをしやすい場所ですから注意が必要です。そのためマリンシューズ、軍手、帽子などケガ防止の準備をして出かけましょう。
ガンガゼ、ハオコゼ、ゴンズイ

2016/ 7/22






音楽の力はすばらしい!

 

 〈 5/8 フルート山形由美さん〉

 スペインで行われたあるサプライズ演奏の動画を見ました。少女が広場でコントラバスを抱えた男性の帽子に、一枚の硬貨を入れるところから始まります。少女がお金を入れると、その男性は「ベートーヴェンの交響曲第9番」を演奏し始めます。すると、別の楽器を持った演奏者が次から次へと登場、演奏がどんどん壮大なものへと変わっていきます。
 これには通りがかった観衆たちもビックリ!聴衆はどんどん増え演奏者の周りには人だかりができます。合唱団も加わり曲は感動の大フィナーレを迎えます。聴衆たちは、素晴らしい音楽に心打たれ、演奏者・合唱団に大きな拍手を送っていました。
 動画をよく見みると、ベビーカーを止めて聴く女性、手で指揮をとりながら聴く笑顔の子ども、子どもを肩車して聴く男性、耳を澄ますお年寄りなど、演奏を聴いていた聴衆は笑顔で生き生きとしています。演奏者たちも笑顔になっているのが分かります。人々の顔に笑顔をもたらし、みんなの心をつなぐ音楽の力に感動を覚えました。
 小学校教師のAさんは、「…子どもたちが互いに心を通わせて、歌ったり演奏したりする時間は尊い。音楽は楽しい。楽しいから笑顔になる。笑顔になると元気がでる。これからも、子どもたちとともに音楽の時間を楽しんでいきたい。子どもたちの明るく元気な歌声の響く学校にしていきたい。音楽の力を信じて…」と述べ、日々の教育に取り組んでいます。
 当会館では、2004年から「教育会館ふれあいコンサート」を開催してきています。ふれあいコンサートの名の通り、身近で演奏家とふれあい、家族や知人ともふれあい、市民が気軽に生の音楽を楽しむ場となっています。10月16日には、和楽器トリオによる「和三BOMコンサート」を開催します。感動と笑顔を演奏者と市民で共有できれば幸いです。  

2016/ 7/ 8






第5回教育会館名画セミナー
「浮世絵に見る江戸の食卓」の感想

 

林 綾野  6月4日、第5回教育会館名画セミナーを開催しました。講師のキュレーター林綾野さんは、4・5月8回放送のNHK趣味どきっ!「旅しよう!おいしい浮世絵!」に出演。各地で浮世絵展などが開催され関心が高まったからでしょうか。セミナーには、多くの方が参加され熱心に耳を傾けていました。その感想を紹介いたします。

*Eテレの「趣味どきっ!」が終了して少々寂しく感じていました。浮世絵に熱中するようになって数年、「食の視点」は意外でかつ面白いなと思いました。今回の話は奥深く、まだまだいろいろ聞かせてほしいと思いました。
*江戸の人たちはおいしいものが大好き、おしゃれでユーモアいっぱい、「現実の生活」の中に楽しみをいっぱいちりばめて生活していたのですね。これぞ粋!という感じがします。
*林さんの絵に対する熱い思いが伝わってきました。西洋の食(ゴッホ、モネ等々)も興味深かったですが、「浮世絵と食」は食文化、そば、てんぷら、うなぎなど今でも食べられている歴史にも共感できて、一番おもしろく魅力的な内容でした。

 林さんは、「絵を見る喜び、それはとても個人的で、ささやかな楽しみかもしれません。ですが、誰かが思い入れを持って描いたもの、何かを伝えようとしたこと、そうした人たちの営みを受け止める体験でもあります。それは、時に私たちを励まし、力づけ、人生に彩りを与えてくれます」と述べています。
 浮世絵は、町人文化が花開いた江戸時代の人の心をとらえました。その理由は、美しさと分かりやすさだと言われます。また、ゴッホ、モネ、ルノワールなど代表的な印象派の画家をはじめ世界中の人々からも愛されています。
今回の「浮世絵」セミナーが、より豊かな鑑賞の一助になれば幸いです。 浮世絵に見る江戸の食卓  

2016/ 6/24






「子どもの自殺」を防ぐために

 

 5月9日、ゴールデンウィーク明けの月曜日に、品川区の女子中学生2人が、手をつないで電車に飛び込み自殺しました。遺書などもあり、人間関係に悩む記述があったことなどから、自殺ではなかったかと報道されました。
 この数年自殺者が減少する中で、中学生の自殺は増加しています。2011年に71人だったのが年々増えてきて2015年には102人(男子70名女子32名)となっています。統計調査によれば、男子中学生の自殺の動機は学業不振、家族からのしつけ,叱責。女子は友人との不和、親子関係の不和が多く、それも長い時間かかって徐々に危険な心理状態に陥っていくのが一般的のようです。
 当会館の電話相談にも生徒から電話がかかってきたことがあります。「誰も自分のことを分かってくれない」「どうせ何を言ってもきいてくれない」というものです。相談員は徹底して生徒の話に耳を傾けたそうです。生徒は、問題解決に至らなくともひと時の安らぎを感じたことでしょう。餅は餅屋です。第三者の相談機関に相談することも大切です。
 鎌倉市立図書館は、「もうすぐ二学期。学校が始まるのが死ぬほどつらい子は、学校を休んで図書館へいらっしゃい。マンガもライトノベルもあるよ。一日いても誰もなにも言わないよ。9月から学校へ行くくらいなら死んじゃおうと思ったら、逃げ場所に図書館もおもいだしてね」と呼びかけ、話題となりました。これは悩める子どもに対する居場所の提供です。保健室が居場所になっている学校もあります。
 当会館の相談員は、「まずはしっかりと人の声に耳を傾けあいましょう。どんな意見にも真剣に耳を傾けてくれる人が増えていけば、子どもたちは『どうせ…』とあきらめなくなり、自殺を選ぶことも確実に減っていきます」と述べています。
 自殺は「孤立の病」とも呼ばれています。日頃から子どもと向き合って話を聞き、子どもが孤立感に陥らないよう気をつけたいものです。
 

2016/ 6/10






  横須賀・あなたの町の「おもしろ歴史散歩」No.3




 先日、久しぶりに孫たちと久里浜ペリー公園の前浜に遊びに出かけました。
 ペリー来航・上陸の地として知られ、教科書にもその時の絵が載っているのを思い出しながら、その昔に思いを馳せることしばし。これも教科書にある当時の狂歌として有名な「太平の眠りを覚ます上喜撰(蒸気船)たった四杯で夜も眠れず」を思い出すにつけ、当時の人達の恐怖の念はいかばかりか・・・と思った瞬間、昨年の「おもしろ歴史散歩」で山本氏が語ってくれた、当時の庶民にまつわる話を思い出しました。それは
「ペリーを遡ること35年も前に、浦賀にはイギリスのブラザーズ号、次にサラセン号等が入港してきており(蒸気船は初めてだったが)、当時の人達は入港した異国船を警備しながらも交流もしていた。だから当時、三浦半島の人は誰も異国船を怖がっている人はいなかったが、仕事にはならなかった。特に漁師は船を全部召し上げられるので仕事にならなかった。」また、「うちじゃあ、おやじが出ていったきり三日も帰って来ないで困っている。実際に見に出て行った連中は結構太平楽で、何か新しい物を必ず見つけて帰ってくるので『面白い、面白い。』と言って帰ってくる。これが三浦半島の普通の人達なんです。」
という話を思い出し、いかに自分が、刷り込まれた既成概念の上でしか歴史や世の中を見ていないかということではありながらも、しかしそれはある種、痛快感を伴っていて、それはそれで楽しく「へぇ〜、そうなんだあ。」と知的好奇心もくすぐられるところに、特に歴史の「裏話」の真骨頂があるように思えました。
 6月18日に開催する本講座は、今年で3回目となります。開国の町「浦賀」にまつわる話をメインに知的好奇心をくすぐる内容が詰まっています。
    〜〜〜教えて!私の町の歴史アラカルト〜〜〜
 横須賀の歴史に大変詳しい山本氏だからこその試みを初めて計画しました。
その場で、「私が住んでいる町の昔の様子を教えて。」という、参加者からの質問に山本氏がその場で答えてお話しいただくという場面を設定しました。住んでいる町だけでなく、興味のある町についてもお聞きになれるかと思います。
 

2016/ 5/27








ママも楽しい…佐野享子先生のリトピュアリトミック
 体験レッスン随時受付!

 

佐野享子先生が指導するリトミックは、絶対音感、絶対拍、絶対感性を大切に子どもたちがぐんぐん伸びる楽しい親子リトミックです。5月11日に参観し子どもたちが笑顔で生き生きとする姿とママの楽しそうな様子を拝見しました。

*感想
〇レッスン会場に行く車の中で眠っていたので寝起きでした。でも、タンバリンやボールに興味を示していて、じーっと見たり口に持っていこうとしたり反応していました。フラッシュカードやお話リトミックでは、絵本をじーっとみて集中していたのにはビックリしました。(ベビークラス)
〇すごい成長!!できなかったことが突然できるようになりビックリ!! 子どももとても楽しそうで嬉しいです。急にいろいろな変化を見せてくれて、本当に驚かされますね。子どもの動き、発する言葉がすごく嬉しいです。(リトルクラス)
〇タンバリンの裏打ちができるようになりました。「ずれているよ」と指摘すると音楽をよく聴いて修正するような場面がありました。リズム感がよくなってきたかなと思います。最近、踊りにキレが出てきたような気がします。家でもダイナミックに踊るようになってきました。(キッズクラス)

 

*詳細は、リトピュアリトミック認定講師・佐野享子(横浜高等学校教育専門学校専任講師)
電 話:090−4421−3476 
メール:peko-2141943@ezweb.ne.jp
 

2016/ 5/13








実行してほしい「子どもは宝」

 

 檜原村では、小中学生の通学バス代定期代を全額負担し給食費も8割補助。高校生も電車やバスの通学定期代の8割を補助しています。「子どもは宝」という理念を実践する行政と議会の姿勢ではないでしょうか。
 財務省は、今後9年間で教職員定数を約7,000人減らす方針を打ち出しています。これに対し、中央教育審議会は、今後の日本社会の発展のために、子どもの実態や学校現場・地方の実情に応じて教育が果たさなければならない役割についての認識が全く窺えないばかりか、各学校の厳しい実態を無視した、あまりにも非現実的なものであると述べています。
 当然、現場の教職員や保護者も長年にわたり国会や行政に要望してきています。学校の実態を知る文科省は、教職員の定数問題に一定の理解を示してきましたが、財務省や政府が現場の声に耳を傾けずにきました。その結果、教職員の多忙化は解消されず、児童生徒の課題解決が困難となっています。
「保育園落ちた日本死ね!!!」については、テレビ・新聞などでも取り上げられ、本質をとらえようとしない最初の首相答弁と国会議員のヤジには多くの国民から怒りの声があがりました。政府は、世論の高まりから不十分ながら緊急対策で応じざる得ない状況になりました。この保育所問題で明らかなように、政府が国民の声を軽視してきた結果ではないでしょうか。
 病気やケガをしても病院に行けない、給食以外に食べるものがないなど、子どもの貧困の問題など課題は山積しています。授業よりバイトなど大学生の経済的な問題など、青少年が経済的な理由により進学を断念したり安心して学習に取り組めないなどの実態には胸が痛みます。
 日本のGDP比の公教育支出がOECD諸国の中で最下位レベルである事が話題となっています。憲法25条には、「…その能力に応じて、ひとしく教育を受ける権利を有する」とあります。政府や行政には、国民の願いに耳を傾け教育条件整備を確立し実行してほしいものです。  

2016/ 4/22






公益事業「3・11あの日を忘れない 東日本大震災」
三浦半島の自然によりそって…「辻功 トンボ写真展」

 

トンボの産卵  2015年度の「3.11あの日を忘れない東日本大震災」の事業は、三浦半島の自然によりそって…「辻功トンボ写真展」を開催しました。期間は3月1日〜31日(日祝は休み)。辻??さんは、「三浦半島に棲むトンボを通して三浦半島の水辺の自然を感じていただければ幸いです」と述べています。鑑賞した子どもの感想を紹介いたします。

*こんなにたくさんの種類のトンボが三浦半島にいるとは思いませんでした。私の家では、ヤゴをトンボに羽化させたことがあります。そのとき、とても感動しました。私は、虫・生き物が大好きで、虫の中でもトンボは1位・2位をあらそうくらいすきです。また、きかいがあったら展示おねがいします。  *三崎にすんでいます。とんぼがいっぱいいます。わたしは虫がだいすきなので、またすてきなさくひんを見せてください。
*トンボのいろいろな日じょうがありました。トンボのこうびやなわばりあらそいや、いろいろあってたのしかったです。またきたいです。

 東日本大震災から5年が過ぎました。自然は人に対し恵みを与え心身ともに豊かにします。一方、脅威を与えます。三浦半島には豊かな自然と海があります。温かい地域の人が住んでいます。地域の人と触れ合い、身近な植物や生き物に関心を持って生活したいものです。

第5回「3.11あの日を忘れない東日本大震災」のご報告  〜遺児育英資金カンパ81,000円〜

 東日本大震災による遺児・孤児の経済支援のため、昨年に引き続き桃・柿育英会「東日本大震災遺児育英資金」への寄付を行いました。期間は3月1日〜31日(日祝は休み)9:00〜17:00義援金箱を設置し支援金を募りました。その結果、81,000円を遺児育英資金として送ることができました。きびしい環境の中で不安にかられながら力強く生きようとする遺児の一助になれば幸いです。ご理解と協力をいただいたみなさまにお礼を申し上げます。  

2016/ 4/ 8






教育会館名画セミナー講師 林綾野さん
NHK趣味どきっ!「旅しよう!おいしい浮世絵 」に出演
〜4月5日から毎週火曜8回放送〜

 

歌川国芳『園中八撰花・松』 教育会館名画セミナー講師、林綾野さんが4月からスタートするNHK趣味どきっ!「旅しよう!おいしい浮世絵 」に案内人として出演します。ご覧いただきたく紹介いたします。放送時間は、Eテレ火曜午後9:30〜9:55(再放送、翌週火曜午前11:30〜11:55)です。
 内容は、江戸時代に発展したすし、天ぷら、そば、白玉や桜もちなど、浮世絵にリアルに描かれた各地の「おいしい名物」を訪ねながら、当時の盛りつけ方や食べ方、流行など江戸時代の生活に思いをはせ、現代に受け継がれてきた食文化の魅力を探る。美術・歴史・食、目でも舌でも味わう「浮世絵鑑賞の旅」です。
 林綾野さん  キュレーター林綾野さんによる教育会館名画セミナーは、第1回「フェルメールからのメッセージ」第2回「睡蓮の画家モネ」第3回「情熱の画家ゴッホ」第4回「セザンヌの描いた南フランスのくらしと絵」、それぞれ好評を博しました。そのアンケートの感想を紹介いたします。
「先生のお話はその人となりをとても具体的に身近に感じられ大ファンになりました。今回のゴッホも、初期の作品も初めて見て、幼年時代から画家をめざすまでのあれこれを含めひまわりや糸杉のタッチなどが魅力的ぐらいの「ちょっと好き」の私でしたがさらに好きになりました」
 林綾野さんによる第5回教育会館名画セミナー「浮世絵に見る江戸の食卓」は、6月4日(土)に開催します。江戸の暮らしや習慣、趣味の趣向が色鮮やかに描き出される浮世絵の世界。その中からすし、うなぎ、天ぷらなど、江戸時代に芽生えた食文化が描かれたものをスライドショーで紹介しながら読み解く鑑賞のセミナーです。浮世絵鑑賞の楽しみを広げていただければ幸いです。  

2016/ 3/25






  国会は、国民の声を生かし誠実な討論を!

 

 国会ではどんな内容でどんな討論がされているか、テレビの国会中継を見ました。首相の答弁は質問する議員の趣旨や内容にまともに答えるものではなく、討論とは言えないものとなっていました。自分と意見がちがう他党議員の質問には全く誠意がなく、別の観点から相手をやり込めるものでした。ときには、首相がヤジを飛ばす場面も見られました。
 フェイスブックに掲載された匿名ブログ「保育園落ちた日本死ね!!!」が話題となりました。確かに言葉遣いは悪いが、内容に共感する人が多くいたからです。オリンピックでの無駄遣い、政治家や行政の無駄遣いより保育園を増やしてほしいという主張です。国会が国民の声を生かした言動を行っていないことの怒りから発せられた言葉です。
「保育園落ちた日本死ね!!!」について、首相は2月29日、衆院予算委員会で答弁し、「匿名である以上、実際本当に起こっているか、確認しようがない」などと述べました。また、野党議員がブログの内容を読み上げたところ、議員席から「中身のある議論をしろ」「誰が書いたんだよ」のヤジが飛びました。
 テレビでも取り上げられ、これには多くの国民から「ヤジがひどすぎる」「匿名かどうかが問題ではないのではないか」など、怒りの声があがっていました。本質をとらえようとしない最初の首相答弁と国会議員のヤジにはあきれるばかりです。5日には、「保育園落ちたのは私だ」というプラカードを掲げた人たちが集まりただ立っているだけの抗議行動が行われました。
 国民の声を生かすのが国会です。国会議員には多様な意見・国民の声なき声に耳を傾け建設的な討論を行い国民に寄り添った結論を導き出してほしいものです。国政は国民の厳粛な信託によるものです。国会の現状を作っているのは国会議員を選んだ国民の責任といえるのかもしれませんが。

2016/ 3/11








  「3.11あの日を忘れない 東日本大震災」
遺児育英資金寄附に協力をお願いします

 

 2011年3月11日午後2時46分、東日本大震災が発生。東京電力福島第一原発事故から2016年3月11日には5年になります。仕事を奪われ狭い仮設住宅でいつ自宅に帰れるか見通しが立たず自ら命を絶つ避難者が後を絶ちません。経済的理由から進学を断念する子もいます。現在、東京オリンピック報道にわいていますが、3.11は忘れてはいけない現実問題ではないでしょうか。
 当横須賀三浦教育会館は、「3.11あの日を忘れない、東日本大震災」を思い起こし、東日本大震災による遺児・孤児の経済支援のため、桃・柿育英会「東日本大震災遺児育英資金」への寄付を行います。期間は3月1日から31日(日祝は休み)9:00〜17:00まで義援金箱を設置します。また、地域における自然を再認識するため、辻功トンボ写真展(3月10日(木)〜31日(木)10:00〜17:00、日・祝日は休館)を開催します。
 桃・柿育英会は、2011年5月18日、東日本大震災の遺児・孤児に対して、経済支援を10年間行うことで、遺児・孤児の成長を見守り、学ぶ意欲を支えることを目的に設立された任意団体です。阪神・淡路大震災でも設立され、10年間で総額4億9,000万円を超える育英資金を、兵庫県教育委員会を通して、遺児・孤児に分配しました。
 当会は、建築家 安藤忠雄氏を実行委員長とし、他7名の著名人が発起人となり活動されています。寄付金は各県を通じ遺児・孤児へ分配されます。「桃・柿育英会」とは、昔から「桃栗3年、柿8年…」と果樹の木が育つのをじっくりと待つように、震災で保護者を失った子どもたちを、少なくとも18歳になるまでは、見守っていきたいという思いから名付けられました。みなさまのご理解と協力により、きびしい環境の中で不安にかられながら力強く生きようとする遺児の一助となれれば幸いです。

2016/ 2/26








  公益事業「親と子の教育相談室」
じっくり聴きます。一緒に考えましょう

 

 横須賀三浦教育会館2階で「親と子の教育相談(電話・来室)」を行っています。年2回学校を通して配布するチラシと、当ホームページの「教文研事業(教育相談他)」で案内しています。「子育て・学習・学校のことなどの心配・不安・迷い・憤り・悩み・困りごとなど、じっくり聴きます。一緒に考えましょう」の姿勢で対応しています。相談員は元教員で、多くの子どもや保護者と関わった経験や人生経験を活かしながら相談に乗っています。
 相談内容で多いのは「子育ての悩み」です。相談者の多くは母親で、社会に情報があふれ、錯綜する中、父親との関係も含め、孤立感や不信感の中で混乱し、苦しむ姿が浮かび上がります。最近では、SNS等の発達ですぐに連絡が取れる半面、誰かを孤立させようと思えば、あっという間にできてしまう恐ろしさも感じさせます。いじめは子ども社会だけでなく、母親同士にも起こっているのが実感されます。
 いじめや不登校など、子どもの問題に対する学校の対応や、教職員の言動にも、その孤立感や不信感が大きく影響しています。子どもに自己肯定感を…とよく言われますが、親にもその必要があると思われます。
 相談してくる親は、本当に必死で子どものことを考え、良かれと思うことを一生懸命やっています。そして、いつも「親のくせに」「親なんだから」という一見、正当なようで実は理不尽な攻撃にさらされながら、自分を責め続け、相談の電話を掛ける時にも勇気を振り絞っているのが伝わってきます。
 相談してきてくれたことに感謝し、「良く頑張っていらっしゃいますね」「本当にお子さんの事をよく考えていらっしゃいますね」という一言を投げかけただけで、泣き出す様子からもそれはうかがえます。
 学校の先生にもその傾向はうかがえます。子どもを中心に、親と学校の教職員が手を取り合い、助け合って、問題の解決にあたれたら、どんなにか素晴らしい信頼関係ができるのにと思わずにはいられません。
 私たちは、しっかりと話を聞くことで、混乱を鎮め、本当の願いを認識し、その願いが相談者と、そこに関わる人たちに正しく伝わっていけば、それが親を支えるのと同時に、そうした関係づくりにも役立つと思っています。答えは全て自分の中にある、そして、自分に起きた問題は自分の中に解決の方法やそれを実行する力があるということを信じて、日々、相談の声にじっくりと耳を傾け、相談者に向かい合っています。

2016/ 2/12








2016年度 会員募集が始まりました!
サークル活動・教室を楽しんでみませんか

 

 教育会館主催のサークル活動で、楽しみながら仲間と学ぶ市民の方がふえています。2016年度になり会員募集するサークルもあります。気持ちを新たに教育会館のサークル活動・教室に参加してみませんか。なお、市民が主催するサークル活動も活発に行われています。ホールや会議室は、どなたでも利用できます。


1.0歳(2か月)から3歳までのリトピュアリトミック教室  募集中
 0歳児から音楽に親しむことで、絶対音感、リズム感、集中力、コミュニケーション能力などぐんぐん育ちます。ママにとっては楽しく癒しの時間になります。指導は佐野享子先生です。
 問い合わせ・申し込みは090-4421-3476(佐野享子)

2.童謡・愛唱歌を楽しむ会  募集中
 月1回(第2土曜日)会費500円。元小学校音楽教師だった浦ア陽子さんの指導により毎回40名以上の会員が和気あいあい童謡や愛唱歌を楽しんでいます。

3.「大人のリコーダー」サークル  2016年度会員募集
 月2回(第1と第3水曜日)会費1000円。初めての方、久しぶりに吹かれる方が山本典子さんの指導により練習し、リコーダーの楽しさ豊かな表現力を味わいます。練習ではアルトリコーダーを中心に行います。

4.「大人のフルート」サークル  2016年度会員募集
 月2回(第1・第3火曜日)会費3000円。野上修一さんの指導により、Aは初めての方のサークルです。Bのアドバンスサークルは、以前やったことがあり、この機会にはじめてみようという方のサークルです。

5.大人のピアノ教室 現在満席
 月2回(第2・第4の木・金曜日)会費3800円。初めての人や再挑戦の人が松村友美さんの指導のもと個人レッスンをマイペースで楽しんでいます。

○サークル活動の企画・運営を希望される方、歓迎します  新しく教育会館主催のサークルの企画・運営を希望する方はご連絡ください。話し合いにより共通理解ができた場合は、協力してサークルを開設します。

(公財)横須賀三浦教育会館 046-824-0683

2016/ 1/22








新年あけましておめでとうございます
 〜国際平和と子どもの幸せを〜

 

 昨年も、世界各地では戦争や紛争が起こりました。特に、ISによる人質殺害、パリや中東各地における同時多発テロは世界中に衝撃と恐怖を与えました。フランスをはじめアメリカやロシアなどは、事件の背後にいるISに対し空爆を拡大しました。欧米では難民受け入れ拒否が広がり、ますます憎しみが増大し差別や貧困がテロの要因となって混迷を深めるのではないかと危惧します。
 国内では、安保法制に国民の多くが反対、それでも国会において強行採決されました。沖縄では、知事をはじめ県民の多くが反対している辺野古への基地移転作業が強行されています。日本国憲法では、「日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する」とあり、憲法と民主主義が問われ国民の不安は増大しています。
 教育問題では、子どもの貧困や暴力が課題としてクローズアップされました。 文部科学省の担当者は、暴力をふるう子や感情のコントロールができない子が増え、小学校入学前に言葉で意思を伝えさせるなどの家庭教育が十分でないケースが目立つと指摘しています。なぜ、情操教育や家庭教育が不足しているのか、要因の第一は、経済格差による貧困の拡大で子どもが家庭で保護者に関わってもらえないことです。子どもの貧困は家庭の貧困です。
 東京電力福島第一原発事故から5年になろうとしています。仕事を奪われ狭い 仮設住宅でいつ自宅に帰れるか見通しが立たず自ら命を絶つ避難者が後を絶ちません。経済的理由から進学を断念する子もいます。政府やマスコミは東京オリンピックにわいていますが、3.11は、忘れてはいけない現実問題です。
 今年こそ、子どもたちが明るい夢と希望が持てる社会の実現、そして国際平和への道を着実に歩みたいものです。当会館は、平和と子どもの幸せを願い、地域から教育文化の発展に寄与できるよう努力したいと思います。本年も皆様のご理解と協力をお願いいたします。
                 2016年1月
                 公益財団法人横須賀三浦教育会館

2016/ 1/ 8








2015年 雑感の雑感

 

 芸術の都パリで同時多発テロが発生し、多くの市民が犠牲となり世界中に衝撃と恐怖を与えました、フランスをはじめアメリカやロシアなどは、事件の背後にいるISに対し空爆を拡大しています。空爆で解決できるのでしょうか。
 安保法制は、学生や若い子ども連れの母親、戦争を体験した高齢者など各界各層が国会前や全国各地で反対を表明しました。各世論調査でも国民の多くが反対、それでも国会において強行採決されたことには驚きです。成立後の12月19日、各地で安保法制に反対するデモがあり、東京では高校生を先頭に家族連れなど約1千人が「憲法を守れ」などと訴えました。
 沖縄では、知事をはじめ県民の多くが反対している辺野古への基地移転作業が強行されています。県民の体を張った反対と貴重な自然破壊の様子が報道され、その状況を想像し胸を痛めている国民も多くいます。
 財務省は、全国の小中学校の教師の定数について、今後9年間で約37,000人減らすよう文科省に求めています。減らしても現在の教育環境を維持できるという考えです。これにはあきれるばかりです。文科省は「すでに教員の負担は限界」と言い、中教審は緊急提言で「学校の厳しい実態を無視した非現実的なもの」と批判しています。今後9年間で約3,800人の加配教員を減らしても節約できる支出は地方分を含め年間27億円。国の税金の無駄遣いや不正経理は約1,568億円と会計検査院が指摘しています。
 「成功した人は誰よりも失敗した人」「人のために少しでも役に立つことはないか、それを絶えず考えている」など、ノーベル賞を受賞した大村智さんの名言が青少年に希望を与え国民に感銘を与えました。信念に基づいた誠実な言動が人々の心に響いたからでしょう。
 2015年は、人類の念願である平和が大きくゆらぎ世界各地で市民の不安が増大した年になってしまいました。来年こそ、全世界の国民が恐怖と貧困から免れ、武力行使やテロのない平和な社会に向かうよう念願するものです。

2015/12/25








「教職員定数に係る緊急提言」を支持します
  〜学校現場の声を尊重するのが行政〜

 
教職員定数増は、保護者と教職員をはじめ教育関係者の願いです。10月28日、中央教育審議会は、以下のように「教職員定数に係る緊急提言」を発表しました。当然、賛成すべき内容であり基本的に支持したいと思います。

 中央教育審議会は、教育が、一人一人の人格の完成を目指し、国家・社会の存立・繁栄の基盤を形成するものであるとの自負を持って、将来を支える豊かな人間性を備えた創造的な人材の育成に関し、真摯に審議を重ね、累次の答申等を取りまとめてきた。現在も、文部科学大臣の諮問に応じ、初等中等教育における教育課程の基準等の在り方をはじめ、各般にわたる議論を行っている。また、学校現場では、これらの答申等の実現に向け、日々懸命な努力が行われている。
 そのような中、公立学校の教職員定数について、財政制度等審議会において、児童生徒数の減少に合わせて加配定数も含め教職員定数を機械的に削減すべきとの考え方が示されている。
 厳しい財政状況を踏まえ、限りある財源を有効に使うことは必要であるが、教職員定数の機械的な削減という主張は、今後の日本社会の発展のために、子供の実態や学校現場・地方の実情に応じて教育が果たさなければならない役割についての認識が全く窺えないばかりか、各学校の厳しい実態を無視した、あまりにも非現実的なものであり、結果として「一億総活躍社会」や「地方創生」を支える人材育成を不可能とするものである。
 本審議会においては、学校が直面する諸課題に対応しつつ、新しい時代に求められる資質能力を育成するための方策を審議してきたが、これらは全て実際に教育活動を行う教職員の資質能力の向上と教職員数の確保なくしては画餅に帰するものであり、上記の考え方は暴論であると言わざるを得ない。
国の方針としても、経済成長の源泉は「人」であり、教育を通じた人材育成は、極めて重要な先行投資であると位置付けられているように、教育は、「国家百年の計」であって、長期的な視点に立った制度設計が必要であり、その最も重要な基盤である教育投資を怠れば、国家の未来に大きな禍根を残すことになることを深く憂慮する。 このため、本審議会は、この緊急提言を行うものである。

2015/12/11








12月6日開催、平和を願う朗読音楽ライブ
「ダイヤモンドより平和がほしい」後藤健二著

 

 芸術の都パリで同時多発テロが発生し、多くの市民が犠牲となり世界中に衝撃と恐怖を与えました、フランスはテロを受けシリアへの空爆を強化しました。事件の背後にいるISに対し、アメリカやロシアなどもISの拠点都市への空爆を拡大しています。空爆で解決できるのでしょうか。外国に逃げることもできない貧しい市民や子どもたちも犠牲になっていると思います。
 テロ対策は、武力行使以外の差別、貧困など社会にも目を向け、暴力や憎しみの連鎖を抑えるために何が必要か、冷静に考えてみたいものです。
  12月6日午後2時、朗読音楽ライブ「ダイヤモンドより平和がほしい」後藤健二著作を開催します。公演は女性フリーアナウンサーによる思いを込めた朗読とヴァイオリン、ピアノが臨場感をかもし出します。
 本書は「うれしそうでもなく、悲しそうでもなく、うつろな眼でまったく感情のない表情」をしている両腕を失ったシエラレオネ人の、1枚の写真を見た著者が、その表情の謎を解くために現地入りして書いたルポルタージュです。
 取材の過程で、著者はその1年前に3年間過ごした軍から脱走した元子ども兵ムリア・ソレイに出会いました。元子ども兵士は、戦闘から離れ必死に社会復帰を目指します。しかし、彼らは被害にあった住民や自分の家族から恐れられ恨まれています。元子ども兵士への理解のある人でも、<許す。けれど、決して忘れない……>と話すことを受け止め、ムリアは毎日、神に祈ることにしています。消えない苦しみを持ちながらようやく生きる希望を見つけた彼は、最後に自らの夢を語ります。
 過激派組織ISにより人質となり殺害された後藤健二氏。アフリカや中東の民衆、とりわけ子ども達や女性に心を寄せるジャーナリストとして世界にその現状を伝えることで武力なき世界を祈って活動した後藤さんの遺志を朗読音楽ライブで鑑賞いただき、平和の大切さを共有できれば幸いです。

    





                 8月 東京公演

2015/11/27








第58回教育会館ふれあいコンサート(10月11日)
              感想 と お詫び

 

 はじめ、和楽器とラテン楽器の組み合わせに意外な感じがしましたが、聴いてみたらその素晴らしいハーモニーに魅了されました。特に、箏と尺八がその編曲と演奏の仕方によって、日本の歌に限らず外国の歌や現代の歌にも調和のとれた素晴らしい伴奏になることに驚きました。それと、高音専用の箏と低音専用の箏があり、それはハープのような流れる調べだったり、ベースのような力強い調べだったりして、箏の幅の広い演奏の可能性を初めて知りました。素晴らしかったです。
 また、ケーナや尺八の柔らかい音色が心地良く、ほんとに良かったです。音色もとても似ているんですね。日曜の午後のひとときにぴったりした演奏で癒されたいい時間でした。

