ギャラリー
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原田 節 Takashi Harada(オンド・マルトノ)
世界中のオーケストラとの共演やフェスティヴァルを飛び回る 原田節は、慶應大学卒業後渡仏、パリ国立高等音楽院オンド・マ ルトノ科を首席卒業、故ジャンヌ・ロリオ女史の下で研鑚を積ん だ。現代音楽界での先進的な創作とともに、映画やテレビ、アニ メやプレステ2に至るボーダーレスで一つの定義には収まりきら ない活動は、第一人者の演奏家という評価のみならず、独自の哲 学に裏打ちされた多様多彩な作品群の豊かさにより、作曲家とし ての地位もすでに確固たるものにしている。出光音楽賞、横浜文 化奨励賞、ミュージック・ペンクラブ賞など受賞も多数。またメ シアン「トゥランガリラ交響曲」はオンド・マルトノが主役とし て出てくる代表的な曲であり、この楽器を用いる曲としては最も 演奏頻度の高い曲である。メシアンの生誕100年の2008年は、 ベルリン・ドイツ交響楽団、ソウル・フィルハーモニックオーケストラ、NHK交響楽 団、九州交響楽団、PMFオーケストラと共演、秋にはリヨン、ボストン等で公演を予 定している。これまでにこの曲の演奏回数は、20カ国、200回以上に及んでいる。
櫻澤 弘子 Hiroko Sakurazawa(ピアノ)
国立音楽大学卒業。これまでに原雪子、山本万里子、故H・ ピュイグ=ロジェ、三輪房子、高橋アキの各氏に師事。97年 にリサイタルを開催。その後はソリスト、伴奏者として主にア メリカと日本で活動する。2000年、アメリカ・ニューヨーク 州にてリチャード・タイテルバウム作曲"ピアノとチェンバー ・オーケストラのためのコンチェルティーノ"を、L.ガルシア =レナート指揮、ウッドストック・チェンバー・オーケストラ と初演。2002年にはオンド・マルトノ奏者/作曲家の原田節 氏とサンフランシスコで開催された Other Minds Festivalで 共演し、好評を得る。2005年のバード・ミュージック・フェ スティバルでは、ジョン・ケージの師であり、アメリカ実験音 楽のパイオニアのひとりである作曲家ヘンリー・カウエルの未 発表のピアノ曲を初演した。2008年、ニューヨークのマース・ カニングハム・ダンス・カンパニー・ニューミュージック・シーズ、"エクスぺリメン ツ・イン・ザ・スタジオ"で、タイテルバウム作曲コンピューターとピアノのための作 品を初演。またサンフランシスコ・エレクトロニック・ミュージック・フェスティバル (SFEMF)に出演する。現在アメリカ・ニューヨーク州在住。
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原田節 オンド・マルトノの世界
「オンド・マルトノの調べ」・感想(抜粋)
☆今日はオンド・マルトノのコンサート、ありがとうございました。楽器の名前も演奏を聴くのも初めてでした。フルートのような柔らかな音色にしばし癒されました。ピアノとの二重奏はとても素敵で、特に初めに演奏されたバッハのソナタが好きでした。
いろいろな音色とリズム、強弱、ビブラートなど表現豊かな楽器なんだなとい
う印象を持ちました。
いつもいい機会をありがとうございます。
☆初めてオンドマルトノという楽器に出会いました。
オルガンのような楽器だなと思いましたが、弦がついていて不思議な演奏から様々な音色が紡ぎ出されて何とも不思議な楽しい世界に誘われました。
笛の音色に近いなと思ったり、口笛を吹いているようだと思ったり、とにかくすばらしい演奏会でした。
公益財団法人 横須賀三浦教育会館