  当日のアンケートで次の指摘をいただきました。  

『コンサートが始まったときに、子どものむずかる声がしました。すぐに退場してもらう等の処理を希望します。途中のときにもすぐすべきだったのにとても不快です。母親の非常識はもちろんですが、コンサート運営の方でもっとしっかり対処すべきです。出演者にも失礼だし、他のお客様にも迷惑きわまりないです』

*ご指摘の通りです。大変申し訳なくお詫びいたします。  実は、開始直前になって「出演者の4歳の娘がおとなしく聴けるので入場させていいか」と言われ、やむ得ない事情でつれてきたと思い許可しました。ところが、予想外の結果になってしまいました。ホワイエでも泣き叫んでいるのが聞えてくるので、私(理事長)が5階の和室に抱いて行って相手をし、休憩に入ってから親の許可を得て演奏終了まで「うみかぜ公園」で遊んで帰ってきました。
 八木倫明さんからも、「出演者の娘が、たくさんのお客様に多大なご迷惑をおかけしてしまい、本当に申し訳ないことでした。ボクも深く反省いたしました。今後は、地元でベビーシッターのアルバイトをしてくれる人を予め探そうと思います」というメールをいただいています。
 未就学児は入場できないことになっています。今回の判断と対応のまずさを反省し、鑑賞いただいたみなさまにお詫び申し上げます。

第58回教育会館ふれあいコンサート

2015/11/13








ノーベル賞、大村智さんの言葉に感銘
   〜人のためになることを〜

 

 大村さんの謙虚で誠実な言葉は、多くの国民に希望と感銘を与えました。受賞決定後の記者会見では、「…科学者は人のためにならなくてはいけないという精神、人のために少しでも何か役にたつことはないかと考えてきたことが今回の受賞につながったと思う」と述べています。
 大村さんが開発に関わった「イベルメクチン」は、副作用が少なく効果は絶大でした。WHOが製薬会社メルクから無償でこの薬の提供を受け、アフリカなどで配布された結果、何百万人もの発展途上国の貧しい人たちが失明や視覚障害、皮膚の肥大化などの病気から救われました。
 また、イベルメクチンは、沖縄や奄美地方の風土病といわれた糞線虫症の特効薬としても知られ、沖縄県内の医療関係者からは「沖縄の恩人」「受賞すべき人が受賞した」と喜びの声があがったそうです。開発関連で得た特許料のうち200億円以上を北里研究所に入れたとも報じられています。
 子どもの貧困率は2012年には16.3%となり過去最悪となっています。ひとり親世帯での貧困率は54.6%、先進国の中で最悪の水準です。また、アルバイト、パート、派遣など非正規労働者が増え続け、2014年には1962万人に増加し全体の約4割に迫っています。また、医療保険料や住民税が上がる一方で年金は減額されてきています。高齢者をいじめないでという声も聞こえます。
 企業家は、企業倫理を守り利益の内部留保をできるだけ正規雇用や賃上げに活用していただきたい。政治家は、よく使う「国民のため」という言葉を誠実に実行していただきたい。来年度予算の概算要求で防衛費は過去最大の5兆911億円。消費増税は社会保障や福祉に使うはずでした。忘れないでほしい。
 とまれ、科学者は人のためにという精神は、現在の日本にこそ声高に唱えられるべきものと思います。

2015/10/23








教育会館ふれあいコンサート
 〜2016年度出演予定者が決定しました

 

石田泰尚(ヴァイオリン)
石田泰尚(ヴァイオリン)
 〜演奏家とふれあい 生の音楽を気軽に楽しむ〜
 教育会館ふれあいコンサートは、2004年6月27日に第1回を開催。今日まで続けてこられたのは、関係者はもとより、市民の方と演奏者などのご理解と協力によるものであり改めて感謝申し上げます。
 アンケートの感想では、「演奏する方と聴く人の距離が近て驚きました。とても楽しかったです」「身近で一流の音楽が市内で聴けるなんて幸せです」などの声が寄せられています。演奏者からは、「この会場はマナーがよく、身近で熱心に聴き楽しんでくれるのでやりがいがある」という感想をいただいています。
 現在は「教育会館ふれあいコンサート」の名の通り、身近で演奏者とふれあい、家族や知人ともふれあい、気軽に市民が生の音楽を楽しむ場となっています。2016年度の出演を依頼するにあたっては、アンケートや関係者の声、当会館の音楽活動の様子などを考慮しました。
 第62回(4月10日)は、希望の多いヴァイオリンコンサートです。卓越した技術、聴衆をひきつける石田泰尚さんに快諾をいただきました。当会館のフルートサークルでは、フルートの美しい音を楽しんでいます。第63回(5月8日)は、テレビ・ラジオなどでも活躍する日本を代表するフルーティストの山形由美さんにお願いしました。第64回(10月16日)は、和楽器も聴きたいという要望に対し、和太鼓・尺八・津軽三味線の和三BOMに依頼しました。第65回(11月27日)は、NHK交響楽団の名手、クラリネットの松本健司さんとチェロの藤村俊介さんに出演いただくことになりました。
 音楽の都ウイーンやザルツブルクでは、公園や広場で演奏する演奏家の周りに音楽を楽しむ市民がいました。2016年度も実力と魅力あふれる出演者による感動を会場のみんなで共有できれば幸いです。音楽は市民のものです。
山形由美(フルート)和三BOM(和楽器トリオ)松本健司(クラリネット藤村俊介(チェロ)







山形由美(フルート)  和三BOM(和楽器トリオ) 松本健司(クラリネット) 藤村俊介(チェロ)

                  


2015/10/ 9








小学生の暴力行為が過去最高

 

 文部科学省が9月16日、国公私立の小中高校を対象にした昨年度の「問題行動調査」結果を発表しました。その中で、小学生の暴力行為は11,468件で前年度を約5%上回って過去最高となっています。
 文部科学省の担当者は、暴力をふるう子や感情のコントロールができない子が増え、小学校入学前に言葉で意思を伝えさせるなどの家庭教育が十分でないケースが目立つと指摘しています。静岡県教委定例会では、小学生の暴力行為が過去最高になったことに関して意見交換し、幼児期からの情操教育や家庭教育の充実が必要との認識で一致しました。
 なぜ、情操教育や家庭教育が不足しているのか、その要因を軽減していかなければ暴力行為は減りません。
 大きな要因の第一は、経済格差による貧困の拡大で子どもが家庭で保護者に関わってもらえないことです。仕事に出かけた親が夜遅くなって帰ってくるため、コミュニュケーションもとれずテレビゲームなどに夢中になる子もいます。その結果、自然や芸術に触れるなど真の感動体験も不足しています。
 学校では、教職員定数の不足から教師が子ども一人ひとりとふれあい共感できる時間の余裕がありません。パソコンや英語の授業が加わり、かつてより音楽や図工の時間や専科教員が減り情操教育の機会が減っています。学力調査の結果を競うなど、過度の競争も影響を与えています。
 情操教育や家庭教育の充実には財源が必要です。多くの民意に反した安保法制の成立により防衛予算が増え、平和が脅かされ、教育予算が減るのではないかと懸念されます。何よりも家庭の貧困が暴力の要因の一つです。これら社会的な要因を解決するための取り組みがいっそう必要ではないでしょうか。

                  


2015/ 9/25








何よりも平和を願う地球市民

 

 ハンガリーにおける難民の様子が報道されています。内戦によってシリアに住めなくなり、トルコなど周辺国に難民キャンプを作り暮らしていました。しかし、トルコも政情が不安定で住めなくなり、受け入れを表明しているドイツを目指します。命がけでトルコから地中海をわたってギリシャへ、そこから陸路でハンガリーへ、そしてオーストリア経由でドイツに向かいます。
 その様子は、想像を絶するものがあります。夜を徹して黙々と歩くバッグパックを背負った家族連れ、何日も駅で宿泊する汚れた衣服の若者たち、32日間かけてアレッポからオーストリアにたどり着いた人がいます。なかには、妊婦や乳幼児もいます。この人たちはいったいどうなるのでしょうか。
 特に、赤いTシャツに紺色のズボン、靴を履いたまま波打ち際にうつぶせで横たわる男の子、遺体を抱える警察官、シリア3歳児の溺死報道は世界中の人々に強い衝撃を与えました。この少年は、トルコからギリシャのコス島を目指すボートが転覆し、海岸に打ち上げた状態で発見されたようです。
 インタビューに応じた難民の男性は、「平和な生活がしたい」と述べています。悲惨な戦争を体験しているからこそ、何よりも平和を願っています。それでも、難民となり移動できる人は、ある程度の経済力がある人です。貧しい人はシリアに留まり、内戦に脅え犠牲になった市民もたくさんいます。
 現在、日本は重大な岐路に立っています。国会で「平和安全法制整備法案」の審議が行われているからです。この法案は、アメリカなど他国が海外で行う軍事行動に自衛隊が加担し戦争ができる国になることです。これに対し、多くの国民をはじめ学者や文化人が憲法9条に違反していると反対しています。
 8月30日、国会正門前の道路は法案に反対する人たちでうめつくされました。平和への危機感から声を張り上げる学生や子連れ女性も見られました。一方、少数ですが、日の丸を持ちデモ行進する法案に賛成の方もいました。
 今こそ、政府の行為によって再び戦争が起こることのないよう、国民の行動により民主主義と平和主義を前進させるときです。子どもの未来を守るため。
                  


2015/ 9/11








書く意欲を育てる夏休み作文教室

 

 8月17・21・24日の三日間、作文教室を開催しました。子どもたちの参加のきっかけは親のすすめが多かったようです。それでも、田中先生のユーモアと具体的な指導により懸命に作文を書きました。
 書いた作文には、「船玉祭りのことが順序よく書けています。とちゅうに自分の気持ちや感じたことを入れたり、会話を入れたりしてとてもよく書けています。花火を見たことが中心になりますから、花火のようすを見たまま、色や形、大きさや色の変化、いろいろ聞えた音なども入れて目にうかぶような書き方をするとさらにいい作文になります」など、先生の温かい感想と指導が記入され、子どもにとって書く意欲をかきたてるものとなっています。
 三日間の作文教室で楽しく学んだことを思い出し、今後の学習に生かしていただければ幸いです。次の文は、先生から参加した子どもへのメッセージです。
 残暑、いや「酷暑」の夏、皆さんは「作文教室にがんばって通いました。この作文教室では、作文には「ある日型」と「いつも型」があることを学びました。夏休みの小さな思い出(出来事)を書くときには、「ある日型」の文章の書き方(「時間の順序」)で書けばいいことを知りました。「読書感想文」や、いつも一緒にいる先生や友だち「…について」書くときには、「自分の頭の中で書く順序を決めて」から書かなければいけないこともわかったと思います。
 日程の関係で、一回しか作文を書く時間が取れなかったこと、また、書いた作文をこの文集にのせて紹介することもできませんでした。まだまだ、作文を書くのがむずかしいなと感じている人もいるかと思います。
 でも、この三日間の勉強で、皆さんはたくさんのことを勉強して、「作文名人」に向かってスタートをしたのです。「生活を書く」を時々読み返しながら、これからもたくさん作文を書きましょう。「森のくまさん」の歌を口ずさんで、新しい作文を書いてください。
 では、あいさつを三回してお別れです。   (講師・ツルピカ田中定幸)

                  


2015/ 8/14








夏休み子どもリコーダー教室を終えて

 

 8月4日(火)〜6日(木)に第6回「夏休みリコーダー教室」を行いました。教育会館より「リコーダーを初めて手にした3年生への指導、個々への指導が行き届くような指導をお願いしたい」との話から開催してまいりました。リコーダーの楽しさを知ってもらい、リコーダーの好きな人たちが増えることを願っていた私にとっては大変うれしいお話でした。そこで、3つのコースで開催し、3年生だけでなく中学生まで楽しめる教室にしたく計画しました。

○Aコース「初めてのリコーダー」3年生対象
 半世紀ほど前から3年生になると音楽の授業で導入されてきたリコーダー(縦笛)です。4月からすでに学校で習ってきていましたが、改めて、「姿勢、持ち方、息の入れから、タンギング、音程」など基礎的な指導から行いました。大勢の教師の協力で一人一人密にみることが出来ました。最終日の各コースの発表会では、美しい音で発表できました。
○Bコース「リコーダー大好き」4年生、5年生対象
 もっともっとリコーダーを吹いてみたいな、レパートリ―を増やしたいなと集まった子どもたち、普段の授業ではなかなか取り扱われない教材の練習をしました。今回は、ギター伴奏に合わせ「シュワーベン鉄道」やピアノのジャズ伴奏に合わせての「スウインギンイージ」など体にリズムを刻みながら楽しみました。
○Cコース「アルトリコーダーに挑戦しよう」5年生から中学3年生対象
 「アルトリコーダー」を初めて手にした子も大勢いましたが、3日間で頑張って練習し、バルトークの「アレグロ」ビバルディーの「春」など演奏でき、指導した講師たちも驚いていました。
 75名の参加でしたが、昨年、一昨年などの子どもたちの顔が見られうれしく思っています。また、来年お会いできることを願っています。(山本典子)
                  


2015/ 8/14








はっとさせられた言葉

 

教育の課題は複雑多岐にわたり明確に解決しないことが多くあります。それでも、子どもの幸せを求めていろいろな活動を通して懸命に努力されている方がたくさんいます。朝日新聞に掲載された「折々のことば」の言葉にはっとさせられました。

〇子どもを不幸にするいちばん確実な方法はなにか(略)それはいつでもなんでも手に入れられるようにしてやることだ。(ルソー)

 現代社会では、子どもは幼くして消費主体となる。小遣いがあれば、親の許可をもらわずとも何でも買える。それが子どもに「何でもできる」という全能感を与えてします。だから小遣いを十分にもらえなくなると、過剰な無能感へと逆振れして、不幸でないのに不幸だと思い込むことになる。
 「エミール」(今野一雄訳)から。(2015・5・12)

〇教育において第一になすべきことは、道徳を教えることではなく、人生が楽しいということを体に覚えこませてやることだ(永井均)

 生きる理由がうまく見つけられない人に、人生が生きるに値するものだと納得させるの は難しい。生きることは楽しいという肯定感が底にないと、自分の人生をしかと肯定できない。だから子どもに不幸な傷があっても、それ以上に楽しい経験を周りが与え続けること。ルールを教えるのはその後だ。
 「これがニーチェだ」から。(2015・5・14)

 編集されているのは哲学者の鷲田清一さんです。鷲田 清一さんは、日本の哲学者(臨床哲学・倫理学)。 京都市立芸術大学理事長・学長、大谷大学客員教授、大阪大学名誉教授。 関西大学 文学部教授、大阪大学総長などを歴任された方だそうです。上記の二つの言葉から、子どもに対する真の愛情と教育の本質を問われたようではっとさせられました。
                  


2015/ 7/24








夏休み作文教室
      〜あなたも「作文名人」になろう!〜

 

 夏の公益事業で新たに作文教室を開催いたします。作文が苦手で苦労する子どもはたくさんいます。ところが、「書き方のコツ」が分かると気軽に書くことができるようになります。作文教室で指導していただく田中定幸氏(神奈川県作文の会会長、元横須賀市立小学校校長)は、永年にわたり作文教育を研究してきた実践家です。田中氏から以下の「作文教育で育つもの」を伺いました。

 歴史や文化、あるいは教科教育をとおして「知識」を学ぶことは何よりも大切なことです。けれども、その量が多くなればなるほど、事実をとおして学ぶこと。具体的な体験の中から考えをつくりだすことも、よりいっそう重要です。「もの」や「こと」、あるいは人との関わりを理解し、考えをもち、深めていく事の大切さを意識化し、学んでいる知識とむすびつけて、そこから真理・真実、人としての生き方を学ばせなければなりません。
 生活の中から、子ども自身に題材をえらばせ、自分のコトバで、ひとまとまりの文章として表現させる活動を大事にするねらいの第一はここにあります。
 また、子どもたちに喜怒哀楽を表現させることは、書くことをとおして、生活を理解させるだけでなく、「知る」ことによって、心のケアをうながし、自己表現力を高めます。したがって、今、しきりに求められているコミュニケーション力をも育むことになります。
 こうした、生活と表現を結びつけた文章表現活動=作文教育は、結果として想像力・思考力・表現力を高めます。子どもたちに、生活の中で起きた「小さな出来事」を書くことをすすめ、それを読み合うことを大切にしてきた理由がここにあります。
 作文が苦手と思っている子には、作文教室に参加して克服していただきたいと思います。きっと、書くことが苦にならず自分の考えを広めたり深めたりできるようになり楽しくなると思います。


                  


2015/ 7/10








佐野享子先生のリトピュアリトミック教室

 

 親子で楽しい佐野享子先生のリトピュアリトミック教室は、当会館において開催(水)し好評を博しています。生後2か月から3歳の体験レッスンも随時受けつけています。リトミックは、スイスの音楽教育家・作曲家エミール・ジャック=ダルクローズによって提唱された音楽教育の手法で、音楽と動きを融合したものです。
 「リトピュアリトミック」の目から耳から直感的に刺激するレッスンは、効果的に音感やリズム感を育てていきます。大好きなママから伝わる軽快なリズムと心地よい音楽で心が楽しくなるベビーたちは、素敵な反応をたくさん見せてくれます。リトピュアのレッスンには、心に響くメロディーや豊かな音色、サンバ、ジャズ、マーチ、ボサノバなどの心地よいリズム、そして、童謡、クラシック、リトピュアオリジナル曲など、身体も気持ちものってしまう音楽がいっぱいです。そこにはママも癒される、テーマパークのような楽しい空間があります。
 リトピュアリトミックの目的は、次の「3つの絶対」を身に付けることです。
■絶対音感=絶対音感取得の基礎となる、「聴こうとする耳」を育てていきます。それは、音楽面だけではなく、人の話が聴けるなど、学習面や人との関わりの中でもとても重要な力です。
■絶対拍=リズム感の基礎となる、正しく拍をとる力です。目から耳から直感的に刺激して、絶対拍を身につけていきます。リズム感は音楽だけでなく、運動面、ダンスやバレエ、語学などと関わりがあり、リズム感が良いことは、たくさんのメリットに通じます。
■絶対感性=困った子は一人もいないという考えのもとで、「みんな違って良い」を認め、褒めて伸ばしていきます。
 今、子どもたちにしてあげられることは、「学ぶって楽しい」「何かをすると楽しい」ということを教えてあげること。そして、それに気づける経験を親子でたくさんしてほしいと思います。そのきっかけとなる親子の時間をリトピュアリトミックで満喫してください。
 

(佐野享子先生 090-4421-3476)


                  


2015/ 6/26








18歳選挙権と民主主義

 

 若者の政治参加のきっかけにするため、選挙権年齢を「20歳以上」から「18歳以上」に下げる公職選挙法の改正案が国会で成立する見込みです。選挙権の年齢を下げて政治意識の高い国民が増えればそれだけ民主主義が進み国の発展が期待できます。そのためには、何が必要でしょうか。
 第一は、政治教育です。教育基本法第14条では、「良識ある公民として必要な政治的教養は、教育上尊重されなければならない。2法律に定める学校は、特定の政党を支持し、又はこれに反対するための政治教育その他政治活動をしてはならない」と規定されています。
 政治の大切さを教える政治教育は重要です。しかし、学校は政治的中立を気にし政治から距離をおいてきているのが実態です。学校が安心して政治教育を行うためにも、教育行政は、政治教育について具体的な内容を明らかにし学校を支援してほしいと思います。他人の意見を尊重し協力して身近な問題解決をはかるなど、基礎的な政治教育は小学生から必要だと思います。
 第二は、憲法第41条に「国会は国権の最高機関であって、国の唯一の立法機関である」と述べられています。すなわち、国会は民主主義と良識の府とも言えます。国会議員は政治的教養をもった国民の代表です。
ところが、現実はどうでしょうか。テレビなどの国会議員の意見を聞くと唖然とすることがあります。首相自ら約束したことを果たさなかったりヤジを飛ばし陳謝したりしたこともありました。また、質問にまともに答えず、他人の意見や世論調査にも耳を傾けることなく自分の主張を多数の力で押し通そうとする姿が見られます。これでは国民の声は国会に反映されません。
 国会議員には、誠意ある討論を行い国民の声なき声をも反映できるようにし、国会を国民から信頼される民主主義と良識の府にしていただきたいと思います。国民は主権者意識を自覚し政治に参加したいものです。

                  


2015/ 6/12








横須賀・あなたの町の『おもしろ歴史散歩』bQ
郷土史家 山本詔一氏

 

 つい先日の5月4日、ユネスコの諮問機関イコモス(国際記念物遺跡会議)は、明治日本の産業革命遺産(全国23資産)を、「明治日本の産業革命遺産」として「世界遺産への登録にふさわしい旨」を勧告しました。6月28日からの世界遺産委員会で登録が正式に決定することとなりました。(※奇しくも今回は、その前日の開催となります。)
 昨年の本講座において山本氏は、同じく昨年世界遺産に登録された「富岡製紙工場」の展示場のタイトルが「フランスから横須賀へそして富岡へ」とあることから、横須賀との深いつながりについてお話しされました。次いで、横須賀製鉄所(造船所)が今年(2015年)で150年、5号ドックが4年後に100年となることから、「5つのドックが揃って現役で100年越えというのは世界遺産に十分値する。」と、興味深い逸話をたくさん織り交ぜて、熱く楽しく語ってくださいました。
 シリーズ2回目の今回は、山本氏が深く研究してこられた日本近代史の中でも、最も造詣の深い「開国」をテーマにしたお話です。今回も、「目からうろこ」の、"えっ?"と思うようなお話がたくさん聞かれることと思います。(前回のお話から?)  ? なぜ浦賀沖だったのか? ? 東京湾の海図がなかったので、浦賀の先は棚になっている。?日本の船が小さいのはそのためではないか。(6回東京湾に入ってきて全て浦賀沖で停止。)
?ペリーのもう1つの目的は東京湾の測量だった。?親書の返事で時間稼ぎ?急いで羽田沖まで測量?その時猿島を発見。(観音崎を越さないと見えない。東京湾フェリーでは見えない。)
???猿島は「ペリーアイランド」???測量のため観音崎を越して島を発見したペリーは、島に自分の名前を付けた。
 山本氏のお話の魅力は、何と言っても、その軽妙洒脱な語り口にあります。横須賀を愛し、人を愛し、文化を愛し、お酒を愛し、落語を愛する中で培われた《人間味溢れる語り》に思わず引き込まれます。ご一緒に 《 詔一ワールド 》 を体験してみませんか?
☆ 6月27日(土) 14時 横須賀三浦教育会館  入場料300円

講師略歴
1949(昭和24)年、横須賀市西浦賀に生まれる。大学卒業後、家業の書店を継ぐかたわら地元の浦賀・横須賀・三浦半島の江戸から明治期の歴史を学ぶ。特に、ペリー来航に始まる日本の近代を庶民がどのように見、体験してきたのかを追求し続けている。この間、各地の市民講座などで講演・講座を多数行い、その幅広い内容と気さくな人柄が生み出す楽しい巧みな話術で好評を得ている。現在は神奈川県立保健福祉大学講師  横須賀開国史研究会会長  横須賀市文化行政専門委員 横須賀市文化振興審議員 三浦半島まるごと博物館連絡協議会・代表委員 浦賀歴史研究所所長

著書
「ヨコスカ開国物語」「浦賀奉行所与力・中島三郎助の生涯」(以上、神奈川新聞社刊)
「歴史まち浦賀 てくてくガイド」(浦賀歴史研究所刊)
                  


2015/ 5/22








〜セザンヌの足跡を訪ねる旅〜
セザンヌの食卓…林綾野著を紹介

 

 10年ほど前に南フランスを旅しました。そのとき、エクス・アン・プロヴァンスに泊まり、画家セザンヌが生活した街並みを歩きました。
 先ず、大きなプラタナス並木に包まれたロトンド大噴水に発するミラボー大通り、歴史を感じるエクス・アン・プロヴァンスは、セザンヌを抜きにしては語ることができないでしょう。歩道にはセザンヌゆかりの地への道しるべが埋め込まれていました。セザンヌのアトリエも印象に残っています。
 そんな記憶が薄れがちのとき、「セザンヌの食卓…林綾野著」を購入しました。林さんが「セザンヌとの距離を縮める案内書になってくれることを願っている」と述べているように、画家セザンヌとエクス・アン・プロヴァンスが絵や写真、図を使って分かりやすく説明されています。
 「セザンヌへの道」では、林さんがセザンヌの絵「リンゴとオレンジ」の果物の鮮やかな色彩と存在感に胸を打たれ、サント・ヴィクトワール山を見て感激したのに、もう一つ分からなかったと言い、その距離を縮める努力が記されています。次の「作品ギャラリー」には、リンゴなどの静物画(8枚)、サント・ヴィクトワール山など風景画(8枚)、人物画(9枚)が添付されています。
「エクス・アン・プロヴァンスに生まれて」「画家への道」「芸術家としての葛藤」「孤高の画家」というタイトルでは、画家セザンヌの人生が書かれています。洗足伸行氏の「セザンヌを見直す」は、新たなセザンヌ芸術の視点が案内してくれます。「セザンヌのレシピ」では、写真とレシピでセザンヌが口にしたいくつかの料理をひも解いています。この「セザンヌの食卓…林綾野著」をセザンヌの案内書として利用いただければ幸いです。
 キュレーター林綾野さんによる第4回名画セミナーは、「セザンヌの描いた南フランスの暮らしと絵」というテーマで5月30日(土)に開催します。当日、会場にて「セザンヌの食卓…林綾野著」を販売しますのでご覧ください。

                  


2015/ 5/ 8








平和を願う愛川欽也さんのメッセージ

 

 4月15日、愛川さんが肺がんで死去されたことから、マスコミで愛川さんの生活と考え方などが紹介され知ることとなりました。
 愛川さんは、戦争体験を語り続け、今の風潮に危機感を持っていたようです。また、対談で「中学2年の時、担任の岡田先生に平和主義を教えてもらってから70歳になる今まで忘れたことありません」と述べています。戦争経験者や戦後民主主義を学んだ多くの人たちは同じ思いではないでしょうか。
 愛川さんは、東京都墨田区が開く「平和メッセージ展」に21年前から平和への思いを寄せていたそうです。

・大切なのは、平和。(1994年)・平和 大切なのは平和 忘れてはいけないのが平和(1997年)・平和を忘れると戦争が近づく(1999年)・戦争はいつも弱い者いじめ。今、いじめをするのは、戦争と同じ罪悪です。(2001年)
・平和が本当に大事な時代に思えるようになってきました。(2003年)・今、日々平和の大切さを感じます。(2004年)・何百回でも何千回でも平和が大切(2009年)・平和を守る(2010年)・平和ぼけと言われようとも、平和が大切と言い続けましょう。(2013年)
    すでに肺がんと判明していた今年の3月、メッセージが届き次のように記されていました。 
・反戦は、憲法を守ることです。(藤原学思)

 三浦半島地区退職教職員の会では、「教師が遺す十五年戦争」という体験集を発行しています。刊行までに4年間の時をかけ、戦中・戦後体験を子どもや孫たちに伝えたい思いでまとめたものです。是非、読んでいただきたいと思います。第一集800円、第二集1000円、第三集1000円、3冊セット価格2000円。
問い合わせ先…横須賀三浦教育会館(046-824-0683)

                  


2015/ 4/24








子どもの貧困対策基金、政府が新設

 

 政府は、子どもの貧困の解消に向けて民間の資金を活用した基金を新設すると発表しました。子どもの貧困率は1985年10.9%が2012年には16.3%となり過去最悪となっています。およそ6人に1人が貧困といえます。ひとり親世帯での貧困率は54.6%、先進国の中で最悪の水準です。この実態を直視すれば、政府の子ども貧困対策基金の新設は評価できると思います。
 ただ、これによって解決できるかどうかは疑問です。政府にやってほしいのは、子どもの貧困率が高くなった要因を明らかにし実効性のある具体策です。そのためには、財政措置が必要です。子どもの貧困対策の推進に関する法律では、国の責務として子どもの貧困対策を総合的に策定し、及び実施する責務を有すると述べられています。
 東京新聞の貧困に関する社説では、「経済的に苦しい家庭の子どもに給食費や学用品代を補助する就学援助費は、生活保護が引き下げられたことに連動し、70余の自治体が支給対象の所得基準を下げた。子どもの貧困対策に逆行している」「日本政府は熱意にかける。政治主導で最優先に取り組むべき課題だ」と指摘しています。
 沖縄では、国の制度変更で補助率が全額補助から2分の1補助に引き下げられ自治体負担が増えるため生活保護世帯の児童・生徒への「無料塾」が継続困難になっていると報じられています。
 子どもの貧困対策は、子どもだけのものでしょうか。ひとり親が懸命に働いて年収が100万円ほどという家庭があります。所得格差はますます広がってきています。それでも、子どもの将来が生まれ育った環境に左右されることのない社会を実現することができるのでしょうか。「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する」憲法第25条。
                  


2015/ 4/10








10月11日、教育会館ふれあいコンサートスペシャル
「広い河の岸辺」日本語詞の八木倫明さん

 

八木倫明さん  NHK朝ドラ「マッサン」の中でエリーが歌った「広い河の岸辺」という曲があります。「花子とアン」でスコット先生が歌っていた曲でもあります。この曲名は「The Water Is Wide」と言い340 年も歌い継がれているスコットランド民謡です。日本語詞を八木倫明さんが書きクミコさんが歌っています。
 NHKの報道番組で八木さんと仲間の活動が特集されていました。
『八木倫明さんは以前オーケストラの広報として働いていましたが、退職して夢だったミュージシャンを目指しました。しかし、ほとんど売れず苦しい生活だったようです。そんな八木さんを救ったのが「The Water Is Wide」スコットランド民謡です。これを聴き感動し、皆に伝えようと思い日本語訳したそうです。
 元トラック運転手の金澤さんは、妻をガンで亡くし塞ぎこんでいた時に「広い河の岸辺」に救われ、近藤さんは、会社をやめ目標を失っていた時に八木さんに出会いました。2人は八木さんの活動を支えています。金澤さんは八木さん専属のドライバー、近藤さんは集客や会場設営を一手に受けています。
 そんな地道な活動が実り、「広い河の岸辺」は美しい旋律と歌声に心が癒されると多くの人に愛され、合唱曲としても歌われるまでに広がっています』
 ユーチューブで「広い河の岸辺」の歌を聴き心に響くものがあったため、市民の方に聴いていただきたいと思い、電話で八木さんに出演を依頼しました。すると、思いがけず「オーケストラの広報をしていたとき横須賀に行き、会ったことがあります」と言い快諾してくれました。30年も前に一度だけ会ったことを覚えていてくれた八木さんの声は希望に満ちていました。
 10月11日、ケーナとアルパのデュエット、および和楽器とラテン楽器のカルテット=木星音楽団で地球市民の民族音楽を求めて旅を続けるケーナ奏者でもある八木さんが当会館のふれあいコンサートにやってきます。多くの市民の方と感動を共有したいと思います。
  「河は広く  渡れない  飛んで行く  翼もない  もしも小舟が  あるならば  漕ぎ出そう  ふたりで・・・」
                  


2015/ 3/27








教育会館主催の
サークル活動・教室を楽しんでみませんか

 

横須賀三浦教育会館  教育会館主催のサークル活動で、楽しみながら学ぶ市民の方がふえています。市民の方の要望と協力によりリコーダー、フルートなどのサークルが設置され、参加された会員が仲間と楽しみながら学んでいます。春になり年度がかわります。気持ちを新たに教育会館のサークル活動・教室に参加してみませんか。
1.0歳(2か月)から3歳までのリトピュアリトミック教室  募集中
 0歳児から音楽に親しむことで、絶対音感、リズム感、集中力、コミュニケーション能力などぐんぐん育ちます。ママにとっては楽しく癒しの時間になります。指導は佐野享子先生です。
問い合わせ・申し込みは090-4421-3476(佐野享子)

2.童謡・愛唱歌を楽しむ会  募集中
 月1回(第2土曜日)会費500円。元小学校音楽教師だった浦ア陽子さんの指導により毎回40名以上の会員が和気あいあい童謡や愛唱歌を楽しんでいます。

3.「健康ヨガ」サークル  募集中
 月3回(水曜日)会費3000円。毎回15人ほどの会員がインストラクターの高橋祐美子さんの指導のもと健康ヨガに取り組んでいます。ヨガは血液の循環をよくし全身の筋肉を和らげ身体のゆがみを正します。ストレス解消にも最適です。

4.「大人のリコーダー」サークル  2015年度会員募集
 月2回(第1と第3水曜日)会費1000円。初めての方、久しぶりに吹かれる方が山本典子さんの指導により練習し、リコーダーの楽しさ豊かな表現力を味わいます。練習ではアルトリコーダーを中心に行います。

5.「大人のフルート」サークル  2015年度会員募集
 月2回(第1・第3火曜日)会費3000円。野上修一さんの指導により、Aは初めての方のサークルです。Bのアドバンスサークルは、以前やったことがあり、この機会にはじめてみようという方のサークルです。

6.大人のピアノ教室 現在満席
   月2回(第2・第4の木・金曜日)会費3800円。初めての人や再挑戦の人が松村友美さんの指導のもと個人レッスンをマイペースで楽しんでいます。

○サークル活動の企画・運営を希望される方、歓迎します
新しく教育会館主催のサークルの企画・運営を希望する方はご連絡ください。話し合いにより共通理解ができた場合は、協力してサークルを開設します。
          (公財)横須賀三浦教育会館 046-824-0683 ヨガ教室 リトミック
                  


2015/ 3/13








教育会館主催の
サークル活動・教室を楽しんでみませんか

 

横須賀三浦教育会館  教育会館主催のサークル活動で、楽しみながら学ぶ市民の方がふえています。市民の方の要望と協力によりリコーダー、フルートなどのサークルが設置され、参加された会員が仲間と楽しみながら学んでいます。春になり年度がかわります。気持ちを新たに教育会館のサークル活動・教室に参加してみませんか。
1.0歳(2か月)から3歳までのリトピュアリトミック教室  募集中
 0歳児から音楽に親しむことで、絶対音感、リズム感、集中力、コミュニケーション能力などぐんぐん育ちます。ママにとっては楽しく癒しの時間になります。指導は佐野享子先生です。
問い合わせ・申し込みは090-4421-3476(佐野享子)

2.童謡・愛唱歌を楽しむ会  募集中
 月1回(第2土曜日)会費500円。元小学校音楽教師だった浦ア陽子さんの指導により毎回40名以上の会員が和気あいあい童謡や愛唱歌を楽しんでいます。

3.「健康ヨガ」サークル  募集中
 月3回(水曜日)会費3000円。毎回15人ほどの会員がインストラクターの高橋祐美子さんの指導のもと健康ヨガに取り組んでいます。ヨガは血液の循環をよくし全身の筋肉を和らげ身体のゆがみを正します。ストレス解消にも最適です。

4.「大人のリコーダー」サークル  2015年度会員募集
 月2回(第1と第3水曜日)会費1000円。初めての方、久しぶりに吹かれる方が山本典子さんの指導により練習し、リコーダーの楽しさ豊かな表現力を味わいます。練習ではアルトリコーダーを中心に行います。

5.「大人のフルート」サークル  2015年度会員募集
 月2回(第1・第3火曜日)会費3000円。野上修一さんの指導により、Aは初めての方のサークルです。Bのアドバンスサークルは、以前やったことがあり、この機会にはじめてみようという方のサークルです。

6.大人のピアノ教室 現在満席
   月2回(第2・第4の木・金曜日)会費3800円。初めての人や再挑戦の人が松村友美さんの指導のもと個人レッスンをマイペースで楽しんでいます。

○サークル活動の企画・運営を希望される方、歓迎します
新しく教育会館主催のサークルの企画・運営を希望する方はご連絡ください。話し合いにより共通理解ができた場合は、協力してサークルを開設します。
          (公財)横須賀三浦教育会館 046-824-0683 ヨガ教室 リトミック
                  


2015/ 3/13






 市民が協力し楽しむ 第1回教育会館音楽祭

 

 2月21日、教育会館のサークルが集う初めての音楽祭を開催しました。最初は、「どこかで春が、早春賦」をみんなで歌いました。指揮と司会は、浦ア陽子さん、ピアノ伴奏は遠藤芙美江さんです。浦アさんの進行により会場に安心感が広がりました。
 リコーダーサークルは、山本典子先生の指揮によりAグループは「歌の翼に」、Bグループは「ヴィヴァルディの四季から春と冬」をソプラノ、アルト、テナー、バスによる合奏です。合奏を初めて聴いて楽しかったという人もいます。
 ピアノサークルの演奏、一人は松村友美先生と連弾、一人は旋律を両手で分けて演奏する編曲で、二人とも懸命に演奏し最後までやり遂げました。人前で弾くのはとても緊張しますが、演奏は聴く者に刺激を与えたと思います。
 フルートサークルの演奏、初心者のグループは野上修一先生のピアノ伴奏で、経験3年のグループは先生の指揮で演奏しました。フルートの柔らかく美しい音を聴くことができ、上達の速さにも驚きました。演奏者の言葉も印象的。
 童謡・愛唱歌を楽しむ会は、浦ア陽子先生の指揮で「手遊び歌、十五夜さんの餅つき」「少年時代、芭蕉布、花」を演奏しました。手拍子で楽しんだりリコーダーやフルートの合奏に合わせたり、花は二部合唱で演奏し楽しみました。
 後半は、パストラル(退職教職員、現役教師、一般経験者、12名)によるリコーダー合奏です。ソプラノ、アルト、テノール、バス、コントラバス、グレートバス、これら多種類のリコーダーによる合奏も聴けました。ミニコンサートは、フルート講師の野上修一さんとピアノ講師の松村友美さんです。お二人の優雅で澄んだ美しい演奏に魅了されました。
 最後は、「芭蕉布と花」をみんなで歌い終演となりました。参加者からは、「手作りの音楽祭、温もりがあった、緊張がありつつも楽しめた、いろいろなサークルがあることを初めて知った」などの声をいただきました。参加者の積極的な協力により音楽祭の目的が達成できました。音楽は市民のものです。
                  


2015/ 2/27








  公益事業「親と子の教育相談室」
じっくり聴きます。一緒に考えましょう。

 

 横須賀三浦教育会館2階で「親と子の教育相談(電話・来室)」を行っています。年2回学校を通して配布するチラシと、当ホームページの「教文研事業(教育相談他)」で案内しています。
 「子育て・学習・学校のことなどの心配・不安・迷い・憤り・悩み・困りごとなど、じっくり聴きます。一緒に考えましょう」の姿勢で対応しています。相談員は元教員で、多くの子どもや保護者と関わった経験や人生経験を活かしながらアドバイスしています。
 相談内容で最も多いのが「子育ての悩み」です。具体的には、「保護者への暴言・暴力」「発達障害」「叱り方」「過保護か」「友達ができない」「異性との付合い」「片づけができない」「パソコンに夢中で昼夜逆転」などです。相談相手がなく、保護者がひとりで悩んでいるケースがあります。子育てにマニュアルはありません。相談員の経験を話しながら、相談者と一緒に解決の糸口を探していきます。ケースによっては、公的な相談機関や支援機関を紹介しています。
 他には、「学校の対応(疑問や不信)」「不登校」「進路・学習」などについての相談があります。
 「子育て」や「学校の対応」で近年「発達障害」に関する相談が増えてきています。「発達障害ではないか心配」「担任に発達障害の検査を受けるように言われた」などです。2002年に文部科学省が「発達障害児」などの「発見」のために全国の学級担任を対象(抽出)に、学習・行動面の「特異性」を調査しました。2007年からは、特別支援教育が制度化され「発達障害」についての情報が多くなったことが背景にあると思われます。しかし、「○○障害」という言葉を安易に使うべきではないと考えます。どの子も一人ひとりが様々な課題を抱えています。一人ひとりの異なる課題・個性に寄り添うことが重要だと思います。

 

2015/ 2/13








「3.11あの日を忘れない 東日本大震災」VS
   子どもたちへ引き継ぐ貴重な自然「小網代の森」

 

 自然は人に対し恵みを与え心身ともに豊かにします。一方、脅威を与えます。そのため人は自然について学び理解し共存することが重要だと思います。以下に特筆する自然の実態に対し再認識したいものです。
 その一つが小網代の森です。神奈川県三浦半島の先端、相模湾に面したリアス式の入り江と谷、それが「小網代の自然」です。標高約85mの台地からいくつもの小さな川が刻んだ谷、深い森、広々とした湿地、大きな干潟、そして南国の香り漂う湾。頂点から相模湾外洋まで約3km、森と湿地と干潟と湾とを川が結ぶ、ひとつの流域がまるごと自然のまま残されたきわめて貴重な自然です。
 小網代の森は、湿地であった地域の乾燥化が進んでいたためNPO法人小網代野外活動調整会議と神奈川県で森と湿原の回復を実現させ、今日も保全・再生に努力されています。また、昨年から散策路などの施設整備に入り完成、7月20日から一般開放、利用上のルールを守り小網代の森を体感したいものです。
 また、一方の東日本大震災は自然の脅威として第一に思い起こされます。2011年3月11日午後2時46分大震災が発生。大津波が襲い東京電力福島第一原子力発電所の事故が追い打ちをかけ大災害となりました。今だ仮設住宅に避難している人も多く、そのうえプレハブ仮設は老朽化が進み体調不良を訴える被災者も多くいます。これらは子どもたちの生活にも悪影響を与えています。経済的理由から学ぶ機会を断念する子もいます。
 何もかも破壊した恐ろしく大きな自然の力と一方で安らぎをもたらす復元しつつある小さな自然…どちらも自然。この対比に心動かされている昨今です。
 東日本大震災から4年がたちます。当会館は、「3.11あの日を忘れない、東日本大震災」を思い起こし公益事業を行ってきましたが、本年は、四季の自然に寄り添って小網代の森を写し続けてきた加藤利彦氏の「30年の写真展」3月9日〜13日と「小網代の森」自然観察会、東日本大震災による遺児・孤児の経済支援のため、引き続き桃・柿育英会「東日本大震災遺児育英資金」への義援金箱を設置し寄付を募っています。寄付金がきびしい環境の被災地で力強く生きようとする遺児の一助になれば幸いです。
                   小網代の森

 
 




2015/ 1/23








新年あけましておめでとうございます
 〜国際平和と子どもの幸せを〜

 

 昨年も、世界では各地で戦争や紛争が起こり子どもや市民が犠牲になりました。特に、パキスタンの学校襲撃事件による死者145人(132人が生徒)の報道には世界中が衝撃を受けました。犯行グループは12月16日午前10時ごろ、学校の外壁を乗り越えて敷地内に侵入、多数の生徒たちが試験を受けていた講堂に押し入り、さらには教室を回って無差別に発砲したそうです。人として最も卑劣な行為です。
 子どもや市民が犠牲になっている世界の現実に対し、ノーベル平和賞を受賞したマララさんのスピーチ「一人の子ども、一人の教師、一冊の本、一本のペン、それで世界を変えられます。教育こそがただ一つの解決策です。エデュケーション・ファースト(教育を第一に)」は、多くの人々に勇気と希望を与えました。
 日本国憲法では、「日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する」とあり、国際平和のため困難にくじけず長年にわたり献身的に努力を続けている人々もいます。
 人道支援NGO30年、活動し続けてきた熊岡路矢さんは、「空爆、占領、難民」という著書の中で、自衛の場合以外はいっさい武装攻撃に加わらないという日本の平和主義的政策が広く日本と日本人を、そして海外で活動する日本のNGOメンバーを守ってきてくれたと述べています。
 今年こそ、子どもたちが明るい夢と希望が持てる社会の実現、そして国際平和への道を着実に進みたいものです。当会館は、平和と子どもの幸せを願い、地域から教育文化の発展に寄与できるよう努力したいと思います。本年も皆様のご理解と協力をお願いいたします。

                   2015年1月
                  公益財団法人横須賀三浦教育会館

 
 

2015/ 1/ 1








祝 教育会館50周年記念スペシャル

 

   2014年度は、横須賀三浦教育会館が公益法人となって50周年となりました。当会館は地域から教育文化の発展をはかるため、三浦半島の市民とともに歩んできました。そのため、記念事業を市民と共有し、さらなる発展をはかるため下記の公益事業を教育会館50周年スペシャルとして開催しました。以下は参加者からの感想です。
*子育てにいきづまることがあり、何か今後の子育てでヒントになることがあればと参加しました。これまでも、子どもにオーディオで聴かせたりピアノを習わせたりしてきました。今日のピアニスト岡崎ゆみさんのセミナーを受けて音楽とのかかわり方をより意識しながら音楽とうまく付き合っていければと思いました。
*清水高師さんのヴァイオリンを聴いて、私は最初のヴィタリのシャコンヌで一撃でした。初めて聴いた曲だと思うのですが、最初の出だしで涙が出てきました。 なぜなのか、音楽性の説明はできません。帰宅して、YouTubeでいろいろな人の演奏を聴いたりしましたが、感動はありませんでした。生演奏ならではというのでしょうか。様々な病気を経験した友人は、昨日演奏したモーツァルトを聴いて、病気から脱出したそうで涙が止まらなかったそうです。

 
岡崎由美セミナー 清水高師ヴァイオリン 

2014/12/26








新聞記事を見ての雑感

 

*過疎化が進む小田原市の片浦小学校が人気です。1学年の定員が15人の「小規模校特任校」に指定され、通学区域の制限を外して市内の全域から通学できるため希望者が急増したそうです。保護者からは、「…先生との距離感も近い。地域の方々もよく声をかけてくださり、密な対話がたくさんある」「人数が少ないので、一人ひとりに出番がたくさんあるのも気に入りました」の声が寄せられています。当然ですが、全国での少人数学級は急務です。
*全国大学院生協議会が発表した調査では、大学院生の4割以上が奨学金を借り、その4分の1近い利用者の借入金額は500万円以上となっています。奨学金が経済的支援ではなく、事実上の借金になっています。生活費や研究費をまかなうため研究時間を削ってでもアルバイトをせざる得ない大学院生もいます。これに対し、総選挙の費用を700億円として計算すれば約2,400人の苦学生が卒業後の借金から解放されるとの声が寄せられ、受験生からは、「親に経済的な負担をかけると悩む声はよく耳にします」「絶対に必要な選挙だとは思えず理解できない」と言います。
*道徳が2018年度に教科として格上げされます。国の定めた基準で検定された教科書を使って授業し、子どもの内面を評価することができるのでしょうか。学校からは戸惑いの声が聞こえてきます。むしろ、道徳教育が必要なのは政治家かもしれません。基本的に憲法を尊重して政治活動をしているか、具体的には約束したことを実行したか、最高裁の「違憲状態」という判決を尊重し実行したか、政治資金の使い方は正しく透明か、などです。
 いまこそ、公教育の趣旨を逸脱するような政治や国家の介入ではなく、学校の教職員・保護者・地域の協力を尊重し、子どもと教職員が安心して学べる環境を作ることこそが政治と行政の責任ではないでしょうか。

 
 

2014/12/12








平和と民主主義、子どもの未来を守る総選挙

 

 衆議院が解散しました。日本は、民主主義の国ですから主権者である国民の意見を聞くのは大切なことです。首相は「経済状況を考え消費税率引き上げを18か月延期し、税制に重大な変更を行った以上、選挙をやって国民の声を聞く必要がある」と説明しています。ただ、今回の説明と解散には理解・納得できないという人も多いようです。それでも、現実には700億円という税金を使って選挙が行われます。
 大切な経済は国民のためであり、経済優先は人間優先のためのものです。確かに一部の大企業の名目賃金は上がったようです。しかし、8%への増税と物価高で低所得者や年金生活者の実質収入に大きな影響が出ています。一部の大企業では、株高や円安がすすみ経済は好転したようです。一方、円安や材料費の高騰などで多くの中小企業が悪影響を受け、国民の経済格差はますます広がっています。
 このことは、子どもの生活や希望に大きな影響を与えています。そのため、家庭の貧困から満足な食事も取らず学校に来る子もいます。また、進学を断念したり退学したりしなければならない子も増えています。国民に負担をかけるので「身を切る改革」を行うと言い、2年前の党首討論で国会議員の定数削減と選挙制度の改正を約束しましたが、いまだに約束が果たされていません。これでは、政治家を信頼することはできません。
 国政は、国民の厳粛な信託によるものです。国民の声に耳を傾けず多数決で決めることは民主主義ではありません。消費税のほかにも大事な課題があります。集団的自衛権の行使容認を閣議決定したこと、特定秘密保護法の施行、東日本大震災の復興、原発の再稼働、教育問題などです。沖縄県知事選では、辺野古移設に反対の翁長氏が圧勝し県民の民意は明確となりましたが、政府は辺野古への移設を進めると言っています。
 紛争地でNGO活動をしてきた熊岡さんは、世界で働く日本のNGOメンバーの命を大枠で守ったのは、戦後の平和主義だと述べています。平和と民主主義、子どもの未来を守るため、有権者は国政の全てを問う姿勢で投票する責任があると思います。

 
 

2014/11/28








財務省の「学級定員」を増やす考えに驚く        〜少人数学級導入は急務です〜

 

 財務省が、公立小学校1年生で導入されている1クラス35人の学級編成基準を来年度から40人に戻す案を財政制度等審議会の分科会に提示しました。35人学級が、いじめや不登校の改善につながっていないのが理由です。
 ほんとうに改善につながっていないのでしょうか。大変な驚きです。今まで学級定員を増やすという発想はなく、むしろ欧米並みの少人数に近づけ、より教育効果を高めていくべきと思っていたからです。この考えは長年にわたり学校で教育に携わってきた教職員はもとより、保護者や地域の教育行政も当然のように考え努力してきたと思います。
 文部科学省も、少人数学級は、きめ細かい指導で子どもたちが勉強する意欲がわいたり、悩みや相談も先生にじっくり聞いてもらえたり、良い点がたくさんあると言っています。また、最近は暴力行為や不登校などが深刻な問題となっていたり、障害のある子どもや外国人の子どもなど特別な支援を必要となったりする子どもたちも増加。そんな中、新指導要領により授業時数や指導内容がふえ、こうした課題に対応するためには、今、少人数学級の実現が強く求められていると述べています。先行して少人数学級を導入している県では、学力の向上や不登校の出現率や欠席率が低下する傾向がみられています。
 国際比較では、1学級あたりの子どもの数の平均は、小学校の場合、日本は28.0人。OECD平均は21.6人となっていて、諸外国と比べても多いのが実態です。30人を超える学級の割合を日本とイギリスで比較してみると、イギリスは小学校12%、中学校10%と少なく、日本の小学校は54%、中学校82%で、日本の1クラスの子どもの数がとても多いことが分かります。
 現在、経済格差がますます広がり、学校は多忙化し子どもたちが犠牲になっています。これらを解消するため少人数学級導入は急務です。

 
 

2014/11/14








教養セミナー ピアニスト岡崎ゆみ

 

ピアニスト岡崎ゆみ  9月20日、教育会館50周年記念事業として、ピアニストの岡崎ゆみさんをお迎えし教養セミナーを開催しました。岡崎さんは、テレビ・ラジオ番組の司会を務め、ピアノ演奏家としてソロリサイタルに加えオーケストラと共演するなど全国で活躍しています。 また、未就学児・妊婦のためのコンサートも長年にわたり続け、小さい頃からクラシックに親しむ大切さを広めています。
 今回のセミナーは、子どもがクラシックを聴くことの良い点について体験と研究により得た成果を分かりやすく話していただきました。以下、アンケートの感想を紹介します。

*子育てにゆきづまることがあり、何か今後の子育てでヒントになることがあればと参加しました。これまでも、子どもにオーディオで聴かせたりピアノを習わせたりしてきました。今日のセミナーを受けて音楽とのかかわり方をより意識しながら音楽とうまく付き合っていければと思いました。
*すばらしいピアノ演奏をありがとうございました。ピアノコンサートは久しぶりで感動しました。自分の子どもができたとき是非クラシックを聴かせてあげたいと思いました。また、自分のクラス(年中児)にもクラシックを流して触れられる機会を作ってあげたいと思いました。素敵な時間を過ごすことができて良かったです。
〇子どもを連れてこられたら、もっと子育て世代の参加ができたと思います。赤ちゃん連れで参加できるのは少ないのでぜひお願いします。

 ご意見ありがとうございます。当会館としても子連れで気軽に参加できるコンサートをやりたいと考えてきました。そのため、本年度は、8月に子育てサークルぽこあぽこの「0才からのこんさーと」、6月には「未就学児のためのファミリーコンサート」をNHK交響楽団の松本健司さんたちの協力により開催することができました。
 早速、来年度の「0才からのコンサート」を岡崎ゆみさんにお願いしたところ快諾をいただきました。2015年4月開催の予定です。ご期待ください。

講演会会場  
 

2014/10/24








第3回名画セミナー「情熱の画家ゴッホ」の感想

 

林 綾野さん  9月27日、人気キュレーター林綾野さんによる第3回名画セミナーを開催しました。タイトルは「情熱の画家ゴッホ 画家の人生と旅、そして食」です。林さんはキュレーター、アートライターです。美術館での展覧会企画、美術書の企画・執筆を手がけています。ゴッホについては、ゴッホに関する芸術性と合わせてその人柄や生活環境を現地に行き調査・研究をしてきています。著作「ゴッホ旅とレシピ」(講談社)
 当日は画家ゴッホの作品と自身で撮った現地の写真を映像で紹介しながら、出生の話から亡くなるまでの37年間、様々な角度からの話はとても分かりやすく興味深いものでした。ゴッホの才能を信じ支え続けた弟テオとの関係、画家としての一筋に打ち込んだ制作への意欲、それまでになかった絵画史上の革新性などもやさしい口調ながら熱く語り聴く者を魅了しました。最後は悲しい結末で人生を閉じましたが、それがゴッホという人間の燃え尽きた姿だったかもしれません。ゴッホの絵は、今も見る人をひきつけ世界中の人々から愛されています。あっという間の2時間でした。
 参加者アンケートの感想を紹介します。
*先生のお話はその人となりをとても具体的に身近に感じられ大ファンになりました。今回のゴッホも、初期の作品も初めて見て、幼年時代から画家をめざすまでのあれこれを含め、ひまわりや糸杉のタッチなどが魅力的だなぐらいの「ちょっと好き」の私でしたがさらに好きになりました。
*どんなに偉大な人でも子ども時代があり、食べて寝て笑って泣いて生きていたのだということを改めて思いました。ゴッホのことはかなり知っているつもりでした。ゴッホを巡る旅にも行きました。でも知らないことがいっぱいありました。ますますゴッホが好きになりました。
 林さんの名画への案内は魅力的なため、多くの方に次回への参加希望をいただきました。
次回はロートレックあるいはセザンヌなどを検討しています。ご期待ください。

林 綾野さん  
 

2014/10/10








子どもの幸せと平和を願う

 

 大人が残すべき子どもへの遺産は何でしょうか。第一は平和です。安全で安心して生活するための必須条件です。平和なくして生活はもちろん教育文化の発展は望めません。世界の現状は各地で戦争が起き子ども(市民)が犠牲になっています。国を追われた難民のテント生活が報道されています。
 アメリカが過激派組織「イスラム国」との戦いにイラクで空爆を開始したのには驚きと恐怖を感じます。現在、アメリカの空爆は拡大の一途をたどり、「イスラム国」の反発は必至でアメリカやヨーロッパなどの市民の殺害を呼びかけています。日本でも集団的自衛権など戦争への不安が増すばかりです。
 第一次世界大戦が勃発して100年、戦争のあった地域は、いまだに問題解決が図られず苦しんでいます。激戦のベルギーのイーぺルでは危険な毒ガス弾処理にあと300年ほどかかるそうです。世界では、今もなお家族や故郷を破壊され心身共に傷つき病んでいる人も多くいます。日本では原爆病などで苦しんでいる人がいます。
 9月22日、鎌倉の妙本寺に行きました。門前には、暴走する国際社会にブレーキをかけ世界に正気をとりもどす国がひとつくらい無くてはいけない、それは9条をもつ日本しかない!伊勢崎賢治、毎日新聞平成25年7月25日夕刊、「この国はどこへ行こうとしているのか憲法!」と掲示されていました。
 第9条には、「日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する」とあります。武力行使による戦争では解決には至らず、憎しみや恐怖、諸国民の心身などに問題を残したことは歴史の示すところです。世界の指導者たちによる対話と外交努力に期待し、平和を念願するものです。

 
 

2014/ 9/26








教育会館50周年記念スペシャル(10月5日)世界で活躍する 清水高師「ヴァイオリンリサイタル」
 

photo    横須賀出身の世界で活躍するヴァイオリニスト清水高師さんのコンサートをしてほしいと要請がありました。ヴァイオリンの清水高師さんと言っても音楽に疎い者にとっては全く知りませんでした。インターネットで調べたところ、プロフィールに「10歳でNHK毎日学生コンクールに優勝。N響と共演。国際コンクール優勝者を集めたコンクールにおいて最優秀グランプリ受賞」など、輝かしい経歴が書かれていました。
 これを見て、とても当会館にお出でいただける方ではないと思いました。それでも何とか呼んでほしいと言われ調べたところ、現在は東京藝術大学教授でほとんど海外において演奏していることが分かりました。そこで、清水先生の状況を知るため東京藝術大学の学務課に電話で事情を話し、「ヴァイオリンの清水高師先生のお弟子さんのような方と話がしたいのですが、連絡が取れないでしょうか」とお願いしました。
 数日後の12月、清水先生本人から電話があったのにはびっくり、出演依頼したところ快諾をいただきました。その後、「お忙しいところ、ご連絡をいただきありがとうございます。 清水先生にお願いしてほしいと言っていた知人にお出でいただけることを報告したところ感激し喜んでいました。 当方も、快諾をいただきとてもうれしくお礼申し上げます。また、 いろいろとお気遣いいただき感謝いたします」とメールしたところ、清水先生からは、10月5日の日程提案やいろいろな点での配慮と、「横須賀は私の大切な故郷です。お役に立てれば幸いです」という丁重な言葉をいただきました。
 6月に入りチラシを作成するために資料を送っていただくためのお願いをしました。そのとき、清水先生はドイツと東欧に演奏旅行中でした。それでも外国から何度も連絡をいただき、「参加者の多くは大人ですが、小中学生にもできるだけ一流の生の音楽を聴いてほしいと願っています。そのため、できるだけ小品も入れていただきたきたく検討をお願いいたします」などの要望をしたところ、調整して5曲の予定曲を送ってくれました。早速、全曲を聴き、これなら当会館のコンサート参加者に喜んでもらえると確信しました。
 また、丁寧な清水先生のメールによる人格にも触れることができ感銘を受けました。実力派ピアニストのヴィオレッタ・エゴロヴァさんの演奏も期待でき、教育会館50周年記念スペシャル「清水高師ヴァイオリンリサイタル」は感動的なものになると思います。

          
*完売が予想されます。ご希望の方は早めにお申し込みください。
 
 

2014/ 9/12








眺望を生かす逗子披露山公園の整備を

 

眺望を生かす逗子披露山公園の整備を  逗子市にある披露山公園は、その眺望の良さからも逗子市民をはじめ多くの人々に愛され親しまれています。また、かながわの景勝50選にもなっています。西側からは江の島、相模湾そして天気が良ければ雄大な富士山が一望できます。特に、真っ白な雪の富士山やシルエットの富士山は見る人を魅了します。
「憲政の神様」「議会政治の父」尾崎行雄の記念碑が披露山にあります。1929年(昭和3年)から披露山に住み1954年(昭和29年)永眠しました。尾崎咢堂付看護婦の服部フミ子さんは、逗子の景色を何よりも愛されたというタイトルのもと「…晩年のお足もとが危なっかしくおなりになってからもお天気の日には、ガウンをお召しになってベランダから逗子湾の景色をいつまでもごらんになっておられました」と記しています。
 披露山公園の近くには、はじめて真冬の富士山頂(1895年、明治28年)で気象観測をした野中到が住んでいました。野中夫妻を題材とした新田次郎の小説「芙蓉の人」は何度かテレビドラマ化(現在、NHK土曜ドラマ放映中)され、冬の厳しい富士山頂における観測記録は、貴重なものとして人々の心を打ちました。
 披露山公園の展望台の前には二つの椅子が置かれています。その椅子に腰を下ろしゆったりと江の島や富士山など移りゆく美しい景色を眺めることを楽しみにしていた市民も多かったのではないでしょうか。ところが、今年になって展望台前の椅子に座ったところ、あの美しい眺望が新たに設置されたフェンスにより遮られてしまいました。
 「なぜ、景観を台無しにするようなフェンスを設置したのでしょう」
眺望や色彩などを考慮したのでしょうか。市民が憩う風光明媚な披露山の眺望景観を認識し、市民感覚を大切に整備してほしいと思います。
 景観法第二条、「良好な景観は、美しく風格のある国土の形成と潤いのある豊かな生活環境の創造に不可欠なものであることにかんがみ、国民共通の資産として、現在及び将来の 国民がその恵沢を享受できるよう、その整備及び保全が図られなければならない」

 
 

2014/ 8/22








8月、子どもの幸せと平和を考える

 

 平凡な暮らしが一番。首相は「国民の命と平和な生活を守る」と主張しますが納得できません。福島など原発事故で国民の命が奪われ、生活が破壊され、いまだに解決できず苦しんでいる国民が多くいるからです。にもかかわらず、原発や武器輸出をすすめています。
 1945年8月15日、日本は全面降伏し悲惨で悪夢のような戦争は終結しました。「戦争はこりごり」「国家の言いなりには、もうならない」という二つの思いは、生き残ったほとんどの日本人に共通していたと思います。
「サイレンの音を聞くと、戦争中に聞いた空襲警報のサイレンを思い出しいまだにドキッとします」
 米軍機から焼夷弾(火災や高熱によって人や建造物などを殺傷・破壊する爆弾・砲弾)を無差別に落とされる中を逃げた恐ろしさ、焼夷弾によって家を焼かれてしまったことが脳裏に焼き付いているからです。いつ爆撃されるかわからず四六時中びくびくしながら生活していました。1945年8月15日0時23分から埼玉県熊谷空襲が行われ、自宅周辺は爆撃により火の海となり死傷者であふれかえったといいます。悲惨な戦争は絶対にしてほしくありません。
 集団的自衛権は抑止力になり平和を守ると言う人がいます。しかし、抑止力は仮想敵国を作り戦争を誘発したことは歴史が示しています。集団的自衛権を行使することは戦争をすることです。国際紛争には、政府による外交努力と民間交流などを進めることにより信頼関係を築き解決してほしいと思います。
 以上は、6歳まで戦争を体験した人の話です。
 集団的自衛権の行使容認があまりにも簡単に閣議決定されことにショックを受け不安を感じている国民が多くいます。再び戦争への道を歩まないため、政治家だけに任せるのではなく、一人ひとりが考え行動するときです。

 
 

2014/ 8/ 8










第3回名画セミナー(9月27日、情熱の画家ゴッホ)
人気キュレーター林綾野さんによる名画への案内

 

キュレーター 林 綾野さん  モネやルノワールなどの名画を観て、この作品はどのような環境のもとに生まれてきたかを知っていればより深く鑑賞できたと思うことがあります。特に、二度と行くことがない美術館で出会った名画について、もう少し知識があればよかったと後悔することもあります。そこで、印象派の名画セミナーに関心を持つ方 がいるのではないかと考え開催することにしました。
 講演はキュレーターの林綾野さんにお願いしました。林さんは美術館での展覧会の企画、美術書の企画・執筆を手がけています。新しい美術作品との出会いを提案するために画家の芸術性と合わせてその人柄や生活環境、食への趣向などを研究、紹介し注目を集めています。著作は「ゴッホ旅とレシピ」「モネ庭とレシピ」「フェルメールの食卓」(講談社)など多数あります。
 第1回「フェルメールからのメッセージ」第2回「睡蓮の画家モネ」セミナーは好評を博しました。そのアンケートの感想をご紹介します。
「フェルメールの絵は大好きなので、絵にかくされたメッセージや時代の背景が分かってとても聞いていて楽しかったです。一つ一つの絵でこんなにも分かることがあるんだなと思いました」「本を読むだけではイメージできなかった具体的なエピソードが楽しく、まだまだ聞いてみたいという思いです。知識は勿論レシピを再現されるなど熱い思いが伝わってきました」
 ゴッホの絵は生前には1枚しか売れなかったそうです。しかし、現在では世界の美術館で多くの人々から愛され鑑賞されています。第3回名画セミナーはゴッホの魅力的な作品と、その人となりに迫る講演です。名画に秘められたメッセージを知り鑑賞の楽しみを広げていただければ幸いです。

 
 

2014/ 7/25








公益事業 教養セミナー 教育会館50周年スペシャル クラシックを聴くと良い子が育つ  参加無料

 

ピアニスト 岡崎ゆみ  横須賀市上町に横須賀教育会館が建設されたのが1963年8月、公益法人として財団法人横須賀教育会館になったのが1964年4月です。2001年12月に横須賀市日ノ出町に完成した新教育会館は、財団法人横須賀三浦教育会館となり、新公益法人制度に対しては、2010年12月より公益財団法人に移行し公益財団法人横須賀三浦教育会館となりました。したがって、2014年度は公益法人として教育会館50周年となります。
 そこで、教育会館50周年を記念して、ピアニスト岡崎ゆみさんによる「クラシックを聴くと良い子が育つ」のセミナーを9月20日(土)14:00に開催します。岡崎さんは、「小さい頃からクラシックに親しむことができれば、どれほどその人の人生がゆたかになることでしょう」「名曲は子どもたちの栄養になっている」と述べ、20年以上も乳幼児や子ども向けコンサートを続け好評を得ています。
 岡崎さんは、東京藝術大学卒業、同大学院修了。大学院修士課程2年目の1983年にハンガリー国立リスト音楽院留学。1986年朝日新聞主催第6回「新人音楽コンクール」ピアノ部門に優勝。文部大臣賞を受賞しています。今回は、子どもがクラシックを聴くことの良い点など、体験し実感したことをお話しいただきます。また、セミナーの中で2・3曲ピアノの名曲を弾いていただきますのでお楽しみください。定員150名、ご希望の方はお早めに申し込みください。
 現在、当教育会館には(公財)横須賀三浦教育会館、三浦半島地区教職員組合、三浦半島地区教育文化研究所、横須賀市立学校管理職組合、三浦半島地区学校管理職組合協議会、横須賀市PTA協議会、横須賀市私立幼稚園協会、(公財)日本教育公務員弘済会神奈川支部の事務所が設置され、それぞれの団体は、教育会館を拠点に教育文化の発展を願い活動し成果をあげています。
 教育会館50周年を機に、公益財団法人の意義を再認識し地域の教育会館として三浦半島地区の住民に愛され新たな飛躍の出発になれば幸いです。

 
 

2014/ 7/11








教育会館ふれあいコンサート 10周年記念
〜演奏家とふれあい 生の音楽を気軽に楽しむ〜

 


田中 梢  教育会館ふれあいコンサートは、2004年6月27日に第1回「早 川邦宏・ファゴットリサイタル」を開催、2014年度はじめの「石田泰尚ヴァイオリンリサイタル」は第52回となります。
 アンケートの感想では、「とてもすばらしかったです。お母さんは感動してなみだをながしていました」「演奏する方と聴く人の距離が近くて驚きました。とても楽しかったです」「身近で一流の音楽が市内で聴けるなんて幸せです」など感想が寄せられました。演奏者からは、「この会場は身近で熱心に聴き楽しんでくれるのでやりがいがある」という声をいただいています。
 2014年度は10周年になります。なんとか今日まで続けてこられたのは、市民の方と演奏者などのご理解と協力によるものと感謝でいっぱいです。今、すばらしいコンサートは、演奏者、鑑賞者、企画・運営する者が一体となり創造するものと実感しています。
 現在は、「教育会館ふれあいコンサート」の名の通り、身近で演奏者とふれあい、家族や知人ともふれあい、気軽に市民が生の音楽を楽しむ場となっています。2014年度も10周年を記念するのにふさわしい実力と魅力あふれる出演者に快諾をいただきました。感動を会場のみんなで共有できれば幸いです。音楽は市民のものです。

神代 修 ・小松真知子&タンゴクリスタル  
 

2014/ 6/27












子どもの相対的貧困率は上昇傾向に
〜2014年度版「子ども・若者白書」から〜

 


 政府が6月3日に閣議決定した「子ども・若者白書」に改めて考えさせられる子ども・若者の実態が掲載されています。
 子どもの相対的貧困率は上昇傾向にあり、大人1人で子どもを養育している家庭が特に経済的に困窮しています。就学援助を受けている小学生・中学生の割合も上昇傾向にあります。2000年代半ばにおいて日本の子どもの相対的貧困率はOECD加盟国30か国中12番目に高く平均を若干上回り、大人が1人の所帯は最も高くなっています。
 子どもの貧困は、子どもの心身に悲惨な影響を与えています。貧しい家庭に育つ子どもは、学力、健康、家庭環境、非行、虐待などさまざまな面で、そうでない子どもに比べて不利な立場にあります。6月5日、横須賀市は所在不明の小中学生20名と発表しました。DVなどにより転出した子もいるようです。貧困と関係のある子もいるかもしれません。
 社会心理学者の碓井真史さんがNHK視点論点で語った言葉が印象的です。
「学校はがんばっています。「貧しい子」たちを支えるためにがんばっています。こういう時代だからこそ、小中学校の公立義務教育学校の役割は重要です。最後の砦です。給食でだけ温かい手の込んだ食事を食べている子もいます。学校がなければ、健康的な運動もしない芸術にも触れない読書もしない子たちがいます。別の子たちは、家庭においてすばらしい環境が用意されているのに。政治や行政、様々な福祉サービスの充実など、もちろん必要です。でも同時に、その子たちと毎日接している教師たちと学校を支援したいと思います」
 経済格差により各国で問題が出ています。富める者はますます富、貧しき者はますます貧しくなっています。ブラジルでも、「潤うのは金持ちだけ、庶民の生活は苦しくなるばかり」「ワールドカップよりも医療や教育に」という報道を目にします。お祭りよりも国民生活を大切にという声が聞こえてきます。

 
 

2014/ 6/13












未就学児のための二つのコンサート
 *未就学児対象のファミリーコンサート(6月29日)
 *♪0才からのこんさーと♪(8月2日)

 


 ピアニストの岡崎ゆみさんは、「名曲は子どもたちの心の栄養になっている」と言っています。大人も名曲を聴いて癒されたり充実感や生きる希望を感じたりします。未就学児こそ生の美しい音や曲を敏感に受け入れるのではないか、心の栄養となって心豊かな大人に成長するのではないかと、当教育会館として未就学児のコンサートができればと考えてきました。
 今年度になって、「未就学児対象のファミリーコンサート」と「♪0才から のこんさーと♪」の二つの提案がありました。
 「未就学児対象のファミリーコンサート」は、トリオ・サンクァンシュの方から「教育会館ふれあいコンサート」を開催する6月29日午前に未就学児対象のコンサートをしてもいいという話をいただきました。運営に不安を感じつつもプロの演奏家のすばらしい演奏を未就学児に聴いていただきたいと、すぐ準備に入りました。この機会に、NHK交響楽団の名手が奏でるクラリネット、ファゴット、オーボエの美しい音と名曲をお楽しみください。
 「♪0才からのこんさーと♪」は、子育てサークルの「ぽこあぽこ」が企画運営します。演奏者で「ぽこあぽこ」の代表の高宮葉月さんは、洗足学園大学音楽大学院音楽研究科(修士課程)を首席で修了し、プロとして演奏活動しているピアニストです。高宮さんは1歳の子の子育て中です。「童謡や手遊び、歌やピアノソロ、連弾によるクラッシックの名曲をご家族の皆様でお楽しみください!」と呼びかけています。きっと、楽しいコンサートになると思います。
 プロの演奏家は、想像を絶するほどの才能と努力が必要です。すべての音を最高の質とバランスで奏でることに全力を傾けるため、日夜血の出るような練習を積むそうです。コンサートの演奏中は全力で集中して奏でるため、ときに聴衆の雑音によって集中力がそがれ、場合によっては演奏を中止したという話を聞いたこともあります。 今回の未就学児のための二つのコンサートは、演奏家の理解のもと開催される貴重なものです。是非、お出かけください。

 
 

2014/ 5/23












5月17日(土)開催、心にしみる美声で魅了
「想い出万華鏡」ミネハハ コンサート

 


 横須賀市立中学校で英語教師をしていた松木康夫さん90才のお祝いを記念し、「ミネハハ コンサート」を開催したいので協力していただきたいと、松木さんの馬堀中学校での教え子からお話しをいただきました。かつての教え子と言っても70代半ばの人たちです。先生と生徒の信頼と絆の強さが感じられ、企画運営も自分たちでやると意欲満々でした。
 当方にとっては、「ミネハハ」と言っても初めて聞く名前です。ミネハハとは松木さんの次女の松木美音さんです。クロネコヤマトやグリコなど3000曲以上のCMソングを歌いCMソングの女王の座を築きました。美声と圧倒的な歌唱力は父親譲りと言います。本人も「幼い時,一番想い出に残っていることは父がお風呂の中で私の背中を流しながらテノールのいい声でロシア民謡や日本歌曲を歌ってくれたことです」と述べています。
 ミネハハさんのCDをいただいたので、早速、仕事帰りの車の中で聴きました。蘇州夜曲、荒城の月、アメージング・グレース、ありがとうなど、期待を大きく上回る美声となつかしい曲目に心地よく聴き入りました。まさに「圧倒的な歌唱力が聴く人の心にしみていく」そのものでした。
 4月23日、コンサート運営の打ち合わせのため松木さんと美音さんともお会いしました。松木さんは80才からボールペンアートを始めたそうです。その作品は硬貨や小鉢等の緑の曲線を利用して描かれとても美しく万華鏡のようです。ボーリングではいまだに200点代をたたき出すそうです。美音さんの言葉からは父親を尊敬し愛する様子が伝わってきました。
 5月17日(土)13:30開演、ミネハハコンサートを開催します。横須賀出身の美音さんは、「親への思いと皆様への感謝の気持ちを思いきりミネハハの歌声に乗せて届けたい」と張り切っています。ホワイエでは松木さんの「ボールペンアート」を展示します。是非ご来場ください。

 
 

2014/ 5/ 9












子どもの未来に平和と安全を願う
〜憲法第9条にノーベル平和賞を〜

 


 戦時中を体験した者は、戦争の悲惨さを見たり体験したりして何よりも平和の大切さを実感しつつ生活してきたのでないでしょうか。ところが、最近になって平和と安全に対し不安な報道が多くなっています。
 十分な検討もなく具体的な内容を明らかにされず数の力で押し切った特定機密保護法、武器輸出三原則にかわる防衛装備移転三原則を閣議決定し、これまで原則禁止してきた「武器輸出」を「防衛装備移転」といいかえ歯止めもあいまいのまま解禁に踏み切りました。戦争が現実に近づき子どもの未来に恐怖を感じる人も多くいると思います。
 今、現内閣が行使を容認しようとしている集団的自衛権とは、自分の国が攻撃されていなくとも、密接な関係にある他国が攻撃された場合に反撃できる権利のことです。それも、憲法解釈の変更で集団的自衛権を行使できるように目指しています。歴代内閣は、「日本が国際法上、集団的自衛権を持っているのは当然だが、行使することは憲法上許されない」と解釈し、憲法第9条では個別的自衛権しか認めないとの立場をとってきました。
 一方、「戦争放棄を定めた憲法第9条にノーベル平和賞を」と座間市の主婦鷹巣直美さんがネットで呼びかけ共感が広がっていると報道されています。小学生の子どもを持つ鷹巣さんは、「戦争で、子どもたちに悲惨な思いをさせたくないのは世界中同じ」と呼びかけています。この機会に改めて、憲法第9条を繰り返し読みその本質を考え理解したいと思います。

日本国憲法第9条

  1. 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決す津手段としては、永久にこれを放棄する。
  2. 前項の目的を達成するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。

 
 

2014/ 4/25














第3回「3.11あの日を忘れない東日本大震災」ご報告
〜遺児育英資金カンパ\70,000円〜

 


 当会館は、「3.11あの日を忘れない東日本大震災」を思い起こし、美術展「橋本栄展」3月9日〜16日と東日本大震災による遺児・孤児の経済支援のため、引き続き桃・柿育英会「東日本大震災遺児育英資金」への寄付を行いました。期間は3月1日〜25日(日祝は休み)9:00〜17:00義援金箱を設置し支援金を募りました。その結果、70,000円を遺児育英資金として送ることができました。みなさまのご理解と協力にお礼を申し上げます。
 ふるさとを福島とする橋本栄さんの作品の中には、必死に子どもや家族を守 ろうとする親の姿や途方に暮れる老人の姿、住むことができなくなった町など を描いた作品は多くの人をひきつけていました。
 


2014/ 4/11










 市民が楽しめる催し物を企画運営してみませんか

 


 4月5日、育児サークル「ぽこあぽこ」が感動の映画「うまれる」の上映会 を開催しました。会員は一昨年から昨年出産を経験した母親たちです。企画運 営を行い大成功をおさめました。その発想と行動力には驚き感心しました。すでに、「0才からのコンサート」を8月2日に開催する準備をすすめています。
 イルソーニョは、メゾソプラノの下園理恵さんとピアノの小泉耕平さんのユ ニットです。下園さんは浦賀小・中学校、小泉さんは鴨居小・上の台中学校卒 業、二人とも横須賀出身です。横須賀市民の方に音楽を楽しんでほしいという 願いからはじめたのがイルソーニョコンサートです。企画は二人で当日の運営 は知人の協力を得ています。美しい歌声と気品あふれるピアノの音に参加者が 年々増えています。第6回は5月31日(土)です。

*市民の方の豊かな発想と多彩な行動力を生かし、地域から教育文化を創造したいと思います。公益事業の企画運営を希望される方は連絡ください。


 

2014/ 4/11










 教育会館主催のサークル・教室で
気軽に楽しみながら学んでみませんか

 


 市民の方の要望とご協力により、当会館主催の楽しみながら学ぶサークルや教室が年々ふえてきました。是非、お好きなサークルに参加ください。

1、感動の映画「うまれる」上映会
日時4月5日:第一部12:00開演、第二部14:30開演
 「ぽこあぽこ」は、一昨年から去年、出産を経験した母親たちが集まり結成した育児サークルです。日々子どもと接する中で、命の大切さ、素晴らしさ、そして、育児の難しさを実感し共有してきました。そんな中、映画「うまれる」に出会い大変感銘を受け、多くの方々と感動を共有したいと考え自主上映会を企画しました。
 内容は、自分たちが生まれてきた意味や家族の絆、命の大切さ、人との繋がりそして、「生きる」ことを考えるドキュメンタリーです。
2、健康ヨガサークル
 月3回(水曜日)会費3000円。毎回15人ほどの会員がインストラクターの高橋祐美子さんの指導のもと健康ヨガに取り組んでいます。ヨガは血液の循環をよくし全身の筋肉を和らげ身体のゆがみを正します。ストレス解消にも最適です。
3、大人のピアノ教室
 月2回(金曜日)会費3800円。中瀬友美さんの指導のもと個人レッスンをマイペースで楽しんでいます。希望者が多く満席のため、月2回(木曜日)を新設します。この機会に、あなただけの個人レッスンをお楽しみください。
4、大人のフルートサークル
 フルートの美しい音を楽しんでみませんか。昨年はじめた初めての方も1年たつと見事に上達し楽しんで演奏しています。初めての方も以前やっていてこの機会にやってみようという方も歓迎します。講師の野上先生は、一人ひとりに合った指導をしてくれるので安心して参加できます。

○お知らせ:ご不便をおかけしました女性トイレを増設(2階に1増、3階に1増)しました。

 
 

2014/ 3/28














 福島第一原発事故の今を考える

 


 「あの3.11」が近づき、テレビや新聞で東日本大震災の報道が増え被災後の現実を知る機会となりました。東京オリンピック招致では、首相が「汚染水は完全にブロックされている」と主張し、原発事故は終息したかのような印象を与えました。また、福島を訪れ「全力で復興に尽くしていきたい」と述べています。これを聞いた福島県民はどう受け止めているでしょうか。
 朝日新聞と福島放送の共同世論調査では、国や東京電力の汚染水問題について8割以上が評価しないと答え、原発事故の対応についても評価しないが74%に上っています。東京オリンピック開催で福島の復興が後回しにされるが77%です。テレビで「東京オリンピックのムードに流されて福島は忘れられてしまうのではないか」と言っていた被災者の姿が脳裏に焼き付いています。
 長期の避難生活によって体調を崩して亡くなったり自殺に追い込まれたりする人が増えていることも明らかです。ふるさとが破壊され、長年にわたり築いてきた仕事を奪われた人々の苦悩は計り知れません。
 厚生労働省の調査では、被災した子の3割が心の傷となって強い不安や不眠に苦しんでいる結果が報告されています。今も仮設住宅に住む小学生は、友だちが去り集会場で勉強するのが一人となってしまいました。転居した友だちはどこでどのように生活しているのかも気になり、「友だちがたくさんいるところに住みたい」と言います。「原発影響7校休校 福島県内避難子ら戻らず」のタイトルからも子どもたちの生活が心配です。
 原発事故は、被災者のふるさとや家族を破壊しました。二度とない人生です。 その責任を国や東京電力でもとることはできません。それでも、政治が決断すれば未来は開けます。「福島の現実に目を向けることなく原発の再稼働に進むことが許せない。福島の悔しさ、怒り、悲しみは今も続いている」という声に耳を傾け、改めて、原発事故の痛みを見つめ直してみたいと思います。

 
 

2014/ 3/14












 第3回「3.11あの日を忘れない 東日本大震災」開催

  〜福島を描いた「橋本栄個展」と遺児育英資金カンパ〜

 


 2011年3月11日午後2時46分大震災が発生。大津波が襲い東京電力福島第一原子力発電所の事故が追い打ちをかけ大災害となりました。あの悪夢から3年目がやってきます。政治の世界では原発事故の問題などなかったかのように原発再稼働や原発技術の海外輸出が推進されています。
 子どもたちの現状はどうでしょうか。最前線で被災した子どもと向き合う学校の校長先生は「震災が起きた日が3月11日ではなく、震災が始まった日が3月11日だ」と述べています。一見しただけではわかりにくい子どもの問題は、時間が経つごとに複雑化・深刻化していることが明らかになっています。震災による直接的な被害だけでなく、多様な間接的な被害を被り、震災前に比べて生活や学習環境が一変した子は数多くいます。
 ふるさと福島を描いた橋本栄さんは、「私の故郷の福島は、あの日以来大きく変わりました。大地震の被害とともに今だ解決の見えない原発事故の恐怖、不安、風評被害…そんな中で妹家族や親戚、友人などが今も暮らしています。農業、漁業、観光業をはじめ様々なダメージを受けています」と述べています。
 当横須賀三浦教育会館は、「3.11あの日を忘れない、東日本大震災」を思い起こし、東日本大震災による遺児・孤児の経済支援のため、引き続き桃・柿育英会「東日本大震災遺児育英資金」への寄付を行います。期間は3月1日〜25日(日祝は休み)9:00〜17:00義援金箱を設置します。みなさまのご理解と協力のほどお願いいたします。
 また、本年は、ふるさと福島に思いをはせる「橋本栄個展」を3月9日〜16日まで開催します。今回の作品6点は、必死に子どもや家族を守ろうとする親の姿や途方に暮れる老人の姿、取り残された動物の姿、住むことができなくなった町などを描いたものです。是非、一人でも多くの方に鑑賞いただきたくご案内いたします。

 
 

2014/ 2/28










 教育会館の歩みと共に『親と子の教育相談室』も約30年

                        〜1985年に相談開始〜

 


 今年50周年を迎える横須賀三浦教育会館の「青少年の健全育成活動」の一つに、『親と子の教育相談室』があります。この事業は、会館内に32年前に設置された三浦半島地区教育文化研究所が、1985年から開始した教育相談を基盤としています。現在までに12名の相談員が、電話・面談により様々な悩みを抱える相談者(主に母親)に、約30年対応してきました。
 開設当初の相談件数は現在と比べると半分程ですが、不登校が多かったのが特徴で、問題行動の相談も多くありました。不登校に関しては、現在より様々な支援体制がまだ十分に整っていない時期であったために、来談した保護者たちが組織した「親の会」に、相談員が深くかかわったこともありました。
 相談内容は常に多岐にわたっていますが、その後、子育てに関する相談が急増したのも大きな特徴です。親としての不安や自信のなさ、周囲に相談相手が少なく孤立して一人で悩んでいる、若い母親の姿が浮かんできます。
 その背景の一つに、様々な教育情報の氾濫や、教育内容・評価方法・二学期制・学校選択・高校選抜制度・外国語活動等々の急テンポな「教育改革」の進行により、自分の経験だけでは判断・対応が難しくなってきている、親の不安と悩みがあるのではないでしょうか。
 また学校・教師への疑問・不満の背景には、誰もが願う教育条件整備が進まない一方で、次々と繰り出されてくる教育諸政策の押しつけによる学校現場の混乱と教職員の苦悩も、浮き上がってくるように思われます。
  『教育相談室』は開設以来、@助言・指示・教示よりも相談者の身になって共に考え悩みそして慰め励ます A時間をとりしっかりと相談者の話を聞く Bグチのお相手をいたしましょうという態度で接する この3点を基本的な姿勢として活動を進めてきました。これからも教育をめぐる様々な変化や社会状況を反映する相談が続くと思われますが、この姿勢を基本として相談活動を進めたいと考えています。

 
 

2014/ 2/14










 子どもに共感する教師の心

 


    今回は、子どもに共感する教師の心を知っていただきたく三浦半島地区教育文化研究所発行風知草「子どもから学ぶ」の掲載文を紹介します。
「しょうらいのゆめはしょうがっこうのせんせいです。」と大きな机とそこに座る自分を思い描いてから十数年という月日が過ぎています。夢が現実となり毎日に感謝をしています。・・・(4行略)
 現在は1年生の担任をしています。小学校のことが全て「はじめて」であり、学習の決まりや給食準備、掃除、さらにはカタカナで書くべきものも、カタカナの学習が終わるまでは平仮名に変換して板書をしています。ここには、書ききれないほどの「はじめて」に驚きながらも、いかに子どもが習得して成長していくかを見守っていけることに幸せを感じています。12月になった今では、学校生活にもすっかり慣れ、かわいいお姉さんかわいいお兄さんになりました。
 子どもから学ぶことはたくさんありますが、1番大きいものは「子どものつぶやき」です。1人のつぶやきは10人の心の声と受け止め子どもと授業をつくっていくことを心がけています。立てた計画で進める授業よりも、つぶやきからひろげる授業の方が、はるかに楽しく教室に笑顔がひろがっていきます。また、音楽の授業後に聞こえてくる子どもの鼻歌なども大切なつぶやきです。なかなか、ふりかえりを行いたくても行えない現状ですが、帰りの準備をしながらさっき聞いた鑑賞曲のメロディーを子どもたちが歌っていた時には、「なんて幸せなんでしょう。次も教材準備がんばろう」と活力につながります。
 さらに、国語教材の「くじらぐも」学習後、感想交流をした際、「くじらぐもさんのうたをつくりたいです」と1人の女の子が感想文の発表後につぶやきました。それを聞いて、「いいねぇ」と数人。確かにクラスのオリジナル曲を毎朝歌っている学級としては自然の流れであったのかも知れません。どうすべきか一瞬悩みましたが、数秒後には、「子どもたちとこんなかたちでつくっていけたら」と構想が浮かびました。青空ひろがる天気のいい日には屋上に行ってこの「くじらぐも」をクラスのみんなで歌っています。つぶやきをどう受けとめどう調理していくか。これからも子どもたちと共に成長していける教師でありたいと思います。                  

(横須賀小学校教師)

 
 

2014/ 1/24








 あけましておめでとうございます
〜2014年は横須賀三浦教育会館50周年〜

 


    横須賀教育会館が横須賀市上町に建設されたのは1963年8月です。神奈川県教育委員会の許可を得て財団法人横須賀教育会館になったのが1964年4月です。この時から40年間理事長を務めた最上満前理事長は、「財団法人は公益法人であり、主眼は公益事業を行うことにある。公益とは不特定多数の利益の実現」と述べています。
 2001年12月、日の出町に建設し移転した会館は、横須賀三浦教育会館に名称変更、2008年に施行された新公益法人制度に対しては、公益事業の充実が認定され2010年12月から公益財団法人横須賀三浦教育会館となりました。
 当会館は、公益財団法人として三浦半島地区の住民及び教育関係者の教養を高め、その生活と福祉の増進を図り、地域の教育文化の振興発展に寄与することを目的に設立しました。この目的を達成するため、「児童又は青少年の健全な育成に関する事業」「地域の教育、文化及びスポーツの振興に関する事業」「教育及び文化活動を支援する施設貸与に関する事業」などを行っています。ホールや会議室は市民の教育文化活動に貸し出し、幼児から高齢者まで広く利用され、その人数も年々増加しています。
 また、会館には三浦半島地区教職員組合・三浦半島地区学校管理職組合協議会・横須賀市立学校管理職組合・横須賀市PTA協議会・横須賀市私立幼稚園協会、三浦半島地区教育文化研究所の事務所が設置されています。それぞれの団体は、会館を拠点に平和と子どもの幸せを求めて活動し成果を挙げています。
 2014年は公益法人になって50周年となります。50周年記念の公益事業を充実させ、より親しまれる地域の教育会館として発展していきたいと思います。本年も、関係者・地域のみなさまのご理解と協力をお願いいたします。

 
 

2014/ 1/10








 今年一番不安を感じた特定秘密保護法の成立
〜日本の社会は、どうなっていくのでしょうか?〜

 


    12月6日深夜、特定秘密保護法が成立しました。テレビで映し出される国家での審議や強行採決はとても民主主義国家として誇れるものではありません。国会は国民の厳粛な信託を受けた議員が国民の声を反映させるものです。少数意見にも十分に耳を傾け理解納得のうえ進めるのが民主主義です。
 この特定秘密法については、学者文化人はもとより各界各層が反対を表明し、各世論調査でも国民の多くが反対しているものです。特に、特定秘密保護法案に対する地方公聴会が11月25日、福島市で開かれ、7人の意見陳述者全員が法案に反対、原発情報が秘密となって公開されず、国民の「知る権利」が侵されるといった懸念を次々と指摘したにもかかわらず翌日の衆議院本会議で強行可決されたことには驚きです。民主主義国家では考えられません。
 12月9日、首相は、知る権利を侵害する懸念について「通常の生活が脅かされることは断じてあり得ない。今ある秘密の範囲が広がることはない。報道などで友達から聞いた話をブログで書いたら厳罰とか、映画など創作活動が制限されるということは決してない」と強調しました。具体的に根拠が示されず国民の不安が払拭できると思っているのでしょうか。「放射能の汚染水は完全にブロックされている」と明言したことが思い出されます。
 国旗国歌法が成立したとき、当時の首相は「義務付けることはない、国民の生活に影響や変化が生じることはない」と明言し、文部大臣も教育現場で強制することはないと言いました。ところが、教育委員会によっては、教師の口元を監視し学校行事で君が代を歌わない教師を処分しています。特定秘密保護法も時がたち気付いたときには国民の自由や権利が制限され息苦しい社会になっているかもしれません。
 日本の社会はどうなっていくのでしょうか。いつのまにか民主主義の時計の針が逆に早回りしています。時計の針を正常にもどすのは国民です。憲法12条には「この憲法が保障する自由及び権利は、国民の不断の努力によって、これを保持しなければならない」とあります。来年こそ国際平和と民主主義の発展を図りたいものです。

 
 

2013/12/27



教育会館ふれあいコンサート50回記念スペシャル〜小松真知子&タンゴクリスタル〜


    第1回教育会館ふれあいコンサートは、2004年6月27日に「早川邦宏・ファゴットリサイタル」を開催しました。当初は、市民の方に身近で生の音楽を気軽に楽しんでいただきたいという思いから始め、1・2年開催できればと考え出発しました。なんとか3年ほど続けることができたとき、企画・運営の難しさを体験し鑑賞者が少なくならないうちに卒業を考え、実行委員会の解散を発表しました。
 しかし、何人かの市民から「楽しみにしているので、是非コンサートを続けてほしい」との要望があり今日に至りました。アンケートの感想では、「とてもすばらしかったです。お母さんは感動してなみだをながしていました」「演奏する方と聴く人たちの距離が近くて驚きました。とても楽しかったです」「安い料金で一流の音楽が市内で聴けるなんて幸せです」など感想が寄せられました。演奏者からは、「この会場は身近で熱心に聴き楽しんでくれるのでやりがいがある」という声をいただいています。
 なんとか50回まで続けてこられたのは、市民の方と演奏者などのご理解と協力によるものと感謝でいっぱいです。今、すばらしいコンサートは、演奏者、鑑賞者、企画・運営する者が一体となり創造するものと実感しています。音楽は市民のものです。
 現在、「教育会館ふれあいコンサート」の名の通り、身近で演奏者とふれあい、家族や知人ともふれあい、気軽に市民が生の音楽を楽しむ場になっています。11月17日に開催した横須賀出身のNHK交響楽団首席クラリネット奏者「松本健司クラリネットリサイタル」では、松本健司さんの美しい音を222名もの方に楽しんでいただきました。
 1月19日の教育会館ふれあいコンサート「時代を超えて輝くタンゴ」は50回記念となります。出演は現代タンゴの巨匠アストル・ピアソラも絶賛した小松真知子&タンゴクリスタル、通算38年のキャリアに若き音楽家たちがブレンドされたサウンドです。昭和初期から今日に至るまで日本でのタンゴ愛好の歴史の話を交えながら、時代を超えて世界中の人々の心を魅了してきたタンゴの数々をお送りします。是非、お出かけください。

 
 

2013/12/13











まともな社会が、信頼関係を築く
〜不正だらけの社会、何を信じてよいのか〜

 

 「不正だらけの社会、何を信じてよいか」という声を聞きます。最近も誤表示と言い張った有名レストランの言葉にはただただ驚くばかりです。誤表示とはうっかり間違うことです。悪意がないことです。
 メニューと異なる食材を使うことは意図的であり偽装表示です。偽装とは、事実を隠し人をだますことです。フレッシュジュースを容器入りジュースに、ステーキを牛脂が注入された肉に、車海老をブラックタイガーに、これらは高級食材と偽ったものです。客をだまし利益を上げるための悪質な偽装と言えます。責任者の多くは偽装ではなく誤表示と言い張ります。
 大手のみずほ銀行は、上層部が承知しながら反社会的勢力に融資していました。ほかの銀行も同じようなことが行われていないか疑心暗鬼になる人がいても不思議ではありません。銀行は信用の上に成り立っています。上層部こそ不正に対し毅然とした態度を示してほしいものです。
 国会では、国民に負担を求めるためには国会議員が自ら身を切る改革が必要だと言われ議論されました。当時の野田総理と自民党安倍総裁の党首討論では、「国会議員定数削減を来年度通常国会で必ずやり遂げる、それまでの間は議員歳費を引き下げるということを約束すれば、衆議院を解散する」と迫り、協力すると約束して衆議院を解散したことは記憶に残るところです。
 ところが、決まったのは来年度から消費税を8%にアップすることです。今だ議員定数削減と歳費削減の約束が守られていません。あれほど主張していたのにもかかわらず国民には負担を求め自らは身を切っていません。それでも何事もなかったように平気で活動しています。この言動は国民には理解できません。「国政は国民の厳粛な信託」によるという言葉をかみしめていただきたいと思います。誠実に行動しない国会議員が存在するのは主権者である国民の責任とも言えます。
 まともな社会こそ信頼関係を築くことができます。だまさないだまされない国民が、成熟した平和な社会を創造するのかもしれません。

 
 

2013/11/22









美しく響く馬頭琴の調べ、心をゆり動かす朗読
朗読音楽ライブ「スーホの白い馬」に期待

 
baterdene

 モンゴルの民話「スーホの白い馬」の話は、馬頭琴の成り立ちの話として日本人に親しまれています。大塚勇三が1967年中国語のテキストから採話し、赤羽末吉の絵とともに福音館書店から絵本として出版され、光村図書出版の小学校2年生の教科書にも掲載されています。
 逗子の図書館の棚には絵本が5冊ほど並んでいました。馬と少年の哀切な物語と大平原を雄大に描いた絵がマッチし魅力的な絵本となっています。
 美しく響く馬頭琴の調べ、その最後の叙情的シーンが印象に残ります。
 『スーホは、どこへ行くときも、このばとうきんをもっていきました。それをひくたびに、スーホは、白馬をころされたくやしさや、白馬に乗って、草原をかけまわった楽しさを、思い出しました。そしてスーホは、じぶんのすぐわきに、白馬がいるような、気がしました。そんなとき、がっきの音は、ますますうつくしくひびき、聞く人の心をゆりうごかすのでした。
 やがて、スーホの作りだしたばとうきんは、ひろいモンゴルの草原中に、ひろまりました。そして、ひつじかいたちは、ゆうがたになると、より集まって、そのうつくしい音に、耳をすまし、一日のつかれをわすれるのでした。』
 12月1日の朗読音楽ライブ「スーホの白い馬」が期待されます。
 スイミーの長谷川さんと川村さんの朗読は、スーホや白馬の気持ちになって豊かに表現されます。また、モンゴルの美しく広い草原も目に浮かぶことでしょう。初めて聴く馬頭琴の響きにも興味がわきます。演奏者のアヨーシ=バトエルデネさんは、世界各地で馬頭琴演奏活動を行っている優れた演奏家です。美しく響く馬頭琴の調べと心をゆり動かす朗読にご期待ください。

 
 

2013/11/ 8







輝くクラリネッティスト松本健司さんに聞く

 

 松本さんは、どんな時でも最高のパフォーマンスをしたいと思い全力で演奏していると言います。今回、11月17日(日)の第49回教育会館ふれあいコンサートで演奏していただくことになりました。この機会に、夢を実現させ全国で活躍する松本さんにお聞きしました。

1クラリネットをはじめたのはいつ頃で、そのきっかけは何ですか。

 クラリネットを始めたのは11歳、小学校5年生のときです。その前の年に小学校の音楽鑑賞会にオーケストラが来て、楽器紹介のときにクラリネットの音色に反応したのが始めるきっかけです。

2 N響に入られるまでの経過とその時の思いを教えてください。

 クラリネットを始めたときからN響に入ることが夢でした。野球少年がプロ野球選手になることを夢見るのと同じ感覚です。小学校5年生から逗子にお住まいの角田晃先生のレッスンに通い始めて、中学生になったときに当時のN響首席クラリネット奏者の浜中浩一先生に教わるようになりました。初めての浜中先生のレッスンのときに「将来はN響の首席奏者になりたい」と言ったことを覚えています。それから東京都立芸術高校、国立音楽大学に進学し、大学3年生のときにパリ国立高等音楽院に入りました。5年間の音楽院での学生生活を終えて日本に帰国してからはN響をはじめたくさんのオーケストラにお声をかけていただいて素晴らしい経験をさせていただきました。帰国して3年後の2001年のN響オーディションに合格し、1年間の試用期間を経て2002年7月に入団しました。そして2010年に首席奏者のオーディションに合格し2011年から首席奏者を務めています。

3 音楽以外の楽しみはいかがでしょうか。

 音楽以外の楽しみは普段の食事とときどきの運動です。体を動かすのは嫌いじゃないので、時間があれば走ったりストレッチをしたりして日頃の疲れを癒しています。ただ、シーズン中は2ヶ月に1?2日の休みを取るのがやっとなのでそういう機会も滅多にないのですが…。

 
 

2013/10/25









虐待・子育てを考える2

 

 今回は、子育て中の二人の感想を掲載します。
*一日24時間3歳と1歳の子とずっと家の中にいると子どもも私も息がつまるというか、閉じ込められたような気持ちになることがあります。下の子が生まれてからは二人を連れて外にでるのも大変で自分で思っていた以上に子育てが苦しいと思うことが多くなりました。外出ひとつとっても、まずその準備や出かけるまでにこなさなければならない家事の負担を思うと億劫で、一日中テレビをつけっぱなしにして上の子に見させて過ごしてしまったりすると「ああ、また一日無駄に過ごさせてしまった。」と罪悪感を感じます。
 私がいつも下の子の世話で忙しくしているので、上の子はストレスをためて下の子を噛んだりたたいたりするようになってしまい困りました。甘えさせてあげたいという気持ちと、お姉ちゃんだからしっかりしてほしいという気持ちの間で日々揺れています。
 子育ての孤立化を防ぐには、自分一人では難しいと思うことがあれば一人でがんばりすぎない、家族でも友人でも近所の人でも手伝おうという気持ちで見守っていてくれる人は実は意外といるものです。借りられる手はできるだけ借りてみよう!という風に思えるようになると母親の心は軽くなるのではないでしょうか。

*泣いて抱っこをせがむので家事が出来ない、トイレに行っただけで泣くなどママと片時も離れられなくなったため、3歳の女の子について行政の専門相談員に相談しました。
 動物の絵を見て名前を言う、ハサミや椅子の絵を見せて「切るものはどれ? 座るものはどれ?」など、理解度テストをやってから聞いてもらいました。定期的に一時保育に預けて母子分離や集団生活を体験させて慣れさせてみては…とか、家でご褒美シールを作って、我慢する項目例えば「ご飯を作るのを待つ」が出来たらシールを貼るとかをやってみては!?とのアドバイスです。専門の先生に相談したらモヤモヤが少し解消しました。

〇すぐに回答は出ないと思います。アドバイスのように短い時間から定期的に預けてはいかがでしょうか。Aちゃんとママにとってプラスになるかもしれません。ひとつずつ試してみましょう。やってみて改善しなければ、また相談してはいかがでしょう。子どもの個性によっていろいろな対処の仕方があると思います。あせらずにやってみてください。

 
 

2013/10/11











子育て・虐待防止を考える

 

 9月21日の夕刊に、「乳児を暴行、両親に容疑」とあり、容疑者は自宅で生後10か月の長女の頭や腹部を蹴ったり殴ったりして暴行を加え、大けがを負わせ長女は意識がなく集中治療室で治療を受けていると報道されています。何とも痛ましい事件です。
 子育ては一日24時間の大変な重労働です。大変さは親や子どもを取り巻く状況によっても違います。虐待は、経済的に苦しい、人間関係がうまくいかない、思うように育たないなどが重なれば起きやすくなります。「夕方になると泣き出し夜泣きも加わりヘトヘトです。寝顔はかわいいけどいつか虐待してしまうんじゃないかと心配です」と言う親もいます。悩みながら懸命に子育てをしている様子がうかがえます。
 厚生労働省は、虐待について、身体的、心理的、性的、ネグレクト(養育の怠慢・拒否)と分類しています。そのうち身体的虐待(46.1%)が最も多く次がネグレクト(37.7%)です。虐待している約3分の2は母親が占めています。どうすれば虐待を未然に防ぐことができるのでしょうか。
 周りの人は、子育てをしている親に温かく接することが大切だと思います。「3歳児と6か月の乳児がいると自分の入浴すらままならないほど大変で忙しい毎日を送っていることを分かってもらえるとうれしい」と言っている母親がいました。子育てと寝不足で精神的に参ったという母親からは、「周りに相談できる親と友だちがいたから乗り越えられた」という声もあります。子育ての孤立化、不安定化を防ぎたいものです。
 子育てがつらいと思ったら、まず、周りの人に話してみましょう。誰かに話すことによって道が開けるかもしれません。気持ちが楽になるかもしれません。児童相談所(全国共通ダイアル0570−064−000)や「全国子育て・虐待防止ネットライン0570−011−077(10:00〜17:00)」などに電話相談することも必要です。当会館の教育相談室(046−828−1477)もご利用ください。

 
 

2013/ 9/27







演奏家とふれあい 生の音楽を楽しむマナー

 

 教育会館ふれあいコンサートは原則として年5回開催しています。目的は、広く市民の方に生の音楽を身近で気軽に親しむ機会を提供することによって、地域文化の発展を図ることです。現在、「ふれあいコンサート」の名の通り、身近で演奏家とふれあい、家族や知人ともふれあい、市民が生の音楽を楽しむ場となっています。
 早くも来年は教育会館ふれあいコンサート10周年を迎えます。その間、コンサートマナーも向上し、近くで楽しく聴いている様子が伝わってくるので、当会館で演奏するのが好きだという演奏家の声を聞きます。一方、身近で演奏を聴ける当会館のコンサートが気にいっている市民の方もふえています。マナーの良さや曲が終わり感動したときの大きな拍手は演奏家に伝わりよりすばらしい演奏を生みます。
 残念なことに、雑音でせっかくのコンサートがだいなしだったという意見をいただくことがあります。コンサートでは、雑音を立てないことがマナーで最も大切なことです。ちょっとしたおしゃべりやチラシをめくる音も繊細な音を聴く場では耳障りに感じられます。コンサートのたびに携帯電話の電源を切ることなどマナーについてお願いしています。緊急の場合を除き、演奏中の入退場もお断りしています。未就学児の入場をお断りしているのもマナーに即した長時間の鑑賞が難しいからです。
 コンサート(クラッシック)のマナーとは、一言でいえば「人に迷惑をかけないで楽しむ」ことだと思います。コンサートは、聴く人のマナーにより心ゆくまで楽しむことができます。 11月17日(日)、「松本健司クラリネットリサイタル」を開催します。松本健司さんは、NHK交響楽団クラリネット首席奏者です。久里浜小・中学校を卒業しふるさと横須賀には良き思い出がいっぱいあります。なつかしい市民とのふれあいにより心温まるコンサートになるものと期待しています。

 
 

2013/ 9/13









セミナー「ベルリンの現在(いま)」

 

横須賀出身ベルリン在住フリージャーナリスト中村真人氏、10月6日開催

 2011年7月9日、中村真人氏によるセミナーを開催しました。内容は「ベルリンの壁とは何だったか」をテーマに、豊富な写真と図解、さらに現地で実際に出会った人々を通して壁と歩んだ街ベルリンの過去と現在について語っていただきました。
 参加者からは、「教科書や新聞だけでは知ることができなかった貴重な話を聞けてよかった」「人間がしてきた過ちと、それに目をそむけず明日を築いていく希望を感じました」「ベルリンの壁とは何だったかとずっと気になっていました。今日の話でなんとなく分かったような気がします」など、感想をいただきました。また、中村真人氏の分かりやすい話しと人柄も好評でした。
 横須賀出身の中村真人氏は、2000年よりベルリンに在住し、フリーライター、ジャーナリストとして活動しています。ブログ「ベルリンの中央駅」では、栄光と悲運に彩られたベルリンの奥深い魅力をリアルタイムで届けています。最近の記事で、和解礼拝堂の麦畑の前に置かれている彫像、ユダヤ博物館の特別展「本当の真実」は興味深く印象的です。なお、この7月に「ベルリンガイドブック」(ダイヤモンド社)が発行されました。
 今回、中村真人氏の一時帰国に合わせ、10月6日(日)14時、セミナー「ベルリンの現在」を開催します。
 ベルリンは、パリ・ニューヨーク・ロンドンと並び最新のカルチャー発信基地として注目を集めています。一方、戦争や東西分断の暗い過去を背負いながら希望ある未来へ進もうとしています。取材の過程でリアルに感じた変わりゆく都市の姿、そして未来に残そうとしているもの。最新のベルリンの事情を語っていただきます。この機会にぜひお出かけください。

 
 

2013/ 8/ 23







8月、忘れてはいけないこと

 

 1945年8月15日、日本は全面降伏をし悲惨で悪夢のような戦争は終結しました。生き残りの日本人は焦土に立って、人それぞれ感慨にふけりましたが「戦争はもうこりごりだ」「国家の言いなりには、もうならないぞ」という二つの思いは、ほとんどの人に共通していたと思います。
 戦時中、日本の教師の大部分は、無批判的に国家や政治に従属し、戦争を賛美し、そのうえ教え子を自分の手で戦場に送り込みました。戦後になりその反省に立ち、この屈辱と悔恨は二度と繰り返さないという決意を持ちました。
 先日、「二十四の瞳」がテレビで放映されました。日本が第二次世界大戦を突き進んだ歴史のうねりに、否応なく飲み込まれていく教師と生徒たちの苦難や悲劇を通し、戦争の悲壮さを描いた作品です。改めて、子どもの命と未来に対する動きには敏感でなくてはならないという思いに駆られました。
 あるドイツ人は、「日本人は不思議でならない、原爆を落とされながらみんな忘れているようだ」と言っています。1986年ノーベル平和賞を受賞したエリー・ウィーゼルは、「広島を忘れてはいけない。人間は忘却と許しとでは、安易なほうに流れがちだ。忘却のほうが安易なのだ」と、当時の矢野教授(京都大学)に静かに語ったそうです。
 広島・長崎は被爆68年、被爆者をはじめ市民は核兵器廃絶を訴え続けています。しかし、ほんとうに国民全体が共有したものとなっているでしょうか。核兵器保有が必要ではないかと考える国会議員が増えてきているようです。核兵器廃絶に対し日本政府は国際的な場であいまいな態度を示すなど、広島市長はもとより外国からも懸念が示されています。そのため外国から広島を忘れているようだと言われても仕方のない状況もあります。
 今こそ子どもの未来のため、核廃絶と戦争のない世界をめざす正しい国際平和主義を力強く歩んでほしいものです。

 
 

2013/ 8/ 9







睡蓮の画家モネ 画家が愛した庭

 

 モネの作品は、多くの日本人に愛されています。若いころから日本美術に共感し、ジヴェルニーで造ったモネの「水の庭」は、太鼓橋や藤棚を設けるなど日本の影響を受けた庭園です。ここをモチーフに、モネは「睡蓮」を描きました。また、晩年になり来客を断ることが多かったが、ジヴェルニーの自宅に来訪した日本人は歓迎したそうです。モネと日本との関係が想像できます。
 7月初旬にモネの庭を見学した知人に感想文を依頼しました。植物に造詣が深い知人がどんな文にするのか関心があったからです。以下、紹介します。

 












「林綾野さん提供」

モネの庭を訪ねて

 地下道をくぐり抜けるとヘメロカリスのオレンジ色した花のアプローチが続き、せせらぎの小橋を渡ると睡蓮の池が目の前に広がった。池は周りをこんもりとした垂れ柳の木々に囲まれ、森の中に広がる静寂なたたずまいだ。囲まれている木々の陰が水面を覆っているせいだろうか。たたえる水が暗く、深淵な雰囲気を醸し出している。その深淵な水面の所々には、睡蓮の葉の群れが広がり、淡い桃色の花が咲いている。 まるで中空に浮かぶ睡蓮のようだ。
 池の周りは、ぐるりと周回する小道が続き、様々な植物が配置されている。赤やオレンジ、青や紫、白や黄色と色様々な花がふんだんに咲いている。春の花、夏の花、秋の花まで、今盛りと咲いている。まるで不思議な花園に紛れ込んだかのようだ。この花々越しに、あの睡蓮の浮かぶ水面が見えるものだからたまらない。あの花越し、次はあの花越しと続いていくのだ。花毎の睡蓮池の絶景を見逃すわけにはいかなくなるのである。
 かつて、上野の西洋美術館で観た名画が目に浮かぶ。睡蓮の咲き誇る水面を境にして広がる世界、水中と空中の三つの世界がまるで天上界と現世そして、地下界の三界を目の当たりにしているような気持ちになった。確かに、この庭がモネの庭だ。

 第2回人気キュレーター林綾野さんによる名画への案内は、9月28日、モネをテーマに開催します。睡蓮を描いた庭のエピソードと食いしん坊モネの話など興味深いものです。ポーラ美術館で開催中の「モネ展」の見どころも紹介します。モネを広く知る絶好の機会であり林綾野さんの講演が楽しみです。


「林綾野さん提供」
 

2013/ 7/26









日本国憲法を読む

 

 今日、憲法についての報道が増えてきました。憲法を改正したいという考えの政党が政権を担当することになったからです。現時点では、当初ほど選挙の争点にしていないためか、憲法のどこをどのようにしたいのかは国民的な議論になっていません。
 そこで、久しぶりに憲法をゆっくりと読んでみました。
憲法は、第1条から第103条まであります。はじめに前書きがつけてあります。これが「前文」です。ここには、「民主主義」「国際平和主義」「主権在民主義」という3つの大事な考え方が書いてあります。「主義」とは、正しいと思うもののやり方です。
 前文には、「政府の行為によって再び戦争の惨禍が起こることがないようにすることを決意し、ここに主権が国民に存することを宣言し、この憲法を確定する」「日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであって、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を決意した」と述べられています。平和こそ人類の念願であり、子どもに引き継ぐ最も大切なものです。
 第98条には憲法は国の最高法規とあり、その条規に反する法律などは効力を有しないとあります。第99条には、「天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負う」と記されています。
 現在、改正したいと言う政権政党は、まず、憲法第96条「この憲法の改正は、各議院の総議員の3分の2以上の賛成で、国会が、これを発議し、国民に提案してその承認を経なければならない。・・・この承認にはその過半数の賛成を必要とする」の3分の2以上を過半数にと主張しています。もちろん改正反対の意見もあります。最後は国民の判断によります。先ずは、私たち国民一人ひとりが憲法を読んでよく考えてみたいものです。
 政府の行為によって再び戦争の惨禍が起きないようにするために。

 
 

2013/ 7/12





「予約後のキャンセルは、会費をお支払いいただきます」
                   にご理解ください

 

 当会館の公益事業の予約について、予約をされた方がその後キャンセルされた場合は、会費のお支払いをお願いしています。そのため、その旨をチラシに掲載し、予約電話があったときには、「予約後のキャンセルは、会費をお支払いいただきますがよろしいですか」と了解を得るようにしています。
 以前は、予約された方は参加いただけるものと思い準備をして催し物を開催しました。ところが、当日になって連絡もなく多くのキャンセルが出たため運営に支障が出ていました。
 あるコンサートでは、予約が多くあり開催日より1か月前には満席となり、その後の希望者についてはお断りをしました。しかし、当日になって多くの予約者が欠席したため空席ができてしまいました。また、「おやこdeアート」では、予約の半分近くが欠席となりました。これらは、お断りした希望者の参加の機会を奪うと同時に出演者や指導者に申し訳のない状況となりました。
 当会館としても、経費の赤字が増えるだけでなく準備した資料や材料などが無駄になってしまい課題を残しました。そこで、予約後のキャンセルは、会費をお支払いしていただくことしました。その結果、予約後のキャンセルがなくなり運営もスムーズにいくようになっています。
 学校行事や家庭での予定に気をつけて予約をしていただければ幸いです。なお、無料の時も原則として予約制になっていますので、準備の都合上キャンセルの時は連絡をお願いします。予約受付は、月曜日から金曜日の9時から17時までです。12時から13時までは休憩時間のため電話に出られないことがありますのでご承知ください。

 
 

2013/ 6/28





 公益財団法人になって…
〜公益目的事業比率66%〜

 

 公益法人制度の大改革が行われ、2008年(平成20)年12月1日より新制度が施行されました。その目的は、「民による公益の増進に寄与するとともに問題点を解決すること」と記されています。従来の財団法人は特例財団法人になり2013年(平成25)年11月末までに、移行を申請して認定され公益財団法人になるか、認可され一般財団法人になるか、解散するか求められています。その期日も迫っています。
 公益財団法人になるためのハードルは高く、不特定多数の方々の利益の増進に資するよう、新たに作られた厳格な基準が課せられています。なによりも公益目的事業を行うことを目的とし、公益目的事業比率が50%以上であることが必要です。公益財団法人に認定された岩手県高校教育会館・香川県教育会館・浜松市教育会館などは、地域の教育文化向上のため創造的な公益事業を展開しています。当会館は、全国で公益財団法人として最初に認定(2010年11月24日)され、市民の要望や意見を取り入れつつ公益目的事業の拡充をはかった結果、2012年度の公益目的事業比率は66%となりました。
 ところが、省庁所管の公益財団法人が震災復興予算を被災地以外に流用したり、解決したはずの天下りが存在し高額賃金が支払われていたりなど問題が指摘されています。また、県や市などから何億という指定管理料という委託金が出ている公益財団もあります。これが民による公益財団といえるでしょうか。新制度の法令がどんなに整備されたとしても、それに関わる関係者の良識がない限り新制度の目的は達成されないと思います。
 「教育会館建設の意義とその歴史的経過を振り返ってみる時、会館はまことに"教職員の城"であります。しかし、この城は閉じられた城ではなく、社会に向って開かれた城であり、地域社会の教育文化センターたらんとする理想をめざす城でもあります」 これは、最上前理事長の言葉であり当会館の理念を示すものです。この理念を基に、2013年度も市民に親しまれる教育会館として発展していきたいと思います。

 
 

2013/ 6/14





 初めてのフルートに挑戦

 

 2013年1月から、「大人のためのフルートサークル」を新たに開設しました。現在、初めて習うビギナーコースの方5名が月2回練習しています。その感想をご紹介いたします。

「ビギナー」と言う言葉に誘われて応募しました。吹いたことどころか触ったこともなかったフルートでしたが音色は大好きで、もしも吹けたらどんなに楽しいかと思いました。レッスン初日フルートを持たずに(先生のアドバイスがあってから買った方がいいかと思い)参加しました私以外は皆さん楽器持参でした。そこでまず第1の焦り。でも野上先生にペーパーを使って息の出し方等教えていただけました。
 2回めのレッスンでは音がでない!特にオクターブの音はかすりもしない。ここで第2の焦り。おいおい楽器を買ってしまったのだよ、いったい音が出る様になるのだろうか……。でも回を重ねる毎に先生からの図を使って等のわかりやすい指導のもと、なんとか音階らしき"物"が出る様になって来ました。
 家でも近所迷惑にならない程度に毎日少しずつ練習しています。ピアノの様な鍵盤楽器は弾けばとりあえず音を出す事ができますが管楽器は自分で音をつくり出さなければならないのがとても難しいと今さらながら思います。でもネバーギブアップでがんばろうと「決めました」この様な講座を設けてくださった先生と教育会館のスタッフに感謝です。
 野上先生を紹介され始めましたが、親切で丁寧な指導と熱心に練習する姿を拝見するたびに企画してよかったという思いに駆られます。以前フルートをやって、また始めてみようという方のアドバンスサークルの希望者は現在1名です。3名から開設しますので希望される方の連絡を歓迎します。

 
 

2013/ 5/24





 東日本大震災遺児育英資金カンパの報告

 

 当横須賀三浦教育会館は、2012年度も「3.11あの日を忘れない、東日本大震災」を思い起こし、パネル展「いわきの記憶」と東日本大震災による遺児・孤児の経済支援のため、桃・柿育英会「東日本大震災遺児育英資金」への募金活動を行いました。その結果、80,000円を送金することができました。ご理解と協力をいただいたみなさまに報告と感謝を申し上げます。
 東京電力福島第一原発事故で自主避難が相次ぎ、全校児童が1人だけになってしまった小学校が福島県に2校あります。そのうちの1校、原発から57キロ北西にある大波小学校を訪ね取材し、地域ぐるみで1人を育てようとしている記事が5月6日の朝日新聞に掲載されていました。
 すでに転校した子どもやその家族が戻るのには時間がかかると見られ、小学校が廃校にならないようにしたいと言う地域の方の言葉から子どもへの深い愛情と「ふるさと」復興への思いが伝わってきます。今年度の福島県内の小学生は原発事故前より19,000人近く減り、原発事故から2年たっても小学校を取り巻く地域の状況は収まっていないそうです。
 8日、鎌倉の円覚寺で開催されている「飯館村の暮らし 菅野千代子写真展」を見てきました。作者は、浪江町の自宅を追われ県内外を転々とし今は福島市内で暮らしています。作品は、震災前の豊かな暮らしの営みがあったころの飯館村です。おばあちゃんおじいちゃんなど村民の笑顔や川遊びに夢中になる子どもたちの姿です。最後に展示されているマスクをつけた2人の中学生の写真1枚だけが震災後のものです。その説明に、「エライ人が来て飯館は避難しなくて大丈夫と言った」と記されていました。この中学生の瞳と説明者の「避難者はこらえて生きているんです」という話には心が痛みました。
 写真展は12日(10:00〜16:00、最終日は15:00)まで開催されています。

 
 

2013/ 5/10







 小学校の先生って、どれくらい忙しいんですか?

 

 インターネットに上記のタイトルがあり、ベストアンサーに選ばれた先生の回答も掲載されていました。それには、多忙な小学校の先生の生活が具体的に記されていました。これを横須賀の先生に読んでもらうと、自分もほぼ同じという返事が返ってきました。回答の要旨は次の通りです。
 朝7時半に出勤し挨拶活動を行い、それから午前中の授業です。授業の合間(5から10分間)に宿題の〇つけや日記の返事を書きます。保護者からの連絡帳の返事も書きます。これが授業の合間で終わらないので子どもたちが給食を食べている時や清掃後の昼休み(45分)に書くこともあります。昼休みは、子どもが校庭で遊ぶ時間で、ケガした子を保健室に連れて行ったりトラブルになった子の話を聞いたりします。
 そうしているうちに午後の授業です。その後、職員会議や教科部会など様々な会議や打ち合わせがあります。放課後には保護者が相談に訪ねてくることもあります。結局、明日の授業準備にとりかかるのは午後9時以後です。平日に仕事があるので、土日に伺いたいという保護者に対応するため、土日に学校へ行くこともあります。子どもの教育に携わるのは、とても楽しく意義ある仕事ですが、とにかく忙しくて身も心もボロボロです。毎年、多くの先生が心の病となって休職や退職をします。
 この教師の生活実態をみなさんはどのように感じるでしょうか。教師の仕事がとても楽しく意義あると言いつつ身も心もボロボロとは胸が痛みます。これでは教師とともに子どもが犠牲になっていると思われます。50年前も教師は多忙でした。それでも、朝の教室で子どもと談笑したり、ときには休み時間にドッジボールや野球をしたり、放課後も遊ぶ時間を生み出すことができました。
 現在は、文科省もいじめ問題のほか発達障害の子どもや保護者の対応で教師の多忙感が増していると述べています。教師が、明るく元気な子どもと楽しく学んだり遊んだりできる学校の条件整備を望むものです。

 
 

2013/ 4/26







 サークル活動を楽しんでみませんか

 

 教育会館主催のサークル活動で、楽しみながら学ぶ市民の方がふえています。昨年は、市民の方の要望とご協力によりリコーダー、フルート、パソコンサークルが新設され、会員が新たな仲間と楽しみながら学んでいます。

1.「親と子のリトミック」サークル
 5月から活動予定 対象は2歳児 募集中

 月2回(月曜日)親子で会費1800円。昨年は、手代木留美子さんの指導のもと親子がコミュニケーションをとりながら歌ったり踊ったりして楽しみました。親子も友だちになり心身ともに豊かな成長がはかれるサークルです。

2.童謡・愛唱歌を楽しむ会 現在も募集中

 月1回(第2土曜日)会費500円。元小学校音楽教師だった浦ア陽子さんの指導により毎回40名以上の会員が童謡や愛唱歌を楽しんでいます。

3.「健康ヨガ」サークル 現在も募集中

 月3回(水曜日)会費3000円。会員がインストラクターの高橋祐美子さんの指導のもと健康ヨガに取り組んでいます。ヨガは血液の循環をよくし全身の筋肉を和らげ身体のゆがみを正します。ストレス解消にも最適です。

4.「大人のリコーダー」サークル  現在満席

 月2回(水曜日)会費1000円。初めての方、久しぶりに吹かれる方が山本典子さんの指導により、リコーダーの楽しさ豊かな表現力を味わいます。

5.「大人のフルート」サークル  B募集中

 月2回(火曜日)会費3000円。野上修一さんの指導により、初めての方が練習しています。以前フルートをやった方のBアドバンスサークル募集中。

6.大人のピアノ教室 現在満席

 月2回(金曜日)会費3800円。初めての人や再挑戦の人が松村友美さんの指導のもと個人レッスンをマイペースで楽しんでいます。

7.パソコンサークル 指導は梶山健一氏 現在満席
○サークル活動の企画・運営を希望される方、歓迎します

 新しく教育会館主催のサークルの企画・運営を希望する方はご連絡ください。話し合いにより共通理解ができた場合は、サークルを開設します。

 
 

2013/ 4/12









 見えてこない父親の姿
〜「子育て」で母親への支援を〜

 
 子どものいない時間帯に家から電話をかける又は来室する人が大部分で、父親が勤務中に自ら相談することはまず難しいと考えられる所から、「相談者は母親中心」という点は、相談室の受付時間(10時〜16時)から考えても、うなずけることでしょう。
 しかし沈んだ声で語る母親に、一人で悩んでいる孤独な姿を強く感じてなりません。語りの中に父親が登場するのは、@理解者・協力者としての役割を果たしている A無関心・非協力的で子育てにかかわろうとしない B専横的で家族の障害になっている、のごく数例で父親のかかわりが語られず、その姿が全く見えてこない例が圧倒的に多数を占めています。この中には、Aが多く含まれていると推測できます。どうも、子育てに関しては母親が孤軍奮闘しており、非協力的な父親が多いと、判断しても良さそうです。
望ましい@が少ないのは残念ですが、同一相談者による相談が続くケースにおいて、葛藤しながらも当初の子ども・母親への強い姿勢を改めて根気強く見守り、かかわりを続けて母親との連携を深めている事例もあります。Bは稀なケースですが、教育相談に「人生相談」の要素も加わってきます。
さて父親が相談者か否かは別にして、なぜ「子育て」に関する相談の中に父親の姿が見えてこないのでしょうか。確かに日々の仕事に追われて疲労し、子どもにかかわる時間が十分に取れないという厳しい現実があるのでしょうが、それを理由にして無関心を装う又は逃避する、更には「男は外で働き、子育ては家にいる母親のつとめである」として、責任を全て母親に押し付けている結果であるとしたら、母親を極めて辛い立場に追い込んでいることになります。
 母親が心配ごとを一人で抱え込むのではなく、同じ悩みを持つ人たちや学校(担任)に支援(連携)を求めたり、教育相談機関を利用するなどの方法で、自身の心を少しでも軽くする事は必要ですが、同時に遠慮・畏縮することなくパートナーである夫に支援・連携・意識改革を求めることも重要な事と思われます。
父親が出てくると家族を責める・追い込むという傾向になりがちですが、母親が疲れたら父親が代わって前に出る、前面に出なくても後ろから母親を支える、家庭を少しでも明るくするよう努力する、子どもとの関係を切らない・・・・・など、表現が下手・苦手で対応が不器用でも、家族を思う心で父親は何かできるはずです。家族から理解されていない、浮いた存在になっている・・・・・等々の思い込みから脱して、外での仕事は厳しくても家庭では子育てに少しでもアプローチしてほしい、私を支援してほしい、協力してほしいと、多くの母親は願っているのではないでしょうか。  
 

2013/ 3/22









寄附のお願い

 
 2010年10月29日の第27回神奈川県公益認定等審議会において、公益財団法人としての認定基準に適合すると認められ、2010年12月1日から公益財団法人横須賀三浦教育会館となりました。当会館の目的は、三浦半島地域の教育及び文化の振興に寄与することを目的とし、次の公益事業を行っています。

1 青少年の健全育成活動、豊かな情操を育む機会の提供(公益事業1)

・親と子のリトミックサークル・親と子の自然かんさつ会・くふうする工作教室・科学工作教室・名曲コンサート・朗読音楽ライブ・リコーダー教室・教育相談

2 地域の教育、文化及びスポーツ振興のための企画と運営(公益事業2)

・教養セミナー・教育会館ふれあいコンサート・美術展等、・童謡、愛唱歌を楽しむ会
・大人のピアノ教室・大人のリコーダーサークル・大人のフルートサークル・パソコンサークル・健康ヨガサークル・防災訓練

3 地域の教育文化振興のための施設貸与と支援 (公益事業3)

 この事業に必要な資金は主に会員の会費及び事業収入を当てています。しかし、活動の充実を図るためには、多くの方々からの寄附金が必要になります。当会館の公益事業にご理解と賛同をいただき寄附をお寄せいただくようお願いいたします。
 

寄附の申し込みは

 寄附金は一回につき5,000円以上とさせていただきます。
1 当会館の事務局受付で「寄附申込書」に必要事項を記入のうえ提出してください。
2 振込みの場合は、事前に連絡していただき入金を確認後、領収書を送付いたします。振り込み手数料はご負担願います。

*振込先:公益財団法人横須賀三浦教育会館 理事長 金子成八
      中央労働金庫横須賀支店 普 bP722164
*当会館への寄附は、公益財団法人としての税法上の優遇措置が適用され、所得税法78条及び法人税法第37条4項該当の寄附金控除の対象となりますので、大切に保管し確定申告 のときにご利用ください。

問合せ先:公益財団法人 横須賀三浦教育会館
住所:〒238-0006横須賀市日の出町3−19−16
TEL:046-824-0683
 HP「横須賀三浦教育会館」検索

 
 

2013/ 3/ 8







2013年「3.11あの日を忘れない 東日本大震災」
東日本大震災遺児育英資金への寄付                       ご協力をお願いします

 
 2011年3月11日午後2時46分大震災が発生。大津波が襲い東京電力福島第一原子力発電所の事故が追い打ちをかけ大災害となりました。一部の復興が見られるものの行方不明者が2500人以上、仕事を奪われ途方にくれる人、進まない原発保障や除染、仮設住宅での不自由な生活や孤独死など、現在も問題は山積しています。また、子どもたちは原発事故で外遊びが制限され心身に悪影響を受け、放射能による健康不安は深刻です。
 東日本大震災から2年がやってきます。震災当時はあれほど報道された災害状況の報道も今は潮が引いたようです。当横須賀三浦教育会館は、「3.11あの日を忘れない、東日本大震災」を思い起こし、パネル展「いわきの記憶」と東日本大震災による遺児・孤児の経済支援のため、桃・柿育英会「東日本大震災遺児育英資金」への寄付を行います。期間は3月1日〜25日(日祝は休み)9:00〜17:00義援金箱を設置します。
 桃・柿育英会は、2011年5月18日、東日本大震災の遺児・孤児に対して、経済支援を10年間行うことで、遺児・孤児の成長を見守り、学ぶ意欲を支えることを目的に設立された任意団体です。阪神・淡路大震災でも設立され、10年間で総額4億9,000万円を超える育英資金を、兵庫県教育委員会を通して、遺児・孤児に分配しました。
 当会は、建築家 安藤忠雄氏を実行委員長とし、他7名の著名人が発起人となり活動されています。寄付金は、各県を通じ、遺児・孤児へ分配されます。「桃・柿育英会」とは、昔から「桃栗3年、柿8年…」と果樹の木が育つのをじっくりと待つように、震災で保護者を失った子どもたちを、少なくとも18歳になるまでは、見守っていきたいという思いから名付けられました。みなさまのご理解と協力により、寄付金がきびしい環境の中で不安にかられながら被災地で力強く生きようとする遺児の一助となれれば幸いです。
 

2013/ 2/22







楽しく分かる指導とは…指導者から学ぶ

 
 2月1日、朝日新聞に掲載されたインタビューで、サッカーコーチの池上正さんは、体罰のない指導法や理論を積み上げていく必要性を訴え実践しています。
 小学校へサッカー指導の「出前」に行く池上さんに記者が同行しました。そこでは、磨き上げられた話術。明快な意図を持つ運動メニュー。実に楽しそうにボールを追いかける子どもたちの姿を見ながら、コーチに必要なのはスポーツ技術だけではないのだと実感したそうです。「教える」ための技と知識。これが体罰を生む現場で決定的に欠けているのではないか。と述べています。
 1月26日・2月2日の二日間、朗読セミナーを開催しました。講師はアナウンサーの長谷川直子さんです。最初は、「銀河鉄道の夜」の場面を教材に、参加者全員(30人)による呼吸法、発声、滑舌などの練習をします。まず、先生が説明し実際にやって見せます。続いて生徒がやります。生徒の発声に対し「少しずつ大きく、もっと大きく、もっと伸ばして」などと助言をし、とても良くなりましたと励まします。
 次に、段落ごとに一人ずつ読みます。終わると先生が物語の背景を解説し、抑揚や間の取り方、登場人物の気持ちを表現する方法を説明します。その後、もう一度読み、「よくなりましたよ。気持ちがよく出ています。ここを強く読むともっと良くなります」などと評価と助言があり、確実に上達していることが会場に伝わります。
 参加者からは、「声の出し方、情景と強弱など、自分では気づかなかった部分を教えていただき朗読の深さを感じました」「情景や人物像、感情を考えながら朗読することは普段あまりないので貴重な体験ができ面白かったです。抑揚、緩急、間の取り方をゆっくり練習します」などの感想をいただきました。
 池上正さんと長谷川直子さんの楽しく分かる指導には共通するものがあります。第一に、生徒を尊重する人間性(人権感覚)です。第二は、記者の言う「教える」ための技と知識です。これらにより、両者の信頼関係が築かれ練習の成果があがります。  
 

2013/ 2/ 8









みんなで考えたい、部活動の体罰
〜元巨人・桑田さん「体罰は不要」に感銘〜

 
 1月12日、体罰問題について、元巨人の桑田真澄さんが朝日新聞の取材に応じて「体罰は不要」と訴えている記事が掲載されました。
「暴力で脅して子どもを思い通りに動かそうとするのは、最も安易な方法。昔はそれが正しいと思われていました。・・・今はコミュニケーションを大事にした新しい指導法が、多くの本で紹介されています。子どもが10人いれば10通りの指導法があっていい。この子にはどんな教え方をしたら伸びるか。そう考えた教え方が技術を伸ばせるんです」
「体罰を受けた子は、何をしたら殴られないで済むだろうという思考に陥ります。それでは子どもの自立心が育たず自分でプレーの判断ができません。殴ってうまくなるなら誰もがプロ選手になれます。私は体罰を受けなかった高校時代に一番成長しました。愛情の表れなら殴ってもよいという人もいますが、私自身は体罰に愛を感じたことは一度もありません」
 中学まで毎日練習で殴られたことやスポーツ指導の在り方など、自らの経験に基づき、具体的でしかも理論的に指摘した内容でした。
 部活動における体罰問題は古くて新しい問題です。20年ほど前に大きく変わったようで、たたいて脅しての指導は少なくなったようです。しかし、言葉の暴力などが残っていて部活動のあり方は基本的に変わっていないと指摘する指導者もいます。政治家が権力的に独断で対応しても解決する問題でもありません。むしろ寒々とした恐ろしさすら感じます。これは学校の問題であり社会の問題です。
 部活動は、誰のため何のためにあるのかを地域社会や指導者が原点に立って考えてみることが必要です。部活動は生徒のためであり、生徒の自主的な取り組みによりスポーツの楽しさや喜びを味わうものだと思います。この当然すぎる部活動の意義を学校や地域社会が共有し対応すれば、勝利至上主義の価値観から解放され体罰がなくなっていくのではないでしょうか。  
 

2013/ 1/24











新年あけましておめでとうございます
 平和と子どもの幸せを

 
 昨年、世界ではシリアの内戦をはじめ各地で紛争が起こり子どもや市民が犠牲になりました。科学技術の進歩は、本来、人々の幸せに役立てるべきものなのに、核開発やミサイル発射などの恐怖にさらされました。領土問題も力で解決しようとする言動が見られ今日の平和は脅かされています。
 憲法では、「日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する」とあり、平和のため困難にくじけず長年にわたり献身的に努力を続けている人々もいます。
 福島の子どもは、原発事故で外遊びが制限され心身に悪影響を受け、100人中36人が甲状腺に異常が見つかるなど放射能による健康不安を抱えています。この子らの日常生活には胸が痛みます。福島の知人からは、「家の中で0.4マイクロシーベルト、駐車場で1マイクロ。ああ、やんなっちゃう。本格的除染は1月から」と便りがありました。

一致(ユニテ)こそわが願い
平和こそわが祈り
友よ
この悲願を広めていこう
手を取り合って
この道を進んでいこう
    …坂村真民 作…
 
 一致(ユニテ)とは、どんなにちがったものでもどこかで一致するものがある。それを見出しお互い手を握り合おうということです。「友よ」とは、広く世界の人よという意味で使ったそうです。坂村真民さんの悲願は人類の悲願です。
 今年こそ、子どもが明るい夢と希望が持てる社会の実現、そして平和への道を着実に進みたいものです。当会館は、平和と子どもの幸せを願い、地域から教育文化の発展に寄与できるよう努力したいと思います。本年も皆様のご理解と協力をお願いいたします。
                  

2013年1月
公益財団法人横須賀三浦教育会館
 
 

2013/ 1/11









子どもを魅了したサイエンスショー

 
 新たな公益事業として、10月にサイエンスショーを開催しました。
 講師の益田孝彦先生は、「みなさんは海の底では物を押しつぶそうというすごい働きがあるのを知っていますか?カップ麺の容器も海の底では小さくつぶれてしまします…」と、ひとつひとつ丁寧に子どもの共感を得ながら説明し実験を進めます。実験に失敗しても成功しても目を見張り驚きの声がわき、会場は先生と参加者が一体となった空気が流れます。最後に、先生の掛け声とともに10sのボウリングボールが持ち上がったときは、会場いっぱい驚きと喜びの歓声に包まれました。このサイエンスショー「大気圧って大したやつ」は、子どもたちに科学の興味関心を喚起し魅了しました。

 参加者の感想は次の通りです。
*「最後は決めるぞ」の実験でボウリングの球が持ち上がったとき、すごいなと思いました。さかさコップもおもしろかった(子)
*大人も驚くほど楽しいお話でした。テレビに出ている先生というのが納得できました。科学のおもしろさを少しでも我が子に体験させることができて良かったです(母)最後にお米10s持ち上げられたところを見られてよかったです(子)
*楽しくワクワクするような時間をありがとうございます。子どもの心にも母の私にも深く印象に残りました。研究する楽しさおもしろさ失敗も楽しいことが印象的です(母)ふしぎでおもしろかった。先生があせをかいていたのでたいへんさがわかった(子)

 「科学の鉄人」は、小学生や中学生を対象とするサイエンスショーです。そのショーの中で、いかに子どもを引きつけ科学の原理を理解させるかという技量を競いあいます。会場を訪れた子どもの審査員および大人の審査員の投票によってその年の「科学の鉄人」が選ばれます。益田孝彦先生は、「科学の鉄人」に2007・2008・2011年度と三度選ばれています。来年はどんなサイエンスショーを見せてくれるでしょうか。
 
サイエンスショー







   

2012/12/28







「ふれあいコンサート」に対する理解と協力に感謝
〜11/25「古川展生チェロリサイタル」アンケートから〜

 
・「BUNRAKU」を初めて聴かせていただき嬉しいです。久しぶりにライブで古川さんのチェロの音色を聴かせていただき、何よりも、本当に夢であったらさめないように…という気持ちです。
・すばらしい!!こんなに間近で世界的なチェリストの演奏を聴けてとても幸せです。意欲的なプログラムで…たんのうしました。素敵なコンサートを企画してくださってありがとうございます。
・チェロの演奏を間近で聴かせていただいて、初めてのようで感動しています。まるでセロ弾きゴーシュのようでした。

*アンケート記入者は14名、すべての方から「大変良かった」と回答をいただき、企画運営について理解をいただきました。1名の方からは、「主催者側の対応の悪さにあきれました。これほどのアーティストを招いてのコンサートですからもう少し教育された対応を望みます。地域の老人会のイベント的です。…」という意見をいただきました。
 意見や批判は援助です。今後に生かしたいと思います。ただ、熱心なファンで地区外からお出でいただいた方の中には、コンサートホールと勘違いし、ときに運営や施設について途方もない要求をいただくことがあります。また、ファン仲間の席とりをするなどふれあいコンサートを楽しみにして来る地域住民に不快な思いを与える方もいます。
 当会館の公益事業は三浦半島地区の住民を対象にし、現在、教育会館ふれあいコンサートは、市民が生の音楽を身近で安く気軽に楽しむ場になっています。スタッフはボランティアです。半年前から準備をはじめ、当日は楽しめるコンサートにするため朝から懸命に準備しています。確かに老人会のイベント的であり地域に根ざしたアットホームなコンサートです。地域の方には、この間近で聴く気楽なコンサートを理解し楽しんでいただいています。プロの運営を希望される方は、入場をご遠慮ください。
 なお、出演者にも、当会館の目的と状況を説明し理解と協力をいただいています。
   

2012/12/14







ご存じですか
岬陽小学校校門 江戸城の石垣の石

 
 三浦半島の江戸城築城跡を調べているとき、三浦市立岬陽小学校の校門が江戸城の築城石であることを教えていただきました。しかし、どこからどのような経緯で築城石が岬陽小学校の校門として設置されたか、当時の学校関係者に伺っても明確ではありませんでした。先日、岬陽小学校の石渡校長より、創立30周年記念誌に掲載されていたと連絡をいただきました。大変うれしい気持ちと記録に残すことの大切さを身に染みて感じつつご紹介いたします。
 本校のあゆみの中に昭和39年11月10日『江戸城の石校門に設置』とあります。どうして江戸城の石がと思われることでしょう。
 それは、昭和39年6月から42年春にかけて新宮殿の造営工事が行われました。その時基礎工事をするために地下20米くらいまで掘り下げたところ、正門に使われているような大きな石が数百本も現れたのだそうです。大きな石の中にはそれぞれ諸国の大名の紋の入ったものもあったそうです。従ってこれらの石は江戸城築城当時の礎石部分にあたるものではないかと考えられます。そうなると歴史的にも由緒もあるものと言うことができるわけです。
 なぜ岬陽小に、このような話が当時国会議員であったS氏から、三好校長先生にあり、「岬陽小の正門に」ということで話がすすみ、先生も実際に現場を見られたそうです。
 しかしどうやって三浦まで運ぶかということになりましたが、これも先生の知人で大沢運送株式会社の社長さんが引き受けてくださることになり解決しました。大小合わせて10個の大きな石を東京から三浦まで運んだわけです。宮田の七曲りなどは重くてなかなか上がらなかったそうです。またおろした時は地震のような地ひびきに驚いたそうです。またおろした石をどう配置するかといっても普通のレッカー車ではあがらず、教育委員会にお願いして業者に据え付けてもらったということです。
 こうして江戸城の石は本校の正門に据え付けられたわけです。石の産地については、瀬戸内海または伊豆半島のものかなど諸説いわれていますが、さだかではありません。関心のある方は研究してみてください。
 問うことにより歴史は開かれる。石はどんなことを語ってくれるでしょう。
   

2012/11/23







通知表事前確認に驚きと安堵

 
 11月6日の新聞に、横浜市の通知表事前確認について報道されていました。保護者に通知表の内容を事前に点検してもらうよう、教育委員会が学校に指示していたとのことです。教育長は「ミスは保護者や児童からの指摘で発覚したのが大半だった。やむをえず、事前確認することにした」と述べたそうです。
 これには驚きました。通知表は、保護者に対して子どもの学習指導の状況を連絡し、家庭の理解や協力を求める目的で作成するものです。作成、様式、内容等はすべて学校(校長)の裁量です。取扱いについても、学校の創意工夫と責任で行われるべきものです。校長が「ミスがあれば処分だ」と公言し、「事前チェック」を進めていたという報道にはさらに驚きました。
 教育委員会も校長も基本的に考え違いをしているのではないでしょか。通知表は学校の裁量ですから、教育委員会は学校の主体性を尊重し問題解決のための条件整備をして援助すべきだと思います。校長はミスのないよう校内体制を整備して対応すべきだと思います。当然ですが、通知表は最終的には校長が目を通して責任を持つべきものです。新聞報道を見て軽々に論評すべきでないと思いつつあまりの驚きに考えたことを述べました。
 一方、横浜市長は、会見で「報告を受けて驚いた。いくらミス防止とはいえ考えられない」「通知表は学校が責任をもって作るもの。事前確認なんてあってはならない」「現場の教諭がどのような状況にあるのかを市教委は把握していないのではないか。現場の声を聞いて、根本的な解決策を講じてほしい」と述べたと報じられています。この市長の見解には安堵感を覚えました。
 

2012/11/ 9





フルートの魅力とフルートサークル

 
 好きな楽器で好きな曲が自分なりに演奏できたならば、日常生活がどんなにか楽しく豊かになるのではないではないでしょうか。フルートは、楽器を習いたいという人にとってピアノやヴァイオリンに次いで人気がある楽器です。
 フルートというと、銀色か金色の金属製の筒に複雑なキー装置を備えた横笛、コンサートフルートをさしますが、古くは広く笛一般を指していました。バロック時代には単にフルートというと、現在のリコーダーと呼ばれる縦笛を指し、現在のフルートの前身楽器である横笛は、「トラヴェルソ(横向き)」という形容詞をつけて「フラウト・トラヴェルソ」と呼ばれていました。昔は木で作られていましたが、現在は金属製が主流になっています。しかし、発音に舌の振動を用いないので、金属でできたフルートも木管楽器です。
 魅力の第1は、なんといっても美しく澄んだやわらかい音色です。誰からも親しまれ聴く者をも魅了します。やさしい音から情熱的な音まで多彩な演奏も楽しめます。第2は、単旋律だから楽譜が読みやすく、誰でも簡単に演奏できます。そのため初心者におすすめの楽器です。第3は、フルートは長そうに見えますが、3つに分解すればコンパクトで持ち運びが簡単です。
 当会館で「大人のためのフルートサークル」を開催します。初回は2013年1月15日(火)です。指導は野上修一氏です。野上氏がフルートを選んだきっかけは「中学生となり吹奏楽部に入って、やりたいと思ったのがコントラバス。ところが、楽器決めのためにリコーダーを吹かされることになり、それが何故かうまく吹けたからか、関連性のあるフルートを吹かされることに…それ以来ウン十年…。運命とはわからないものです(笑)」と述べています。
 フルートが初めての方、依然にやったことのある方も、「大人のためのフルートサークル」でフルートの魅力を楽しんでみませんか。
   

2012/10/26






逗子、尾崎行雄記念碑に思う

 
 現在の日本の政治は民意とかけ離れ国民から信頼を失っています。それは政治家の言動が要因です。「民意を受けて原発稼働を2030年代にゼロにする」「消費増税に反対」などと言っていた国会議員がいつのまにか変わってしまいつじつまの合わない言い訳をします。この様子は、国民の目には政治哲学のない保身としか見えません。信頼のない政治は国民にとって不幸です。
 披露山公園の駐車場に、静かな逗子湾の景色を愛した尾崎行雄記念碑があります。碑の設計者は直原信衛、レリーフの彫像は彫刻家の朝倉文夫、碑文は逗子を愛し住んでいた日本書家の藤原楚水です。「人生の本舞台は常に将来にあり」は、現在なしていることは、すべて将来に備えてのことであるという意味です。案内板には略歴が記されています。
 尾崎行雄(咢堂)は明治23年(1890)の第1回総選挙から昭和28年(1953)まで60年7か月の長きにわたって、衆議院議員を勤め、その間、藩閥政治や軍閥政治に断固反対し、議会制民主主義の確立に尽力した功績により、旧憲法下の昭和10年には衆議院から憲政功労者として表彰され、以来、「憲政の神様」と言われてきました。東京市長時代に日米友好の証として、ワシントンのポトマック河畔に桜の苗木を贈った話は有名です。
 昭和2年(1927)70歳の時、この碑の直ぐ下に、「風雲閣」と名づけて居を構えました。現在も屋敷跡の擁壁に「風雲閣」の彫が残っています。終戦直後には、日本の進むべき道について、教えを請う人たちが溢れたそうです。昭和29年(1954)10月に、この地で95歳の天寿を全うしました。
 尾崎行雄は、常に民衆の側に立ち権力の弾圧にも屈せず民主政治と世界平和の実現に一生をささげ希望を灯した政治家です。碑の前で、現在も真に民意を反映し、国民から信頼される政治家が出現するはずと願うばかりです。
   

2012/10/12







教員免許「修士レベル以上に」 中教審答申?

 


 中央教育審議会は8月28日、教員の資質向上策を文部科学相に答申しました。教員養成の修士レベル化、3段階の免許制度創設などです。
 答申は、教員を「高度専門職業人」として位置づけるために修士レベル化を導入し、標準的な「一般免許状」を学部4年に加え大学院で修士レベルの課程を1〜2年学んだ人に、学部卒の人には「基礎免許状」を与える。早めに一般免許状を取ってもらい一定の経験を積んだ教員は、研修などを経て最上位の「専門免許状」を取れるようにすることなどです。
 教員をめぐる現状分析では、社会状況や子どもの変化等を背景として学校教育における課題も一層複雑・多様化してきている。多くの業務を抱え子どもの教育に専念できず多忙感を抱くなどストレスを感じる者が少なくない。教員間の学び合いや支え合い協働する力が重要であるが、教員の間に学校は組織体という認識が希薄になっているなどの指摘があり、これには賛同です。
 それでは、答申のように教員養成を修士レベル化し3段階の免許制度にすれば教員の力量が高まり課題解消に向かうのでしょうか。むしろ、ますます教員が多忙化し子どもや教員間の関係が希薄になっていくのではないかと危惧します。「教師は現場で成長する」と言います。学校現場で同僚や先輩の教職員、保護者や地域と協力し学び合い、その信頼関係から教育的力量を築いていくものだと思います。基本は子どもとのゆとりある教育活動です。
 今、教員に必要なことは、子どもと共有する時間、教材研究、同僚や保護者との話し合いをする時間の確保などです。そのためには教員の定数を増やすことです。長年にわたり学校現場から指摘してきたこの当然の要望を早期に実現することが望まれます。
 

2012/ 9/28













神奈川フィルの危機を知り支援を

 


 神奈川フィルハーモニー管弦楽団「神奈川フィル」は、神奈川の文化的シンボルとして、40年にわたって音楽の素晴らしさを伝える活動を続けています。しかし、現在、楽団は多額の債務超過を抱え公益法人制度改革を前に存続の危機にあります。
 今般、民法制定以来、約115年を経て公益法人制度の大改革が行われ、2008(平成20)年12月1日より新制度が施行されました。その目的は、「民による公益の増進に寄与するとともに従来の公益法人制度の問題点を解決すること」と記されています。従来の財団法人は特例民法法人となり2013(平成25)年11月末までに、移行申請して認定され公益財団法人になるか、認可され一般財団法人になるか、解散するかの選択が求められています。
 神奈川フィルが税制の優遇措置のある公益財団法人に移行するためには債務超過を解消し300万円の純資産を持つ必要があります。神奈川フィルは1992(平成4)年度から続いていた赤字が積み重なった結果、1992(平成11)年度までに約5億円の債務超過を抱えました(平成11年度は3041万5000円の赤字)。しかし、人件費削減などで対応しながら平成16年度(8348万4000円の当期利益)以降はほぼ黒字化を達成しています。2011(平成23)年度末には債務超過も2億2千万円になり減少してきています。
 神奈川フィル支援を目的に設立した「ブルーダル基金」は、県民個人と企業、県の補助などで積立額が9月4日現在、116,839,901円です。目標達成までにはきびしい状況にあります。しかし、神奈川フィル広報の「補助金だけに頼らないで自立していく経営を行わなければならないと思っています」との言葉から困難を乗り越え自立する決意が伝わってきます。
 神奈川フィルは音楽の魅力を伝えるため、小編成による無料コンサートを開催しています。このブルーダル基金コンサートは、ブルーダル基金への理解と協力をお願いするコンサートです。9月22日13:00&15:00開演の2回、三浦市民ホール「うらり」において金管五重奏のブルーダル基金コンサートが開催されます。神奈川フィルの魅力ある音楽に触れて、神奈川フィルへのご理解と支援をいただければと思います。
 

2012/ 9/14











さのきょうこ先生のリトミック教室
〜歌って踊って、親子で楽しくレッスン〜

 


 夏休みの4日間、生まれて3か月からのベビーもできるリトミック教室を開催することにしました。当会館のホールでは、幼児のリトミック教室や幼児教室は行われていますが、乳児は初めてです。指導は、横須賀市で長年にわたり音楽教育に携わってきた「さのきょうこ」先生です。先生がどのように指導し乳児がどのように反応するのか分かりませんでした。先生のブログ(8月17日)に掲載されている教室の様子をご紹介します。
 「Kちゃんは、5か月の赤ちゃんです。最初は、人見知り場所見知りで笑顔がなかったのですが、レッスンが進むにつれ笑顔をたくさん見せてくれました。おへんじでは、お手々を出そうとしてくれたり、最後の方で声を上げたりしてくれましたよ。 おさんぽの音楽の変化でニコニコ。フラッシュカードもしっかり見つめていました。ママも頑張って声を出してくれました〜。キャラクターリズムカードに興味津々。自分でしっかり持っていました タンブリンも気に入って、ずーっと離さずにいましたね。途中で理事長さんと先輩のU先生が見学に来てくれ、Kちゃんの表情が豊かに変わるのに、ビックリしていました」
 先生は、退職後にリトピュアリトミックと出会い、認定講師に・・・。現在は、昭和音楽大学と横浜高等教育専門学校の講師をしています。子どもの成長がめざましい大切な乳幼児期こそ、先生の言う「楽しい」を感じることから「意欲」を育てたいものです。実際、体験教室を見学し先生の指導により乳児の喜ぶ様子といきいきとした表情を見て感動を覚えました。0歳児も音楽をしっかり感じています。
 9月から、さのきょうこ先生の「リトピュアリトミック認定教室」が当会館で開設されます。第2・第4(水)9:10〜9:50ベビークラス(3か月から1歳半)、10:00〜10:40リトルキッズクラス(1歳半から3歳)、まずは体験レッスンに参加し、体験してみてはいかがでしょうか。  
 問い合わせ090−4421−3476
   

体験レッスンにて(2012/ 8/22)


2012/ 8/24











江戸城築城石と三浦半島

 



 歴史が結ぶ伊東の森と逗子の海、宇佐美の「江戸城石丁場遺跡」と逗子「不如帰の碑」というタイトルで事務局雑感(7月27日)に掲載しました。これを読んだ方から、三浦市立岬陽小学校の校門も江戸城の築城石でできていることを教えていただきました。
 かつて岬陽小学校に関係した何人かの方からも話を伺いました。みんな江戸城の石垣の石だということは承知していましたが、設置されるまでの経緯を明確に知っている人はいませんでした。ただ、岬陽小学校「沿革の概要」には、昭和39.11.10 江戸城の石垣をもって校門を完成と記されています。当時の三好新次校長が知り合いから譲り受け、PTAの協力を得て石を運び設置したようです。
 学校を訪ね校門を見せていただきました。校門の石はとても大きく、校庭の周りのランニングロードにも一定の間隔に築城石が置かれています。これを目印に子どもたちがランニングできるようにしたそうです。早速、NPO法人宇佐美江戸城石丁場遺跡保存会の友人に写真を送ったところ、次の返事がきました。
 自称「石ころ研究者」といたしましては、わくわくするような報告であります。門柱の石は、間違いなく「築城石」として切り出した「角石」(石垣の角の部分に仕様したもの)か「角脇石」(角石の側に二番目に積む石)だと推測されます。角石の規格は、おおよそ 115×160×390p位なので、それよりも小ぶりな「角脇石」の可能性の方が高いと思われます。校庭の「石」は、「築石」(つきいし)、「平石」として、切り出した「築城石」だと思います。実際に見てみないとなんともいえません。冒頭に、「間違いなく…」と書きましたが、岩石学に詳しい方が、どの石も「伊豆の安山岩」であると分析をされれば、「確実」ということになります。
 三戸浜の砂浜に大きな石があります。地元ではサンコロ石あるいはカンコロ石と呼び江戸城の築城石といわれています。当時、伊豆方面から切り出された石が運搬船の難破などにより流れ着いたといわれ、江戸まで築城石を運んだ厳しさが想像できます。浦賀にある燈明堂の石垣は、江戸城築城のときに余った石材を流用したものと考えられています。これも関心がなければ見るものにとってはただの石です。江戸城築城石は、歴史や文化の成り立ちを知るうえで貴重な歴史文化遺産といえるのではないでしょうか。
 
岬陽小学校 校門
*岬陽小学校 校門
 
 

2012/ 8/10











歴史が結ぶ伊東の森と逗子の海
宇佐美「江戸城石丁場遺跡」と逗子「不如帰の碑」

 


 今から約400年前、徳川家康が江戸に幕府を開くに当たり江戸城の大改修を諸国の大名に命じました。この時、石垣に使う大量の石の調達を命じられた西国大名は、伊豆半島の海岸地帯から石を切り出し船で江戸まで運びました。その時の跡がそのまま400年の間伊豆半島のいくつかの場所に残っています。
 あるとき、友人に伊東市の宇佐美にある江戸城石丁場遺跡を案内してもらいました。静まり返った森の中にある「築城石」には、大名家の印だと思われるもの、その家臣の印だと思われるものや実際に仕事に従事した石工の印ではないかと推測されるものもあります。石を割った後のある「矢穴石」なども無数に残っています。山から石を運び出した「石曳道」もそのまま残っています。硬い石を割り運び出す仕事はたいへんなことだったと想像され、当時のことが忍ばれます。
 切り出された石は海岸まで運ばれ石船に積まれ、相模灘を通って江戸湾まで行き江戸城の現場まで運ばれます。重い石を積んだ石船は、嵐にあって沈没した船もあったそうです。江戸城まで行き着くことができなかった伊豆の石が今でも相模湾の海底に沈んでいます。
 逗子海岸から見える海中にあるのが「不如帰」の碑です。5月の大潮のときには磯が現れ碑のそばまで行くことができます。秋には真っ赤な夕日が石碑を照らします。海中に徳富蘆花の兄、徳富蘇峰の筆による「不如帰」の碑が建てられたのは1933(昭和8)年です。この碑に使われた石材は大崎の先にころがっていた鍋島石です。江戸城を築くために九州鍋島藩が伊豆から運んできた石垣用の石が、船の難破で大崎の海に落ちたと伝えられています。歴史が結ぶ伊東の森と逗子の海、宇佐美「江戸城石丁場遺跡」と逗子「不如帰の碑」は、貴重な文化遺産です。
 現在、NPO法人宇佐美江戸城石丁場遺跡保存会は、文化財は国民の財産であるとの視点に立って、多くの方にこの遺跡のことを知ってもらおうとその保存と活用に取り組んでいます。ホームページは、「宇佐美江戸城石丁場遺跡」で検索できます。ご覧ください。  
 
 
 

2012/ 7/27











絵を見る楽しみ…そのきっかけは

 


 あるとき、団体旅行の自由時間に、絵の好きなAさんに誘われて秋田市の平野政吉美術館を見学しました。ここにはフランスで活躍したあの藤田嗣治の作品がたくさんありました。Aさんは、「この裸婦の乳白色は藤田嗣治の独特の白です。この乳白色の作り方は誰にも教えなかったようです…」など、分かりやすく教えてくれました。透き通るような肌の裸婦「眠れる女」を見ていると新鮮な感動を覚えました。この作品は、1931年、藤田嗣治が夜行列車で秋田まで抱きかかえてきたというエピソードを知りいっそう興味深いものとなりました。
 Aさんの説明がきっかけとなり絵に関心を持つようになりました。現在は、ときどき美術館に行き心打つ絵に出会うのが楽しみです。絵が好きになるきっかけは人により違うと思います。しかし、画家の人生や何を感じて作品に表現したかを知ることにより鑑賞の楽しみがより広がるのではないでしょうか。
 今、フェルメールが描いた名画「真珠の耳飾りの少女」の来日に合わせ、「真珠の首飾りの少女」が初来日となり話題を呼んでいます。それぞれ9月17日まで東京都美術館と国立西洋美術館で公開されています。
 当会館では、「フェルメールからのメッセージ」と言うタイトルで教養セミナー(9月2日14時)を開催します。講師は人気キュレーター林綾野さんです。絵に描かれていた17世紀オランダの暮らしの様子、フェルメール自身の家族構成や生活環境、食生活まで想像力を広げ、画像を見ながら作品を解説します。この機会に、人々を魅了してやまない幻の画家フェルメールからのメッセージを紐解き、鑑賞の楽しみを広げていただければ幸いです。
 
 
 
 

2012/ 7/13











ホームページ担当者の悩み
〜ブラウザによる見え方の違い〜

 

 
 横須賀三浦教育会館の運営にはボランティアスタッフがかかわっています。ホームページ担当者もボランティアで専門家ではありません。ホームページは2008年9月1日開始しましたが、続けるのはなかなか難しいものです。その理由の最たるものに掲載する内容が尽きてしまうことがあります。
 しかし、教育会館のホームページでは、そういう心配はありません。毎月イベントが入り、その広報や報告を次々と掲載することができます。問題はホームページに対する知識・理解が決定的に不足していることです。そのため、ご覧いただいている皆さんのすべてがこちらの見てほしい形では見ることができていないのではないかと危惧しています。
 印刷物であれば、印刷した形そのままが読者の見る形になります。ホームページの場合は、インターネットエクスプローラーをはじめとするブラウザ(ホームページ閲覧ソフトウエア)が、ホームページを記述しているHTMLというプログラム言語をどう解釈して表示するかによって決まってきます。同じホームページを見ていてもブラウザにより見え方が違ってしまいます。現在はインターネットエクスプローラー8で表示を確認しています。バージョンアップの際など見え方が変わったことにお気づきの方も多いと思います。
 具体的には、「レイアウトが崩れている」「ページから外れたところに文字や画像がある」などです。専門家ならそういったブラウザの種類の違いやバージョンの違いを目立たなくする知識や技術をお持ちなのでしょうが、そうでない者にとっては難問です。何とかしたいとは思い改善していますが、今のところ決定的な解決はできていません。未対応の部分については技術の未熟のためです。解決策を模索していますのでご理解をいただければ幸いです。今後も、みなさまに親しまれるホームページにしていきたいと思います。
 
 
 

2012/ 6/22











「三浦半島地区退職教職員の会」創立20周年

 
 2012年は、「三浦半島地区退職教職員の会」創立20周年です。
 「三退教」の歴史を思うとき、第一に、長年にわたり会長を務めた第二代会長の長山総一郎先生を思い出します。先生は誰にでもざっくばらんに接し笑顔を絶やさなかったからでしょうか。多くの教職員・保護者から慕われていました。教育会館にお出でになり話す機会にも恵まれ、いつも温かい空気を残していただいたことが良き思い出となっています。
 活動については、役員の方の献身的努力と会員の協力により今日まで会員の親睦と地域文化の発展の実績を積んできています。
 その第一は、「三退教」文化展です。退職教職員の絵画、書、写真、パッチワークなど趣味で作成した作品が展示されます。作品の出来栄えが目的ではなく、気軽な発表の場となっており、年に一度の発表を楽しみにしている方もいます。鑑賞には会員や現職の教職員をはじめ市民の方も足を運んできます。会員にとっては交流の場ともなっており旧交を温めている姿も拝見できます。
 第二は、年二回発行の機関紙「みうら」です。編集委員の方の綿密な計画と執筆者の協力により会員に親しまれる魅力的な内容になっています。執筆者の名前を見てなつかしくなり文章を読み始めることもあります。身体が不自由で外に出られない会員の方から「みうら」を楽しみに読んでいますと言う声も聞こえてきます。なお、結成当初から「三退教」のため力を尽くされた中村勝彦さんの「川柳一年」には胸が痛みます。
  「三退教」の活動の拠点が横須賀三浦教育会館になっていることも誇りに思っています。現在、7月12日(木)から17日(火)まで開催する文化展の準備が進められています。今年も多彩な作品が展示されるのを期待し、市民の方にも楽しんでいただければ幸いです。

2012/ 6/ 8











もう一つの天体ショー金星太陽面通過

 
 5月21日、学校によっては、全校児童による金環日食の観察会が行われ、世紀の歴史的な天体ショーにわきました。逗子市では、7時半ごろになると薄い雲を通して金環日食のリングが見えました。ときどき雲の間に太陽がのぞくと三日月の日食もはっきりと見られ、子ども連れの家族から「見えた、見えた」という声も聞こえてきました。今回の金環日食は、広く各地で楽しむことができたようです。日本の広い範囲で見えたのは平安時代の1050年以来です。
 6月6日、もう一つの天体ショー、太陽の表面を金星が黒い点となって動いていく様子を観察することができます。次回は105年後の2117年12月11日です。幸い日本では金星が太陽に入ってから出て行くまで全経過を観測できます。東京を基準にすると金星が太陽に入り始めるのは午前7時10分頃、太陽の中心に近づくのが10時29分頃、太陽と金星が離れるのは午後1時47分頃になるそうです。是非とも観察したい天体ショーです。家族や友だちと観測するのも感動が共有でき良き思い出となると思います。
 金星の天体ショーというと、1989年12月2日、逗子海岸で金星食を見たときのことが強く印象に残っています。夕方になると三日月の近くを大きな金星が輝き、午後5時18分頃になるとスーッと月に消え、しばらくすると三日月の下方から美しく光り輝く金星が現れおもわず歓声をあげました。暗くなった海岸で12人の4年生と一緒に歓声をあげた感動が鮮明によみがえります。
 観察には十分な注意が必要です。太陽を直視すると目を痛めますので、絶対に見ないでください。幸い金環日食で使用した遮光版「日食グラス」を使用することができます。連続して長時間みないなど安全第一に、もう一つの天体ショー金星太陽面通過の観察を楽しみたいものです。

        
20120521金環食(横須賀にて)

2012/ 5/25





学ぶ喜びは生きる喜び

 
 当会館では、市民によりさまざまな教育文化活動が行われ多くの方が学んでいます。その学ぶ姿はどれも活き活きとしています。幼児から高齢者まで年齢に関係なく、興味をもって学ぶことは生きるための活動であり喜びと言えます。学んでいる様子から、改めて気づき再認識することもあります。
 まもなく2歳児になる幼児と散歩したときのことです。2歳児は言葉の爆発期と言う人がいます。花を見て、「お花、きれいね」と言うと「お花、きれいね」、「白い花、きれいね」と言うと「白い花、きれいね」と言います。子犬を見て「かわいいわんわんだね」と言うと「かわいいわんわんだね」、大きい犬に会い「大きい犬だね」と言うと「大きい犬だね」と、言葉を繰り返しながら覚えていきます。改めて、興味を持ち繰り返して学ぶ大切さを感じます。
 当会館の2歳児リトミック教室では、親子でリズムに合わせておもいきり歌ったり踊ったりして楽しんでいます。親も子も活き活きと楽しそうです。新しいことができるようになる喜びを感じています。親と子のふれあいはもちろんのこと、同じ仲間と活動ができる喜びが見られます。よき指導者と仲間は、学習効果を高めます。
 大人のピアノ教室では、ピアノは初めてで楽譜も読めないと言う高齢な方が練習を始めました。始める前は不安でいっぱいでしたが、練習後は充実感を覚えるようです。なかには家での練習が貴重な時間として一日の生活に欠かせないものとなりピアノ教室に入ってよかったと実感しています。年齢に関係なく何かをやろうと思ったらおもいきって実行してみることが大切ではないでしょうか。
 当会館主催のコンサートでは、身近で一流の演奏を楽しみながら演奏家による楽器や曲目の解説などがあります。感動すること初めて知ることは新鮮な喜びです。学ぶ喜びは生きる喜びです。
 
   
        

2012/ 5/11





教育会館主催のサークル・教室で
 楽しみながら学んでみませんか

 
 市民の方の要望とご協力により、当会館主催の楽しみながら学ぶサークルや教室が年々ふえてきました。
 
1、童謡・愛唱歌を楽しむ会 現在も募集中
 月1回(第2土曜日)会費500円。元小学校音楽教師だった浦崎陽子さんの指導により和気あいあい童謡や愛唱歌を楽しんでいます。毎回40名以上の会員が参加し、「歌にまつわるエピソードなどを教えていただき、なるほどと思うことが多々あります。みんなと歌えるのも楽しみです」と言う声も聞かれます。
 
2、健康ヨガ教室 現在も募集中
 月3回(水曜日)会費3000円。毎回15人ほどの会員がインストラクターの高橋祐美子さんの指導のもと健康ヨガに取り組んでいます。ヨガは血液の循環をよくし全身の筋肉を和らげ身体のゆがみを正します。ストレス解消にも最適です。
 
3、大人のピアノ教室 現在は満席
 月2回(金曜日)会費3800円。昨年12月から初めての人や再挑戦の人が中瀬友美さんの指導のもと個人レッスンをマイペースで楽しんでいます。
 
4、親と子のリトミック教室 現在も募集中
 4月に開設したばかりの教室です。月2回(月曜日)親子で会費2000円。手代木留美子さんの指導のもと8組の親子がコミュニケーションをとりながらたくさん歌ったり踊ったりして楽しんでいます。対象は2歳児とその親です。
 
○ 今後の予定
 5月から「大人のリコーダー教室」を開催します。月2回1000円。講師はリコーダーサークル「パストラル代表」の山本典子さんです。6月からはパソコン教室・相談室を開く予定です。これらはホームページでも紹介します。ご希望の方・問い合わせは046−824−0683まで。なお、新しく教育会館主催のサークルや教室の指導者希望の方はご連絡ください。話し合いにより共通理解ができた場合は、協力してサークルや教室を開設します。
 
        

2012/ 4/27




風評被害…福島の子ども

 
 最近、人として大切なことを知らない、知らされていないことが多いと感じています。次の記事が毎日新聞に掲載されたのをインターネットで知りました。
 福島から避難の子ども保育園入園拒否というタイトルで、「自分の子供が住宅近くの公園で遊ぶのを自粛するように、近隣住民から言われた。更に、保育園に子供の入園を希望したところ、原発に対する不安の声が他の保護者から出た場合に保育園として対応できないことなどを理由に、入園を拒否されました」
 知人にこの情報を話したところ、次々と怒りの声を発しました。「保育園は、なんで保護者に説明できないの?対応できないの?」「弱い者いじめだ」「子どもの人権を守るのが保育園ではないか」「自分が避難する立場だったどうするの?」「傷ついて避難してきた人を温かく迎えてやるのが人間でしょう」、多くの人はこのように考えると思います。
 風評被害はなぜ起こるのでしょうか。その要因を武田邦彦氏は、原発事故が起きたときNHKが政府のコメントとして「この程度の放射能であれば大丈夫」「ただちに健康への影響はない」と言うコメントのみを紹介している。この事例から風評被害は正しい情報を伝えないことにより起きると述べ、風評被害をなくすには正確な情報を提供する必要があると述べています。
 東電と政府が安全と言い原発を強力に推進してきた安全神話が崩れたこと、その後の言動に国民の信頼を失ったことも大きな要因と言えます。朝日新聞の3月11・12日の世論調査によると、原発に対する政府の安全対策については「信頼していない」と言う人が80%と不信感が強くなっています。
 今こそ、東電と政府は原発事故の責任からも情報の全面開示を行うべきです。国民は正しい情報を収集して風評被害を起こさない安全安心な社会の実現のため努力したいものです。それにしても、大飯原発の再稼動をめぐる政府による対応には驚き恐ろしさすら感じている国民も多くいるのではないでしょうか。
 
        

2012/ 4/13




「3.11あの日を忘れない」事業報告
   義援金カンパ(遺児育英資金)73,600円

 

 2011年3月11日午後2時46分大地震が発生。東日本大震災から1年がたちテレビや新聞で大きく取り上げられ、改めて地震・大津波・原発事故の恐ろしさと被災された方の現実がきびしく深刻なことを再認識しました。しかし、3月11日を過ぎると潮が引いたようにマスコミ報道が少なくなりました。
 当会館は、「3.11あの日を忘れない」をテーマに次の公益事業を行いました。
 パネル展3.11あの日を忘れない「いわきの記憶」は、いわき民報社の協力により3/1から24日まで開催し、約500名の方に東日本大震災の写真を見ていただきました。合わせて、元教師の山下さんが心を込めて作ったお地蔵さんと、工房Gの角野さんの三浦の焼き物を展示し希望者に販売して義援金としました。
 3月10日、横須賀市在住のアーティストSTAND WAVEによるコンサート「幸せの歌」を開催しました。毎月被災地を訪ね音楽を通して寄り添い続けているアーティストの歌とトークで会場は感動に包まれました。
  3.11あの日を忘れない「須川展也 サックスリサイタル」は、3月11日に開催しました。最初に入場者(180名)と黙祷を捧げてからの演奏となり、サックスの音に魅了されました。須川さんは支援のため東北で何回か演奏されており、福島から高校生三人が来て対面を果たしていました。
 高齢者三人で福島の温泉に行ってきました。地元の福島民友新聞には、各学校や役場などの放射線量が掲載され、「また来るかもしれない地震、原発のある場所に住む私たちは、まだ危険の中にさらされていることを忘れないでほしい。過信が招いた現実をしっかり受け止め、一日も早く復興を進めてほしい」との記事が載っていました。
 「3.11あの日を忘れない」の事業の義援金は73,600円となりました。ご協力いただいた皆様に感謝いたします。この義援金は東日本大震災の遺児育英資金として桃・柿育英会に送ります。
        

2012/ 3/23




ピアノを楽しむ人生

 

 月2回、金曜日の午前、5階の会議室からピアノの音が聞こえてきます。昨年12月から始めた当会館主催の「大人のピアノ教室」です。
 ピアノ初めての人、楽譜が読めない人も歓迎します。ピアノを趣味として始めてみたい、子どものころ習っていたがやめてしまい楽しくやれるならもう一度挑戦したい、好きな曲をピアノで弾いてみたいなど、それぞれ希望によりレッスンを行います。この機会に個人レッスンをマイペースで楽しんでいただけたらと思います。
 現在、三人の方が練習しています。ピアノを弾くことはどんな効用があるのでしょうか。手指を使うことで脳に刺激を与え健康にプラス。楽しみを見出すことができる。豊かな感性を育てることができるなどが考えられます。レッスンを受けているお一人の方から次の感想をいただきました。
 「長い間、部屋の隅に眠っている古い電子ピアノを思い出し、ごく気軽な気持でレッスンを希望しました。しかし、昨年12月、ほとんど弾けない自分の指を見て、すぐに自責の念に駆られることになってしまいました。ところが、やさしい先生のご指導により、最初の一曲がなんとか弾けるようになった頃からかはっきりしませんが、一日のどこかでする練習の時間がいつの間にか自分にとってとても大切な楽しい時間に変わってきていることに気が付きました。定年退職後、ずっと怠けていた脳にも良い影響なのか夜の寝つきもスムースになってきました。60も半ばでスタートしたこの手習いがいつまで続けられるか自信ありませんが、今は出来る限り楽しみながらがんばってみたいと思います」
 この感想からも、ピアノは脳の活性化、疲労回復、ストレス解消など健康にもよく生活を楽しく豊かにします。ピアノに挑戦したい方はすぐに実践です。


2012/ 3/ 9




『親と子の教育相談室』 気楽にご利用ください
グチのお相手いたします/一緒に考えましょう

 
 教育会館公益事業である『親と子の教育相談室』に寄せられる相談の内容は、例年同様「いじめ」「不登校」が少ない一方、「子育て」「学校の対応」の二つで半分を占めています。相談者の中心は、相変わらず周囲に相談相手がなく夫や近親の協力・支援が得られずに、一人で悩み苦しんでいる若い母親です。事情から孫を引き取っている、高齢者からの相談も目立ちます。
 保護者にとって、相談しにくい又どこに相談したらよいのかわからないといった内容が多いのが、当相談室の特徴といえるでしょう。電話相談が主ですが、最近では来室も増加しています。
 子どもが学校から持ち帰る『教育相談室』の案内チラシを見て電話をかけてくる方が多いですが、会館ホームページで知った方もいると思われます。時に患者が医師にかかるのに勇気を要するように、相談者も子どもに関する悩みに加えて、相談するか否かを悩んだ末の電話・来室でしょう。
 相談員は、そんな相談者の思いをしっかりと受けとめて、暗く重い声で始まる長時間、そして時に複雑で多岐にわたる話に、じっと耳を傾けます。その悩みや苦しみ・怒りに共感すると共に、同時に話の内容を冷静かつ客観的に把握し分析する、難しい対応が求められます。
 ここで大切にしていることは、先ずは相談者の話をじっくりと「聴く」こと、そしてすぐに相談員が解決方法を示すのではなく(実際には解決方法がすぐに見い出せない事例が多い)、一緒に考えましょうという姿勢です。教員経験や人生経験からのアドバイスや第三者としての見方や考え方等を示して、可能な限り相談者自らが解決の方向性を少しでも探れるようにしています。相談者に冷静さや正確な理解を求めることや、1時間以上に及ぶような相談では、際限が無い程の多くの語りの中から、相談したい内容を具体化させることがポイントとなります。ケースによっては公的な相談機関を紹介しています。
 長時間の相談の最後に、「聞いてもらえて少し気持ちが楽になりました」「子どもをもう少し見守りたいと思います」「親としてもう少し頑張ります」「また相談に乗って下さい」・・・・・と、明るさを少し取り戻したような声で電話が終わると、相談員の気持ちも楽になります。
 「グチのお相手いたします」「一緒に考えましょう」との当『教育相談室』の姿勢が、悩める保護者特に若い母親を支援する上での基本点であるということを、改めて確信しています。身近で気楽な話し相手・相談相手としての役割を引き続き果たしてゆくことが、ますます重要だと感じています。
 この【事務局雑感】をご覧の皆様、周囲に子育て等で悩んでいる方がいましたら、ぜひ教育会館『親と子の教育相談室』の利用をおすすめ下さい。
 <当ホームページ中の「教文研事業(教育相談他)」をご覧ください>

2012/ 2/24




とうとうやって来た少女像

 
 上町の横須賀教育会館から日ノ出町の横須賀三浦教育会館として2002年1月に建設されてから10年が経過します。建設当時から当会館の「平和と子どもの幸せ」を願うシンボル的な彫刻がほしいという声がありました。
 平和を願う像と言うと、広島の平和公園の「原爆の子の像」を思い出します。三脚ドーム型の台座の頂上に折り鶴を捧げ持つ少女のブロンズ像が立ち、平和な未来への夢を託しています。左右の少年少女の像は明るい未来と希望を象徴しています。像の下に置かれた石碑には、「これはぼくらの叫びです これは私たちの祈りです 世界に平和をきずくための」という碑文が刻まれています。塔の内部には、少年少女たちの気持に感動した湯川秀樹博士の筆による「千羽鶴」、「地に空に平和」の文字が彫られた銅鐸を模した鐘がつられ、その下に金色の鶴がつるされ、風鈴式に音がでるようになっています。
 当然のことですが、平和なくして未来に生きる子どもの夢も希望も望めないのは明らかです。平和とは単に戦争のない社会だけではなく、一人ひとりの市民が安心して生活できる社会の実現です。日常的に放射能の恐怖にさらされ、子どもの未来に不安を感じる社会は平和と言えるでしょうか。
 昨年10月、工房G作品展がホワイエで開催され、彫刻・陶芸・アクセサリー・三浦焼き(陶芸)が展示されました。神奈川県初の地元だけの素材で制作した陶芸(三浦焼き)も30年ぶりに展示され好評を博しました。その中に小さな木彫りの少女像があり目を引きました。題は「はじめまして」とあり、純真な子どもの世界を思い制作したそうです。そこで、当会館の「平和と子どもの幸せ」を願うシンボルとして少女像を設置するため寄贈をお願いしました。
 その少女像が1月30日にとうとうやってきました。現在、少女像の台を制作中です。3月1日からの「3.11あの日を忘れない」事業に合わせて設置し「平和と子どもの幸せ」を祈念したいと思います。
 

2012/ 2/!0




3.11あの日を忘れない 東日本大震災

 
 2011年3月11日午後2時46分大地震が発生。大津波が襲い東京電力福島第一原子力発電所の事故が追い打ちをかけ大災害となりました。多くの人の命を奪い住宅や故郷まで破壊してしまいました。今も行方不明者3380人(1月20日現在)行方が分からない子どもを探す親、職を奪われ途方にくれる人、放射性物質による汚染問題や進まない原発保障、遊ぶ場もなく友達のいない仮設住宅の子育てなどが報道されています。被災された方の現実は問題が多方面にわたり想像以上にきびしく深刻です。これが東日本大震災です。
 この三浦半島でも東日本大震災に対し何かしなければと考えている人はたくさんいると思います。当会館として何ができるか考え、3.11東日本大震災を忘れないことを基本に次のことを行うことにしました。
1 パネル展「いわきの記憶3.11あの日を忘れない」
*日 時 3月1日〜24日(日祝は休み)9:00〜17:00
*場 所 横須賀三浦教育会館 *協 力 いわき民報社
・いわき民報社発行の東日本大震災特別写真集「いわきの記憶3.11あの
 日を忘れない」を販売(1300円)一部義援金となります。
・義援金箱を設置し、遺児育英資金として桃・柿育英会に送ります。
・元小学校教師の山下幸子さんが一針一針心を込めて作ったお地蔵さんを
 展示します。希望者に販売し、桃・柿育英会に送付します。
2 3.11あの日を忘れない「須川展也 サックスリサイタル」
*日 時 3月11日(日) 開演14:00
*場 所 横須賀三浦教育会館 問い合わせ824-0683
・チケット代の一部を遺児育英資金として桃・柿育英会に送ります。

 震災遺児は1500人以上になります。厳しい環境の中で不安にかられながら懸命に生活しています。「3.11あの日を忘れない」の事業が、この子らを少しでも励まし支える資金の一部になれば幸いです。

2012/ 1/27





地域住民の声を生かす公益事業に

 
 2012年度事業計画の企画立案を始めました。その基本は公益財団法人横須賀三浦教育会館の特色と地域住民の声を生かすことです。日常的に来館者やアンケートなどから要望と期待が寄せられます。その声をできるだけ生かし具体化したいと考え取り組んでいます。
 その第一が「子育て支援事業」です。近隣には高層マンションが建設され、乳幼児のいる家庭がたくさんあります。「行政」が子育て事業を開催している場所まで乳幼児をベビーカーで連れて行くのは大変で、さらに抽選で当選しなければ参加できないのが実態です。そこで、期待に応えるため4月から2歳児を対象に「親と子のリトミック教室」を開催することとし準備を進めています。暑い夏にも乳幼児の居場所をとの声があり検討課題としています。
 第二は「教育会館ふれあいコンサート」です。出演者と住民の理解と協力により充実し親しまれてきています。近くで演奏者の雰囲気を感じながら聴けるのが当会館ホールの特色です。「この会場が好きです」という方も増えています。今、来年度の出演者を決めるため要請しています。映画「おくりびと」のテーマ曲のソロを担当するなど人気、実力ともに注目を集めている古川展生(チェロ)さんに快諾をいただき11月25日に開催します。古川さんについては、数年前から市民の強い要望がありやっと実現できるという思いです。
 あの東日本大震災から一年が近づいてきました。震災遺児は1500人以上となっています。福島県のいわき民報社は、東日本大震災特別報道写真集「いわきの記憶 3.11あの日を忘れない」を発行しました。いわき民報社の了解をいただき「いわきの記憶 3.11あの日を忘れない」のパネル展(3月1日〜24日)を開催します。同時に、桃・柿育英会の東日本大震災遺児育英資金の趣意書に賛同し義援金箱を設置します。みなさまのご理解と協力をお願いします。
 
   
 

2012/ 1/13





お地蔵さんカンパによる義援金のご報告

 

 悪夢の2011年も終わろうとしています。
 大震災で震災孤児となった子は1500人と聞いています。そして亡くなった学童も数知れず、その中でも石巻市立大川小学校では74人もの児童が犠牲となりました。教職員も犠牲になりました。今、あとで考えれば地震のあと津波が襲うまで30分もあったんだから高所へ逃げることは出来ただろうと思いますが、あまりにも大地震のショックでその判断が出来なかったのだろうと思います。
 どんなに苦しかったろう。どんなに恐ろしかったろうと思うと涙がとめどもなく流れました。そして、鎮魂の何が出来るだろうかと考えました。それがお地蔵さん作りとなりました。夢中でお地蔵さんを作り続けました。可愛いお地蔵さん一体一体に「あの世で幸せになってね」と祈りを込めました。74個を大川小学校に届けたかったのですが、「混乱しているので…」と丁寧ながらお断りされました。
 「どうしたらいい?」と考え、横須賀三浦教育会館に相談したところ、「そのお地蔵さん、山下さんの気持ちに協賛して下さる方に買っていただき、そのお金を義援金として送ろう」とおっしゃって下さったのです。そこで、教育会館で活動するサークルの方に協力いただきあっというまに買っていただけました。その後、最もこの主旨を生かせる桃・柿育英会と言う団体に義援金(3万5千円)として送って下さったのです。私の気持ちが多くの皆様のご協力で生かされたと思いますと感謝で一杯です。ほんとうにありがとうございました。

*上記の報告とお礼は、山下幸子さん(元小学校教師)の東日本大震災に対する思いと行動です。最後に「ひとりの手」の歌詞が掲載されていました。改めて、人としての想像力と行動力の大切さを教えていただきました。ご協力いただいた皆さんに感謝いたします。
   
 

2011/12/23





楽しく歌いましょう 気分がすっきりします
        〜会には いつでも入会できます〜

 
 公益事業の「童謡・愛唱歌を楽しむ会」は、月1回第2土曜日(1回500円)に開催し、先月の11月で50回を迎え5年目に入りました。スタート当時は13人でしたが、昨年から今年にかけては40人前後の方が参加しています。会の目的は、地域の方が、懐かしい歌、思い出の歌を共に歌うことで楽しさや喜びを味わい、日々の過ごし方に元気が出るようにすることです。
 始めの頃は遠慮がちで声の出方がもう少しでしたが、最近は一人ひとりがたっぷり声を出し、簡単な合唱にも取り組めるようになりました。男性も参加するようになり、男声が響くと楽しい雰囲気になります。男性がもう少し多く参加してほしいと期待しています。
 
♪参加者の感想
@カラオケではなくピアノ伴奏で歌えるのが楽しい。
A童謡や学生時代に歌った歌を歌うときは、即座に当時に戻った気分にな
 れるのがいい。
B曲にまつわるエピソードや時代背景を知ることができる。
Cリズム遊びや脳トレーニングゲームも楽しい。
Dカラオケより大勢の方々と声を合わせて歌う方が楽しい。
 
 友だちと連れだって来られる方、一人で参加されている方、年齢も40代から80代の方々までと世代も幅広く、会を重ねるうちに、1か月に1回の出会いでもだんだんうちとけて話が弾みます。終了時には連れ立って笑顔で帰る様子も見られます。
 会を指導しているのは浦崎陽子さん、伴奏は遠藤芙美子さんです。浦崎さんは、「私も会員の皆さんに支えられて、手さぐりながら、勉強する機会をいただき感謝しております。これからも笑顔と歌声と元気づくりのために皆さんと共に楽しみながら頑張ろうという気持ちでおります」と述べています。会を充実させるため、お二人で熱心に研究と練習に励んでいる姿も見られます。「童謡・愛唱歌を楽しむ会」のさらなる発展を期待します。
 
 

2011/12/ 9









公益財団法人として一年 特色ある公益事業の創造

 
 公益法人制度は、約115年ぶりに大改革が行われ2008年12月1日より新制度が施行されました。当会館は2010年11月24日神奈川県知事から公益財団法人として認定され、12月1日より公益財団法人横須賀三浦教育会館として新たなる出発をして一年になります。
 主催事業については、アンケートなどから市民の声を生かしつつ特色ある公益事業にするため創意工夫し改善してきました。
 コンサートの開催は、市民が身近で生の音楽を楽しむ「教育会館ふれあいコンサート」から、子どものときから生の音楽に触れてほしいという願いの「親と子の名曲コンサート」、地元出身の若い音楽家によるコンサートと拡充を図りました。最近は演奏者の息遣いが感じられるこの会場が好きと言う方も増え、世界的なヴァイオリン奏者の徳永二男氏からも評価をいただきました。
 年に4回開催する教養セミナー「やさしく楽しく学ぶキリスト教文化」は、世界の文化、宗教、歴史、地理に精通する中屋雅之氏が映像を使ったテンポのよい説明により好評を得ています。横須賀出身ベルリン在住フリージャナーリストの中村真人氏の「ベルリンの壁は何だったか?」は、豊富な写真と現地で出会った人々の貴重な実話をもとに行われました。参加者も116名と盛況でした。
 その他、アナウンサーグループの朗読スイミーによる朗読音楽ライブ「龍馬が愛した女・お龍」は、お龍が晩年を過ごした横須賀の地で、龍馬や激動の幕末を彷彿させる和楽器演奏と共に語られ魅了しました。工房G展は、彫刻・陶芸(30年ぶりに展示した三浦焼きなど)アクセサリーを展示しました。展示会は市民で賑わい600人以上の市民が鑑賞されました。
 当会館の目的は、三浦半島地区の教育文化の発展に寄与することです。今後も、いっそう特色ある公益事業の創造に取り組み、地域住民に親しまれる教育会館にしていきたいと思います。

 

2011/11/25









想像力を育む 朗読音楽ライブ
〜12月18日開催「クリスマス物語プレゼント」に期待〜

 
 人間は、自分が経験しないことも学び理解することができます。他人の心を思いやり状況を想像する力を持っています。人としての想像力の欠如から他人の命を奪うなどの事件がしばしば報道されています。東日本大震災に関して、政治家が被災者の気持ちに反し、不当な言動をして大臣を辞任しました。何が被災者のためになるか想像力を働かせ被災地に行って懸命にボランティア活動をする人もいます。
  朗読音楽ライブでは、話の流れを想像し、次はどうなるのだろうと想像を膨らませ、豊かな想像力を育みます。昨年の朗読音楽ライブ「かけがえのない命の物語」でも次の感想をいただきました。
「忙しい毎日で一人息子(4)ともゆっくりかかわれない毎日でしたが、二人でゆっくりお話を聞かせていただき、どきどきうるうるしながらお話に引き込まれ大変心が満たされています。「絵」のないお話で息子は分かっているような分かっていないような・・・様子でしたが、日ごろは映像にたより自分で想像する楽しさを感じていないと思いました。これからは、自分でも絵のないお話で息子と向かい合うよう努力したくなりました」
 10月16日開催した朗読音楽ライブ「坂本龍馬が愛した女・お龍」では、長谷川さん松井さんのお龍さんになりきった朗読に魅了され会場は感動に包まれました。「身近でプロの朗読を聴くのは初めて、情景が浮かんでくるようで最後は泣けました」など感想が寄せられました。
  芸術文化は想像力を涵養します。身近で芸術文化にふれるようにすることこそ、市民にとって地域社会にとって想像力を豊かにします。想像力の豊かな市民と地域社会こそ平和で安全な社会を築く基になるのではないでしょうか。12月18日開催の朗読音楽ライブ「クリスマス物語のプレゼント」にご期待ください。アナウンサーグループのスイミーによる朗読は、子どもも大人も楽しむことができます。
 


2011/11/11








三浦半島の活断層が危険 地震が迫る
     〜10月24日、避難訓練(地震)実施〜

 
 東日本大震災の恐ろしさが鮮明に思い出されます。7月11日には、政府の地震調査委員会より、東日本大震災の影響で、三浦半島の3か所の活断層が危険な状態になっているという報告がありました。活断層は武山(横須賀市)、衣笠・北武(横須賀市・葉山町)、断層群南部(三浦市)です。最大でマグニチュード(M)6,7程度の地震が予想され、30年以内に地震が起こる確率が最大11パーセントと評価されました。これには三浦半島の住民も驚いたと思います。
 10月24日、関東近海において震度6以上の地震が発生、大津波警報が発令されたことを想定し地震・津波による避難訓練を実施しました。目的は、地震発生時の人的被害を最小限に留め防災意識を高めることです。具体的には、ホールや会議室を利用する市民がいるため、利用者の安全確保や避難誘導が求められます。館内放送で「その場近くで身体の安全を確保してください」「大津波があるので誘導係りの指示に従って屋上に避難してください」と指示。実施によって、安全ゾーンの確定など課題が明らかになった点があります。
 1981年大幅な見直しを経て改正されたのが現行の新耐震基準です。新耐震基準で建てられた建物であれば倒壊はしないと言われています。当会館は2001年12月に建設。新耐震基準の建物であり海も近いところから、6階の屋上に避難するのが適当と判断し避難場所としました。
 防災システム研究所所長の山村武彦氏は、「地震発生時の安全行動は、地震の小さな揺れを感じた時に心の緊急スイッチを入れ、最悪のシナリオを想定して直ちに転倒落下物から離れること。そして、出入り口を開け避難路を確保し安全ゾーンに移動して揺れが収まるまで待つこと」と述べています。「安全は誰かが与えるものでなく自らが努力してこそ得られるものなのだ」という言葉も教訓にしたいと思います。



2011/10/28








工房Gの角野さんと仲間たち
    〜よみがえる三浦焼き〜

 
 10月に入って工房Gを訪れました。三浦市初声の県道を海よりに入り奥まった所にあります。工房の後ろは小高くなっており、前は畑でサツマイモの葉がしげっていました。小さな山小屋風の建物は豊かな自然に囲まれ、角野さん自慢の窯があり三人の女性が轆轤(ろくろ)を回し製作中でした。木造りの太い梁が目立ち、棚には陶芸や彫刻など素朴な作品が並んでいます。
 三浦市の中学校美術教師だった角野さんは、生徒たちに慕われていました。体育祭での出場者紹介のアナウンスで、「角ジイこと角野先生を先頭に入場です」と言ったときみんながわっと沸いたそうです。そのことがきっかけで角ジイは教師時代の愛称となりました。全力で取り組んだ教師時代を懐かしんで当時の角ジイの愛称を使い工房Gと名づけました。
 工房Gには、中学生から高齢者までいろいろな人がやってきて自分の好きな作品を作ります。「メンバーが好きなことを選択してやる」のが方針です。それぞれが陶芸やアクセサリーなど独自の作品作りにとり組み仲間の絆も自然と深まります。激務から開放され、好きな焼き物や彫刻などに取り組む穏やかで温かい角野さんの人柄も関係するのでしょか、メンバーはみんな温厚です。
 角野さんは、独特な雰囲気を持った魅力的な人です。2年前に念願の工房Gを開設し、「自分の好きなことができる」と明るく言います。三浦市内の材料で製作する「三浦焼」も30年ぶりに復活させ発展させたいと工夫を重ねています。
 当会館で10月24日から31日まで「工房G作品展」を開催します。工房Gメンバーの作品を多くの市民の方にご覧いただければ幸いです。
 



2011/10/14







魅力的な教養セミナー講師、中屋雅之氏

 
 イスラム世界の基礎的なことを学びたい人がいるのではないかと、2009年10月18日、第1回「やさしく 楽しく学ぶ イスラムの世界」を開催しました。当日は64名の方が参加され熱心に学習されました。その後、イスラム文化を3回、キリスト教文化を4回開催しました。わずかな期間に回数を重ね、そのたびに盛況というセミナーは異例です。
9月17日開催した次のアンケートからも講師中屋雅之氏の魅力が分かります。
*以前旅行したトルコなどの歴史的背景が分かり、苦手な世界史が身近に感じられてきました。キリスト教文化、とても興味深いです。「キリスト教巡礼の旅」に行けなかっただけにスライド写真がとても良かったです。
*旅行で見たこと、「あ〜、そうだったのか」と思いをめぐらすことができ嬉しかったです。はっきりした声、話し方、とてもよかったです。
*世界史は受験勉強で大きらいになりましたが、きょうの話はアクビ一つすることなく楽しめました。キリスト教についても知識がなかったのですが少し興味をかきたてられました。画像も珍しいものをたくさん見せていただきました。
 魅力の第一は、世界の文化、宗教、歴史、地理に精通していることです。第
二は海外旅行(添乗暦)の経験豊富なことです。第三は分かりやすく説明することです。中屋氏作成の映像とテンポの良い話し方も興味を引き出します。これらがセミナーの魅力となり盛況が続くものと思われます。
 次回セミナーは11月5日(土)、午前10時開催です。仏教を含めた「世界三大宗教」、その他の宗教や聖地についても説明します。中屋氏が選んだ「一度は訪れたい世界の聖地ベスト10」も紹介します。
 申し込み(824−0683)



2011/ 9/23






坂本龍馬の愛した女 「お龍」

       〜横須賀で晩年を過ごし眠るお龍、
               波乱に満ちた人生を朗読と和楽器で紡ぐ〜

 
 昨年、浅草のアミューズ・ミュージアムで坂本竜馬の愛した女「お龍」をテーマに朗読音楽ライブを開催し好評を博したと、出演された長谷川直子さんから伺いました。ライブ開催に当たっては、書籍や文献をはじめ、坂本龍馬やお龍ゆかりの地、高知、京都、横浜、横須賀で取材を行い準備したそうです。お龍が人生の後半生を過ごし信楽寺に眠る横須賀で開催することが相応しいと、当会館で開催することにしました。 
 激動の幕末に、日本の夜明けを信じて短い生涯を駆け抜けた坂本龍馬。その誕生から175年を経た今、龍馬ブームが沸き起こっています。当時の青年達の世直しの心意気が、多くの人たちの気持ちをつかんで離さないのでしょう。ところで、龍馬は人懐こい笑顔と身分の上下なく接する優しさから女性に好かれたといわれます。
 妻「龍」は京都の美しい女性ですが、龍馬との結婚生活はほんの短いものでした。時代の波に翻弄されながらも国事に奔走する龍馬の帰りをひたすら待ちつづけ、寺田屋では捕吏に追われる夫を命がけで守った女として知られています。
 龍馬を支えた彼女はどんな女性であったのでしょうか。また、龍馬が33歳で刺客に倒れてから、妻のお龍は、66歳で亡くなるまで、どのように暮らしていたのでしょうか。お龍は世間から身を隠し、名前も変えて各地を転々とした末、横須賀の地でひっそりと亡くなったのです。時代のしがらみの中で、自由に、奔放に、そして一筋の愛に生きた女「お龍」。男たちの影で、幕末の時代を生きぬいた女たちもまた、波乱に満ちた人生を送ったのです。
 朗読グループ・スイミーは、女性だけのグループの特色を活かして、幕末の風雲児坂本龍馬を女の視点から朗読と和楽器の演奏音楽で浮き彫りにしたいと考えました。お龍が晩年を過ごした横須賀の地で、龍馬や激動の幕末を彷彿させる和楽器演奏と共に語られるお龍の人生はきっと聴く人を魅了することでしょう。  


2011/ 9/ 9






福島の子どもたちの声に耳を傾けたい

 
 福島の子どもたちは原発事故の影響でつらい日常生活を強いられています。8月17日、その小中学生が「安心して暮らしたい」と政府に訴えている動画を見ました。この福島の子どもたちの声に耳を傾けたいと思います。

*官僚のみなさんへ、わたしたち福島の子どもたちは、原発事故以来ずっと外遊びをしていません。早く除染をしてください。原発事故で避難をする人は学校の友だち、家などを奪われました。責任を取ってください(小学5年生)
*福島の子どもたちがプールにも入れず、マスクをして登下校しているこの状況を安全だと言い張る政府に、私はとても疑問を感じます。今まで法律で決まっていた数値を何十倍にも引き上げて、それが安全だと言われても私には信じられません。そんなやり方は私たち中学生の間でも通用しないでしょう。福島県民よりもお金のほうが大切なのですか?
 大人が勝手につくった原発で、なぜ福島の子どもたちが被曝しなくてはならないのか。なぜこんな辛い目にあわなくてはいけないのか。これほどの事故が起きてもどうしてまだ原発再開を目指すのか。私にはまったくわかりません。このような状況で総理大臣が代わっても良い国がつくれるとは思いません。
 私は6月に転校してとても悲しい思いをしました。友だちも泣いて別れを惜しんでくれました。そして、私の前と後にも何人かの友だちが転校して行きました。こんな風にだんだん皆がバラバラになっていくのは私たちにとって耐えがたく悲しいことです。出て行った人も、残っている人もお互いのことが心配でたまりません。ですから、私たちが学校の友だちとみんなで一緒に安全な場所に避難できるよう真剣に考えてください。そして、皆が避難している間に、学校も、田畑も、森も、山も川も、福島県全域を徹底的にきれいにする計画をたてて、それを実行してください。私の友だちを仲間たちを絶対に誰一人傷つけないでください。私たちが将来、本当に安心して暮らせるように今できる最大限の努力をしてください。よろしくお願いします(中学2年生)
*今年3年生になって、2年生のころ仲がよかった友だちが原発で避難しちゃったので少しがっかりしました。外でも遊べなくなりました。こんな生活が続くなら福島原子力発電所はなくなったほうがいいと思います(小学校3年生)
*今年の夏は去年の夏に比べて少し暑いのに、放射能のせいでプールにも入れず、また外でも遊べません。そのほかにも、宿泊学習が本当は2泊3日だったのに1泊2日になってしまいました。こんなことになるなら、はじめから原子力発電所は動かすべきではなかったと思います(小学5年生)



2011/ 8/26






笑顔で子育てをする環境づくりのために
     親子リトミックなどを検討中です

 
 乳児を育てている母親が、「可愛いが、一日中いっしょにいると嫌になることもある」「夜、寝てくれなくて睡眠不足で疲れてしまう」「離乳食を食べてくれない、成長にかかわるのではないかと心配」などの悩みを抱えています。特に、よその子ができるのに自分の子ができない場合は心配です。
 そんな時、近くに相談できる親やママ友がいる人は助かります。いない人は悩みを一人で抱え込みがちです。当会館ホールで開催してきた親子リトミックに参加していた母親から次の感想が寄せられました。
 「私も娘もサークルに参加するのを毎回楽しみにしています。音楽を通じて我が子と触れ合い、また、たくさんのお友だちと関われることで常に成長を実感できます。先生の子育てアドバイスや相談できることで気持ちも楽になり、元気に楽しく子どもと接することができているなと思います」
 リトミックは、音楽に合わせて体を動かしたり音に反応して自由に表現したりすることで、集中力や自発性、表現性などを養います。また、運動神経も高まり協調性も育ちます。親子で参加できるので、スキンシップもたくさんとりながら楽しみました。しかし、当会館での親子リトミックは、残念ですが、先生に都合がつかなくなり8月から閉鎖となりました。
 子育てにとって大切なことは、同じ子育ての仲間がいることではないでしょうか。また、子育ての経験者や相談できる人も大切です。当会館は子育ての仲間が集まる場所があります。是非、ホールなどを利用して育児や情報交換をしてほしいと思います。当会館としても、子育て環境づくりのための検討を行っています。協力いただける保育経験者の方はご連絡ください。

2011/ 8/12






夏休み 小学生は…

 
 夏休みになると、子どもたちは学校から解放されのびのびとした気分になります。一方、保護者からは子どもが一日じゅう家にいて食事の準備など世話をするため「夏休みはない方がいい、長くてうんざり」という声を耳にすることがあります。過ぎてしまえばあっという間の大切な期間です。
 夏休みは、高温多湿な時期に子どもを学校の計画的な授業などから解放し、心身に休養を与えるために設けられています。また、子どもが長期間の休業日を活用し、学校ではできない好きなことに没頭したり、読書体験・自然体験・社会体験をしたりする良い機会ともなっています。
 生活習慣を身につけるのも必要なことだと思います。子どもが4・5・6年生の夏休みに弁当の作り方を教えたという方の話が印象に残っています。指導したときは時間がかかり大変だったようですが、栄養や嗜好を考えての弁当作りは、献立を考え調理し彩りよく盛り付けるなど、子どもにとって確かな生活力をつけたこととなり大きな成長と言えます。
 3年生のときに洗濯物の畳み方を教えました。小さいうちに教えたことは習慣化してしまえば、あとで「やりなさい!」と口うるさく言う必要がなくなります。今は時間がかかっても後のために時間をかけて体得させてください。という示唆に富んだ意見を目にしました。
 夏休みは学校のように日課表がありません。子どもには自分でよく考えて日課表を作り、有意義に過ごしてほしいと思います。夏休みも健康と安全が第一です。交通事故や危険な水遊びにより不慮の事故にあわないよう家族で話し合い楽しい夏休みにしてください。

2011/ 7/22





元小学校教師からのメッセージ

 
 元小学校教師の山下幸子さんから、次のメッセージとお地蔵さんが送られてきました。当会館としても山下幸子さんの気持ちを受けとめメッセージを紹介し、お地蔵さんを販売いたします。皆様のご理解と協力をお願いいたします。
問い合わせは当会館事務局(046−824−0683)

此の度の東日本大震災では多くの子供達が犠牲になりました。
将来は
  日本の農業・漁業を担う子
  独特の機械工業を担う子
  海産物産業の将来を担う子
 多くの可能性を持っていた子供達であったはずです。東北地方の重要性を皮肉なことに、この震災で改めて知らされた思いです。このような金の卵を多く失ったことは国家的損失とも言えることです。
 教師として、子供達のすばらしさを知らされている私にとってこの事実は大きな衝撃でした。しかし、何もできないという焦燥を感じるばかりです。今は只、亡くなった子供達のご冥福を祈るばかりです。
 一針一針に思いを込めて、お地蔵さんを作りました。皆様にお買い上げいただき、それを義援金として被災地にお届けできれば幸いと思います。御賛同いただけましたら、よろしくお願い申し上げます。       
山下幸子

2011/ 7/ 8





原発事故と子どもの未来

 
 最近、気がかりなことがあります。福島の原発事故による子どもの生活と未来のことです。テレビでは、放射線を浴びないため外に出られず内遊びする子、マスクをつけて外遊びする子の姿が映し出されます。ある学校では数十キロも離れたプールに行き30分ほど泳ぎ帰ります。犠牲になっている子どもの生活に、親や学校は心配と不安がいっぱいです。
 かつて、原子力発電の安全に不安を感じつつも、日本の技術に期待し事故が起きても何とかなるだろうという思いがありました。国や東京電力が絶対に安全と言って進めるからには、事故が起きた場合でも大事にならないよう準備されているのが当然だからです。
 しかし、原発事故が起きてからの対応には誰もが唖然としました。ヘリコプターからの散水、当初の地上からの放水など素人が見ても解決に向かうはずがないと感じました。汚染水処理システムをフランスやアメリカから技術支援を受けての対応には驚きと落胆を覚えました。さらに、次々と放射能による問題が明らかになり解決のめどが立たず国民に不安を与えています。
 「ただちに影響がない」と言う言葉が繰り返されました。この言葉で安心した人がいるでしょうか。何よりも心配は子どもの未来です。子どもの20年後、30年後の健康のことを考えるからです。原発事故で牛を処分して廃業した酪農家が「原発さえなければ」と書き残して自殺した報道には衝撃を受けました。職を失い絶望の中にいる親も多く、親の悲劇は子どもの悲劇となります。
 子どもの安全と未来を築くため、国(行政)や電力会社は情報を明らかにし国民の声を聞く責任があります。学者や専門家の誠意に期待し、政治家には国民の代表として国民のため行動してほしいと思います。原子力発電をどうすべきか、今こそ主権者である国民一人ひとりが真剣に考え発言するときではないでしょうか。

2011/ 6/24





横須賀出身の若きジャーナリストと音楽家を応援

 
 急遽、横須賀出身の若きフリージャーナリスト中村真人さんの教養セミナーと下園理恵(メゾソプラノ)小泉耕平(ピアノ)さんのコンサートを当会館で開催することにしました。
*教養セミナー「ベルリンの壁」とは何だったのか?
 7月9日(土)午後2時開催。ベルリン在住10年、一時帰国する中村真人さんが「壁を克服した街 ベルリンの過去と現在」をテーマに、豊富な写真や現地で出会った人々の実話を通してベルリンの過去と現在を語ります。
 ベルリンの壁とは、冷戦の真っただ中にあった1961年8月13日に東ドイツ政府によって建設されました。一つの街がある日突然コンクリートの壁で分断されたことで何が起きたのでしょか。今年の8月、壁が築かれてから50年を迎えます。1989年11月10日に壁が破壊され市民の歓喜の様子がマスコミで大きく報道されました。歓喜の瞬間はいかにして訪れたのでしょうか。現在の状況はどうなっているのでしょうか。ベルリンの街に魅せられた中村真人さんの話を聴きにきませんか。
*コンサート「横須賀出身の2人が美しく奏でる夢の世界」
 7月16日(土)午後2時開演。浦賀小・中、横須賀市立総合高校出身の下園理恵さんと鴨居小、上の台中、大津高校出身の小泉耕平さんがユニットを組んで定期的にコンサートを開催することにしました。ユニット名はイル ソーニョ(夢)です。東京で演奏活動しているお二人が、地元の方にも美しく奏でる夢の世界を届けたいと思い立ったのがきっかけです。毎回テーマに沿った作品を取り入れた美しい音楽を届けたいと張り切っています。
 第1回は、「祈り」がテーマです。東日本大震災をはじめ今の社会状況に痛みを感じ、少しでも市民の方の癒しになるようにと決めたそうです。プログラムは、アベマリア・涙そうそう・浜辺の歌・夏の思い出・月の光・水の精・ノクターン第17番などです。多くの人に愛され癒される名曲です。
横須賀出身の若きジャーナリストの教養セミナーと地元横須賀で美しい音楽を届けるイル ソーニョのコンサートに期待し応援したいと思います。


2011/ 6/10





「石田泰尚ヴァイオリンコンサート」アンケートより
  〜運営にご理解と協力をいただき感謝いたします〜

 
○ふだんは、子連れで行けるコンサートや観劇に行くことがありますが、近場でなく遠くに出かける必要もあり値段もかかるので大変です。今回ふれあいコンサートを知り近くて安くてこんなに素敵な生の演奏が聴けてとても感動しました。繊細で情熱的で心がとても熱くなり力をもらった気がします。小4と小2の子どもたちも一緒に参加して子どもたちは弾く真似をしたりDVDを購入したりして心に残っています。
○前回の混雑で1階からという事でしたが日陰でありみんなちゃんと並んでの入場で良かったです。年老いている私には少々現代風というか難しい曲でしたがその美しさが充分伝わりました。出掛けて来ないとよりおいてけぼりになってしまうので、こうしてすばらしい曲が聴けることを心から感謝しています。設営されて下さる皆様、勿論お二人に感謝を捧げます。
*「問題は反響の悪さでヴァイオリンの美しい音色(高音)が響かず残念でした」「除湿ぐらい入れたらどうでしょう」など、会場のホールについてのご指摘をいただきました。コンサートホールとは異なりさまざまな市民が利用する多目的ホールです。ただ、音響は元N響のヴァイオリニストやヤマハの専門家に診断を依頼したところ意外と響きが良いとの評価をいただいています。マイクを通さない生の音が好評です。冷暖房等については音が大きいため演奏中はオフにしています。鑑賞いただく方には服装等に留意いただければ幸いです。
 教育会館ふれあいコンサートは、三浦半島地区の市民に生の音楽を身近で気軽に親しむ機会を提供し地域文化の発展に寄与することを目的としています。 現在、市民が演奏家とふれあい気軽に生の音楽を楽しむ場となっています。音楽は市民みんなのものです。スタッフはボランティアです。市民の力でいっそう親しまれるコンサートにしたいと思います。
 鑑賞された方から匿名でスタッフにお茶代としてお心付け(5万円)を頂戴しました。運営にご理解と協力をいただき感謝いたします。教育会館公益事業にありがたく使用させていただきます。 (「石田泰尚ヴァイオリンコンサート」報告はこちらです)

2011/ 5/27




もりか絵本原画展えほんができるまで
 「ちまちゃんとこくま」の魅力と作家もりかさん

 
 子どもは絵本が大好きです。今回は、子どもの夢がつまった「ちまちゃんとこくま」の絵本ができるまでの原画を展示します。もりかさんは、2007年MOEイラスト・絵本大賞で準グランプリを受賞。「ちまちゃん」シリーズの他に4ページ絵本の「ピジカのうみ」をMOE紙面で発表しています。
作家もりかさんの描く絵本の魅力を探るため、2011年MOE5月号より抜粋しました。

*愛らしい「ちまちゃんとこくま」を描く動機や思いは何ですか。
 姪が小さいときにピンクが大好きだったんです。お話を思いついたときは彼女のことを考えていました。最初に描いたちまちゃんは現実感のない子どもだったんですが、描いていくうちに人格を作らなきゃってなって、姪の話を思い出して肉付けしていきました。姪の思い出を入れることによって、だんだんと人間っぽくなっていったんです。

*子どものときのもりかさんは、どんな子でしたか。
 絵を描くのが一番好きでした。画家である父のアトリエの外壁が落書きの解放区になっていて、白いチョークで食べ物ばかり描いていました。別に誰に見せるというわけでもなく、頭の中にあるイメージが形になるのがうれしくて、どこでも何でも描いちゃう子でした。絵の中に登場するちまちゃんの色や柄も女の子らしさを引き立てています。裁縫好きのお母さんの影響があるようです。

 もりか絵本原画展では、もりかさんが紙粘土で製作したちまちゃんたちのおしゃれでかわいい人形やラフスケッチも展示しますのでご覧ください。

(もりか絵本原画展案内はこちらです)

2011/ 5/13





節電のために何ができるか・・・検討するよりまず実行

 
 東電は、昨夏のピーク時の電力消費量を基準にすると、原発事故により、今年は2500万キロワット(34%)の供給不足に陥る可能性があると発表しています。政府も電力不足に対応するため、企業や国民に協力を呼びかけています。この機会に、国民一人ひとりが原発をどうするかなど電力について根本的に考えることが必要です。
 当面は、まず節電を出来ることから実行に移すことが大切です。当会館としても、次の点を実行することにしました。
1 照明箇所の削減と照明時間の短縮
 照明箇所を必要最小限にすることにしました。昼間など出来る限り蛍光灯を点けないで仕事をしています。その結果、今までが必要以上に照明を使っていたことが分かりました。
2 エレベーターの使用中止
 節電のため使用中止のお知らせをエレベーターに張りました。もちろん足の不自由の人や荷物を運ぶときは利用しています。
3 ホール、会議室の利用時間を早める
 8月は利用時間を一時間早めることにしました。「サマータイム」です。効果はごくわずかかもしれませんが、照明時間が一時間減るので確実に節電できると思います。来年は6・7・8月を予定しています。
4 冷房の稼働時間の短縮と温度設定の調節
 以上、節電について話し合い実行することにしました。当会館利用者のご理解と協力をお願いいたします。家庭でも節電が必要です。まず出来ることから実行したいものです。

2011/ 4/22




美しきトランペットの響きを東日本被災地へ

 

今こそ「一人はみんなのために、みんなは一人のために」

 3月11日の大震災から4週間、いまだに安否不明者が1万7千余人と出ています。被災地ではライフラインが復旧せず、きびしい生活を強いられています。福島第一原発事故は依然として深刻で不安です。
 大震災から3日後、神戸の南京街近くでは、いち早く高校生が街頭に立ち「阪神淡路大震災では全国の皆さんに助けていただきました。今度は私たちが支援するときです」とカンパを呼びかけ、子どもから大人まで次々とカンパする光景が見られました。
 横須賀商工会議所では、ところどころに義援金のカンパ箱が置いてあり、職員は電灯や暖房のない事務所で仕事をしていました。自分には何ができるか、次の呼びかけに応じ、できることから実行してみたいと思います。

○買い溜め買い占めはやめましょう。
(被災地への流通を最優先に考えてください!)
○なるべく車の運転は控えて歩きましょう。
(救援活動にもガソリンは必要です!)
○暖房器具も極力使用しないようにしましょう。
(被災地に灯油を回しましょう!)
○電気を節約しましょう。(計画停電で被災地以外にも被害が)
○個人的に物資を送りつけないでください。
○募金をしましょう。(義援金が一番よい支援になるとのことです)

 教育会館として何ができるか、少しでも東日本被災地の力になりたいと思い教育会館チャリティーコンサートを開催することにしました。チケット代はすべて義援金とします。4月29日、公益財団法人横須賀三浦教育会館と三浦半島地区市民の気持ち、美しきトランペットの響きを東日本被災地に届けたいと思います。
 今こそ「一人はみんなのために、みんなは一人のために」みなさまのご理解と協力をお願いいたします。


2011/ 4/ 8




東日本大震災により亡くなられた方のご冥福と

 

   被害を受けた皆様に心よりお見舞い申し上げます

 2011年3月11日の東日本大震災から二週間を迎えました。連日、テレビや新聞で報道される地震と津波の悲惨な状況とその恐ろしさが次第に明らかになり被害は増大しています。寒さの中でライフラインが壊滅され水・食料すら手に入れることができずきびしい生活を強いられている人もいます。さらに、原発事故による危険がいっそう恐怖と不安に陥れています。
 親戚の家へ避難しようと言ったため、娘さんが家の外に出て濁流に飲まれ亡くなったと自責の念にかられている母親、一緒にいて妻を助けられなかったと言い無念の涙を流す夫など、悲劇としか言いようのない報道には胸が痛みます。
 一方、自らの家族も被害にあいながらも、医療品不足の中で体力の限界まで医療活動を続ける医師と看護師の姿には切なくも感動を覚えます。「どこの店にも大行列で物は不足し、電気も水もない状況でしたが不思議に思いやりはあふれていました。お互い気遣い食料を買うときには後ろに並んでいる人数を確認して商品をかごに入れました」と言う高校生。小学生「肩もみ隊」の活動。
 福島第一原発の現場で、放射能の危険と向き合い懸命に活動する方には安全を祈り感謝と敬意を表します。現在、絶対安全と言われ生活してきた周辺住民の方々は、身の回りのものもほとんど持たず避難しなければならず、先が見えず不安にかられています。悲痛な農家。そんなとき、専門家の「想定外でした」と言う言葉には、違和感と憤りを感じる人もいるのではないでしょうか。
 当会館でも、このように大きく長く揺れた地震は初めてのことです。職員は驚き呆然としましたが、エレベーターに閉じ込められている人がいないかなど確認しました。対応には反省すべき点も多く今後に生かしたいと思います。
 東日本大震災により亡くなられた方のご冥福と被害を受けた皆様のご健康をお祈りし、一日も早く復旧することを願うものです。


2011/ 3/25







横須賀市PTA協議会を紹介します。

 

   〜今こそ、学校・保護者・地域の連携が大切です〜

 横須賀市PTA協議会は、当教育会館に事務所を置き市内73校のPTA活動の向上、また教育問題等の調査・研究を行い教育環境の改善を行っています。同時に、各学校一つひとつのPTAでは解決できない共通課題等を調整し、お互いに交流しながら解決の道を探しています。
 子どもたちを取り囲む環境は、日夜変化しています。PTA協議会を構成するメンバーは当教育会館に参集し、激しく移り変わる時代に対応すべく、学校、そして子どもたちとどう向き合っていくのか考え取り組んでいます。その中で、今、重点的に力を入れている活動が二つあります。
 一つは、学校図書館の活性化と図書館ボランティアの養成です。教育委員会、図書館等と連携し、「学校図書館ボランティア養成講座」を開講し、また講演会等も開催。読書と学習の場として、子どもたちに欠かすことのできない学校の図書室を活気ある場所にし、またボランティアの方々が本の修理や読み聞かせに活躍できるよう、さまざまな活動をしています。
 もう一つは、現在子どもたちの間に急速に広まりつつある携帯電話、インターネットに関する諸問題への取り組みです。携帯電話によるいじめ等のトラブルやサイバー犯罪に子どもたちが巻き込まれるのを防ぐためには、まず保護者がその実情と対処法を学ぶ必要があります。そのための講習会を市内の全小・中学校において無料で行うため、PTA協議会の中に内部講師を養成しています。これから2年間かけて、全校で講習会を開催していく予定です。IT(情報技術)は日進月歩、保護者の勉強会も続いています。
 この二つの取り組みだけでなく、市内73校、3万2000人を越える子どもたちを取り巻くさまざまな課題と向き合い取り組み成果を上げています。今こそ、学校・保護者・地域の連携こそが問題解決にとって大切です。


2011/ 3/11







ますます大切 保護者と教師の連携

 

        〜教育相談事例から〜

 教育会館は公益目的事業の一つとして、『親と子の教育相談室』を開設しています。子育てや学校のことなどで不安や悩みを持つ相談者の「話したい・聞いてほしい」を受けとめて、相談員は〔グチのお相手いたします/一緒に考えましょう〕を基本に、良き話し相手となるよう応じています。
 毎年、子育てを中心にして学校の対応・いじめなど様々な内容の相談が電話・来室で寄せられます。相談対象者は小学生低学年の男子が多く、相談者は圧倒的に母親です。が、最近では孫を心配する祖母からの相談も目立ちます。事例からは、周囲に相談相手がなく子育てに一人で悩んでいる若い母親像と、保護者による強い学校・教師批判の二点が、特に浮かび上がってきます。
 家庭・学校での気になる行動や性格そして交友関係などに関する相談からは、子どもの扱い方(特に男子)に自信がなく、夫の協力が得られずに一人で悩み続けている、母親への支援の必要性を感じます。担任への相談を遠慮している母親もいます。担任が保護者の相談を受けとめて安心材料を提供するなど、ちょっとした情報交換や具体的な対応で解決につながるケースもあるので、保護者の不安や心配を受けとめた、学校・教師の保護者支援の姿勢が大切と思われます。
 一方、担任の指導や学校の対応に対する不信・不満から、責任と処分を厳しく追及する事例もあります。学校側が保護者の疑問や不満に対して誠意ある対応をすべきなのは当然ですが、子どもを中心に考えた解決が重要であり、例えば学級の問題を共に考え担任を支援する(学級経営支援)、経験の浅い若い教師を支援する(育てる)など、保護者側にも学校・教師支援の姿勢がほしいものです。
 教育相談を通して改めて強く感じるのは、子どもを中心にすえた保護者と教師の連携の大切さです。元気な保護者と元気な教師は、子どもにとって何よりの存在でしょう。両者による相互支援=連携が、ますます求められていると感じます。


2011/ 2/11







絵画を見るのが楽しくなるセミナー

 

        ギリシャ神話にまつわるヨーロッパの名画

 美術館では、ゴッホ・マネ・モネなど印象派の絵画には日本人の多くが興味関心をもって足をとめます。ゴッホは広重の模写をし、モネは北斎「富嶽三十六景」をもとに描いた作品を残しています。印象派が浮世絵に惹かれ影響を受けたからでしょうか。
 私たちにとってなじみの薄いギリシャ神話や聖書を題材としたヨーロッパの名画も数多くあります。レオナルド・ダビンチやボッチチェリの作品を見ても、その根底にある物語を知らなければ芸術に対する理解は表面的なものに終わってしまいます。少しでもギリシャ神話や聖書に関する知識があればどんなにか絵画を見る楽しみが広がることでしょう。
 2月19日に開催する教養セミナー(無料)、第5回「やさしく 楽しく学ぶ イスラムの世界」では、ギリシャ神話をテーマにした名画の数々を取り上げ解説します。絵画を見るのが楽しみになるセミナーです。最新のルーマニア、ブルガリア、バルト三国とサンクトペテルブルグの映像も紹介いたします。
 講師の中屋雅之(まさし)氏は、世界の文化、宗教、歴史、地理にも精通し、これまで300回を超える海外ツアーに同行。現地での詳しい解説、国内でも各地で様々な講演を行っています。日本旅行業界のツアーコンダクターイヤー準グランプリも受賞。著書に「イスラム世界を知る」「ヨーロッパの教会とキリスト教世界」があり、旅好きの多くの方から添乗員しか書けない実践的解説書として支持されています。
 旅好きな方はもちろん、先生方にも参加をお薦めいたします。


2011/ 1/28







人間としての魅力の源泉

 課題や悩みがあるとすぐにお宅に伺いたくなる先輩がいました。話をしていると心豊かになり帰りには元気が出てきます。もちろん、子どもや親、教師仲間からも慕われました。その源泉はどのようにして培われたのでしょうか。かつて、「人間としての教師の魅力」と言うタイトルの中で次の文を残しています。

 人間性が豊かで人間としての魅力も十分な教師が大勢いるのに、生徒の目から見ると必ずしもそうではない、その原因は何でしょう。教育一筋で申し分ない教師がいます。次は、その教師との問答です。
「先生はたまには、音楽会や演劇鑑賞会におでかけですか」
「ないですね、別にきらいではないのですが」
「小説なんかお読みになりますか」
「読まないですね。学生時代はよく読みましたが、最近はさっぱりです」
「では、映画なんかいかがですか」
「とてもとても、忙しくてそんな暇ありませんよ」
「・・・・・・・・・」
 この教師は、人間としての魅力の源泉である自分の感性を豊かにする機会を、いつ持つのでしょうか。

 東京へ落語を聴きに通い、話術を磨きつつ多くのことを学んだという話を聞いたことがあります。音楽、美術、落語、演劇、映画、読書など、たくさん見たり聴いたりしたことが人間としての魅力の源泉になっていたようです。芸術と文化を愛し、平和と子どもの幸せを求めて創造的に教育実践した先輩の姿が思い出されます。


2011/ 1/14







2010年度 新たな公益事業を開催して

 公益財団法人移行へのとりくみに追われた一年でした。移行認定を申請し、10月に認定され12月から公益財団法人横須賀三浦教育会館として出発をすることができ、2010年は記念すべき年となりました。公益事業については、市民の期待に応えるべく「親と子の名曲コンサート」「子どもリコーダー教室」「気質から個性へ 子どもたちの絵の世界」など、新たに開催しました。
 第1回「親と子の名曲コンサート」は、横須賀出身、加羽沢美濃さんのピアノ演奏です。演奏は聴くものを魅了し、親子で感動を共有したとの声が寄せられました。当日は、協力をいただいた音楽事務所社長の高嶋氏(ヴァイオリニスト高嶋ちさ子さんの父、ビートルズ初代担当ディレクター)が来館しコンサート企画のアドバイスをしていただきました。また、温かくさわやかなに話す加羽沢さんと会う機会にも恵まれ、多くのことを学ぶ機会を得ました。
 「子どもリコーダー教室」は、子どもにリコーダーの楽しさ、豊かな表現力を味わってほしいと考え、指導には、現職の教師と退職した経験豊富な教師にお願いしました。その結果、一人ひとりが確実に上達しリコーダーの楽しさを味わうことができました。このことは、講師の子どもに対する愛情と力量ある指導の成果といえます。
 教育会館美術展「気質から個性へ 子供たちの絵の世界」を開催しました。作品はアトリエQの協力によるものです。子どもたちの興味関心が作品にのびのびと描かれていました。指導した先生は、「子供が絵を描くことは、心にある感情と知的好奇心を育てるのに最適」と言っています。
 新たな公益事業は、成果と課題が明らかとなり今後に生かすことができます。


2010/12/24







 公益財団法人認定は 新たなる出発

 当会館の前身である横須賀教育会館が建設されたのは1963年8月です。建設と同時に公益法人として維持運営する方針を立てました。そして、神奈川県教育委員会の許可を得て財団法人横須賀教育会館となったのが1964年4月です。
 公益法人新制度に対しては、2010年10月29日の第27回神奈川県公益認定等委員会において、当会館が公益財団法人としての認定基準に適合すると認められ神奈川県知事に答申、11月24日に認定書が交付され、12月1日から公益財団法人横須賀三浦教育会館として生まれ変わりました。

 新制度における公益法人は、より豊かな公益事業の活動が求められます。市民の声を聞き期待に応えたいと思います。当会館の公益事業は次の通りです。
1 青少年の健全育成活動、豊かな情操を育む機会の提供 (公益事業1)
 青少年の健全な発達を図るため、体験活動を豊かにし、創造力や自然を愛する心を育て豊かな情操を養う事業(親と子の自然かんさつ会・くふうする工作教室・科学工作教室・親と子の名曲コンサート・朗読音楽ライブ・リコーダー教室・親と子の教育相談室)
2 地域の教育、文化及びスポーツ振興のための企画と運営 (公益事業2)
 市民が生の音楽を身近で楽しめるコンサートや美術展、教育会館セミナーなどを主催することによって、地域住民の教養と文化の向上に資する事業(教養セミナー・教育会館ふれあいコンサート・美術展、写真展・防災訓練・童謡・愛唱歌を楽しむ会・ヨガ教室)
3 地域の教育文化振興のための施設貸与と支援 (公益事業3)
 地域における自主的な教育文化活動やスポーツ活動を支援するため、市民が気軽に利用できるようホールや会議室の貸し出しを行なう事業(当会館施設の貸与)

 今後も、さらに公益事業の充実を図り親しまれる地域の教育会館にしていきたいと思います。公益財団法人認定は、横須賀三浦教育会館の新たなる出発です。


2010/12/10


公益財団法人 横須賀三浦教育会館

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